目次
【記事丸わかり】
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ウラカンSTOの購入条件とランボルギーニの日本市場動向
ランボルギーニ・ウラカンSTO:ランボルギーニ
公道を走れるスーパーカーとして注目を集めている「ウラカンSTO」。本記事では、ウラカンSTOの購入条件にスポットをあてつつ、ランボルギーニが描く日本市場での動向について探ります。
ウラカンSTOの特徴
ウラカンSTOの特徴について詳しく解説します。
ウラカンSTOの名前の由来
『ウラカンSTO』は、V10ウラカンの最新モデルとして2020年11月に公開されました。車名のSTOとは「スーパー・トロフェオ・オモロガータ」の頭文字を取ったもので、公道走行が可能なスーパートロフェオを意味しています。
ウラカンSTOの魅力
ウラカンSTOはその名の通り、レーシングモデルの技術やノウハウをフィードバックしたモデルで、搭載する自然吸気のV10エンジンは、
- 最高出力:640PS
- 最大トルク:565Nm
610PSを8000回転で発生する超高速回転型です。軽量化のためにエンジンパネルの75%以上はカーボンファイバーで作られ、車両の乾燥重量はわずか1339kg。
そのため、0-100km/h加速は3.0秒、0-200km/h加速9.0秒、最高速度310km/hを生み出します。まさに、サーキットで培われたテクノロジーが惜しみなく投入されており、その走行性能は究極の域に達しています。
レーシングカーのようなデザイン
ウラカンSTOのエクステリアは、ボンネット内側の空冷効率を向上させるためのエアスクープが、ルーフ後方に設けられています。また、サイドスカートやリアディフューザーが空気の流れをコントロールすることで、ダウンフォースを大幅に向上させています。
受けるダウンフォースは、280km/h走行時に420kg。ウラカンペルフォマンテに比べて53%もアップしています。
このように最高の空力バランスを達成し、コーナリング性能の向上に大きく貢献する優れた一台です。
ウラカンSTOの購入条件
ウラカンSTOの新車価格は、4125万円~です。この価格は確かに高額な金額であり、安定した経済力が購入条件として求められます。
「ランボルギーニのような高級スポーツカーは、一般ユーザーは買えない」といったイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、ランボルギーニは特定の富裕層だけが手に入れられるのではなく、熱狂的なスポーツカー愛好家や成功を収めたビジネスパーソンなど、多様な背景を持つ人がランボルギーニを所有しています。
つまり、金銭面の条件を満たしていれば、誰でも手に入れるチャンスがあると言えるでしょう。
今後のランボルギーニの展望
ランボルギーニは、2023年で創立60周年を迎える重要な時期にあります。今後のランボルギーニの展望についてみていきましょう!
日本はランボルギーニにとって大きな市場のひとつ
2022年、ランボルギーニは過去最高の販売実績を記録し、9233台の車両を販売しています。売上高は前年比22%増の23.8億ユーロ(約3357億円)に達し、営業利益も6.14億ユーロ(約866億円)と25.8%の利益率を達成。
これは、ランボルギーニ史上最高の数字です。また、日本はランボルギーニにとって大きな市場であり、2022年の販売台数では世界で第5位に位置しています。
【ランボルギーニの国別販売台数】
1位:アメリカ「2721台」
2位:中国「1018台」
3位:ドイツ「808台」
4位:イギリス「650台」
5位:日本「546台」
日本の販売台数は前年比22%増となっており、ランボルギーニにとって重要な市場のひとつを示しています。
世界に2カ所目の常設ラウンジを日本に併設
ランボルギーニは、1年間でディーラー数を173から180へと拡大し、53の国々で販売に力を入れています。日本では、2022年10月に東京・六本木に常設ラウンジ「THE LOUNGE TOKYO」がオープン。
ラウンジには、ブランドの特徴でもある内外装のカスタマイズプログラム「アド・ペルソナム」専用スタジオが設置され、地上階では納車セレモニーができるスペースも。
ニューヨークに次ぐ世界で2つ目の常設ラウンジが新設されたことで、ランボルギーニが日本市場を重要視していることは明白です。
スペック
ウラカンSTOのスペックです。
項目 | 詳細 |
---|---|
ボディサイズ | 4547×1945×1220mm (全長×全幅×全高) |
ホイールベース | 2620mm |
乾燥重量 | 1339kg |
前後重量配分 | 41:59 |
最高速度 | 310km/h |
0-100km/h加速 | 3秒 |
0-200km/h加速 | 9秒 |
100-0m制動 | 30m |
200-0m制動 | 110m |
フロントホイール | 8.5J×20インチ |
フロントタイヤサイズ | 245/30R20 |
リアホイール | 11J×20インチ |
リアタイヤサイズ | 305/30R20 |
装着タイヤ | ブリヂストンPotenza Sport |
ブレーキ | CCM-Rカーボンセラミックディスク |
フロントブレーキサイズ | φ390×34mm |
リアブレーキサイズ | φ360×28mm |
フロントキャリパー | 6ピストンアルミ製 |
リアキャリパー | 4ピストンアルミ製 |
価格 | 4,125万円~ |
最高出力 | 640hp (470kW) @ 8000rpm |
最大トルク | 565nm @ 6500rpm |
ウラカンSTOは、公道も普通に走れる究極のレーシングカーと評されています。
まとめ
『ウラカンSTOの購入条件とランボルギーニの日本市場動向』のテーマで解説しました。
以下、記事のまとめです。
- ウラカンSTOの特徴:自然吸気のV10エンジンを搭載し、最高出力640PS、最大トルク565Nmを誇ります。軽量化を実現するためにエンジンパネルの75%以上がカーボンファイバーで作られており、究極の性能を提供します。
- デザインと空力性能:エアスクープやサイドスカート、リアディフューザーを備え、高い空力性能を実現しています。これらは280km/h走行時に420kgのダウンフォースを生み出し、コーナリング性能の向上に貢献しています。
- 購入条件:新車価格は約4125万円からとなっており、安定した経済力が求められます。しかし、ランボルギーニは特定の富裕層だけでなく、スポーツカー愛好家や成功を収めたビジネスパーソンなど多様な背景を持つ人々にも手が届くブランドです。
- 日本市場での展望:日本はランボルギーニにとって重要な市場であり、2022年の販売台数は世界で第5位を記録しました。売上高と営業利益も大幅に増加しています。
- 東京に新設された常設ラウンジ:2022年10月に六本木にオープンした「THE LOUNGE TOKYO」では、ブランドのカスタマイズプログラム「アド・ペルソナム」を体験できます。この施設によってランボルギーニは日本市場でのプレゼンスを一層強化しています。
ご覧いただきありがとうございます。