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【記事丸わかり】
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車の骨格部の「修復歴」に関する基準 | |
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サイドメンバーとは
サイドメンバーとは、乗用車やトラックの骨格をなす部材で、車体の左右に配置され、前後に長く伸びています。
モノコックボディを採用する乗用車の場合には、フロアパネルに溶接されています。トラックなどの場合はコの字型あるいはボックス断面のレールを左右に配置し、左右のレールを橋渡しする形でクロスメンバーによって強度やねじれ剛性を保っています。
サイドメンバーのフロント部分をフロントサイドメンバーと呼び、フロア部をフロアサイドメンバー、リア部をリアサイドメンバー、とそれぞれ呼びます。
乗用車であれトラックであれ車の骨格部分を形成する重要なパーツです。
修理・交換すると「修復歴あり」になる?
サイドメンバーは車の骨格を形成する部材になるので、事故などでここを損傷し、修理・交換を行った場合は、いわゆる「修復歴あり」という扱いになります。
つまり、流通市場では「事故車」として扱われます。
フロントサイドメンバー・フロアサイドメンバー・リアサイドメンバーのいずれであっても、下記のような基準で事故車判定(修復歴判定)が行われます。
「修復歴あり」と判定されるケース |
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「修復歴あり」と判定されないケース |
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「修復歴」に統一基準はある?
中古車の流通市場では、現在、「修復歴」に関する確定的な統一基準は作られていません。
あくまでも暫定的な基準があるだけなので、前の項目の判定基準は「平均的なものさし」であって、取扱業者によって判断が異なる余地が残されています。
もともと修復歴に関しては日本自動車査定協会 (JAAI)において定義されているのですが、実際には各現場での判定基準が全国のオートオークションごとに異なっていたため、日本オートオークション協議会において、平成14年に「統一検査基準検討専門部会」及び「同分科会」を設置し、その後現在に至るまで、修復歴判定基準の統一に向けて検討を行っている段階です。
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