はい、どうも!今回はですね、車やバイク好きなら誰もが一度は経験したことがある、あの「モヤモヤ」について切り込んでいきたいと思いますね。
みなさん、カーセンサーとかグーバイク、グーネットみたいな中古車検索サイト、よく見ますよね。「おっ、この車かっこいいな!」「このバイク、ずっと探してたヤツだ!」と思ってクリックしたら……肝心の価格のところに「ASK」とか「応談」って書いてある。あの瞬間の「ガッカリ感」というか、ちょっと身構えちゃう感じ、ありますよね。
「いやいや、いくらなんだよ!」ってツッコミたくなりますし、何より一番怖いのが、「これ、電話して問い合わせたら、ぼったくられるんじゃないか?」っていう不安だと思うんです。相手はプロの車屋さんですからね、こっちの無知につけこんで高い値段をふっかけてきたり、乗ってきた車とか着ている服、お財布事情なんかを見て、足元を見て値段を釣り上げてくるんじゃないか……。そんな風に勘ぐってしまうのは、まあ、当然の心理ですよね。
でもですね、実はこの「ASK」や「応談」、必ずしも「お客さんを騙そう」という悪意だけでつけられているわけではないんですよ。そこには、車屋さんならではの「どうしても値段を書けない切実な裏事情」が隠されているんですね。
そこで今日の動画ではですね、この「ASK」表記の歴史から、現代の車屋さんが値段を隠す本当の理由、そして「じゃあ実際どうやって交渉すれば騙されずに済むのか」という実践的なテクニックまで、徹底的に解説していきます!この動画を最後まで見れば、もう「ASK」の車を見てもビクビクせずに、自信を持って憧れの一台にアプローチできるようになりますからね。それでは、早速いってみましょう!
さて、まずは基本のおさらいからですね。そもそも「ASK」とか「応談」って正確にはどういう意味なんでしょうか。
「横断歩道」の「横断」と勘違いしちゃう人もたまにいるそうなんですけど、正しくは「応談(おうだん)」、つまりですね、「応相談」の略なんですね。商談して値段を決めましょう、という意味です。一方の「ASK」はですね、英語の「アスク(尋ねる)」から来ていて、「実際の値段は直接お店に問い合わせて聞いてね」というメッセージになります。基本的にはどちらも「値段は直接やり取りして決めましょう」という、同じスタンスを指していることばですね。
では、この価格を隠す文化、いつからあると思いますか?諸説あるんですけど、たとえば、今から35年くらい前になりますか、日本がイケイケだった「バブル経済期」にまでさかのぼると言われているんですね。
当時、フェラーリやランボルギーニといった欧州のスーパーカーなんかはですね、中古車情報が掲載されている雑誌なんかには、軒並み「ASK」と書かれていたそうです。これは、まるで株式相場のように販売価格が安定せず、短期間で価格が上下する、まさに「時価」のような状態だったため、「ASK」という表記が多用されるようになったんですね。お寿司屋さんの「時価」みたいなものでしょうか、いや、違うかな・・・
「なるほど、昔はそうだったかもしれないけど、今はスマホで一瞬にして相場がわかる時代でしょ?なんでいまだにASKを使ってるの?」って思いますよね。わたしも、そう思って、ちょっと調べてみたんですけど、現代においてはですね、もっと高度で切実な「5つの理由」があるようなんですね。ここが今回の一番のポイントになりますね。
理由の1つ目。それはズバリ、「お客さんを選別するため」なんですよ。
特に全国に数台しかないような希少なスポーツカーや旧車を扱っている専門店にとって、車やバイクは単なる商品じゃなくて「我が子」みたいなものなんですね。値段をポンと出してしまうと、お金さえあれば誰でも買えちゃうじゃないですか。でもお店側としては、「安く購入して転売したいと考える業者」には売りたくないし、「本当に車を大切に乗ってくれそうな人」にだけ売りたいという思いがあるんですよ。だから「ASK」とか「応談」にして、「わざわざ問い合わせてくるくらい熱意のある、本当の車好き、バイク好き」だけをふるいにかけているわけなんですね。ちなみに中古車業界ではですね、ASKには「同業者への卸売り(業販)はしませんよ」という暗黙のメッセージも込められているそうなんです。
理由の2つ目。「整備やカスタムの内容で、値段が全く変わってしまうから」ですね。
古い車やバイクになると、車両を現状のままで販売するか、それとも整備してから販売するかを購入希望者と相談してからじゃないと価格が決まらないケースがあります。整備も、どこまで手を入れるかでコストが全く変わってきますからね。だから、お客さんの意向を伺いつつ、価格を決めていこうということなんですね。
理由の3つ目。ズバリ、「ライバル店への情報防衛」ですね。
中古車業界って、ものすごく競争が激しい業界です。もし自社が300万円の価格を出したら、同じようなコンディションの車を売るライバル店が、298万円といった微妙に安い値段をつけてお客さんを横取りしにくることがあるんですね。また、特定の車種に精通した専門店なんかは、自分たちの値付けが相場の基準にされるのを防ぐ意味合いもあるそうなんです。
理由の4つ目。「相場の異常な乱高下」です。
これはバブル期と同じ理由なんですけど、現代でも起きているんですね。代表的なのが、日産スカイラインGT-RのBNR34型です。ほんの5、6年前まで平均価格が約900万円だったものが、直近では2000万円台半ば、高いものだと6000万円を超える異常な相場になっていたりします(いや、もっと上?)。このように、まるでAI関連、半導体関連の株式相場のように販売価格が安定しなくて、「時価」として扱わざるを得ないという事情があるんですね。
最後の5つ目。「前のオーナーさんへの配慮」ですね。
旧車の場合、お店がお客さんから直接車を買い取った価格と、店頭での販売価格が大きく離れていることがあるんですね。お店によっては、買い取り価格に対して200万円以上乗せしていることもあるそうです。これを前のオーナーさんが知ったら、ショックを受けたり、不信感を持ったりするかもしれませんよね。なかには、売却時にオーナーさん自身が、「値段見たくないからASKにして」とリクエストするケースもあるそうなんですね。
さあ、ここまで、いかがでしょうか?車屋さんの事情はよくわかっていただけましたか?でも皆さん、たぶん、まだ疑ってますよね?「事情はわかったけど、やっぱり問い合わせた時に、こっちの財布の中身を見て値段をつり上げてる業者もいるんじゃないの?」って。
これについてはですね、動画サイトなんかをいくつかリサーチしたんですが、結論から言うと、まともな販売店であれば「応談と表示してあっても、だいたい幾らで販売するかは決めてある」というのが現実なんです。
では、なぜASKや応談なのか?なぜ数字で表示しないのか?
それはですね、先ほども言ったように「お客さんの審査・選別」のためなんですね。「応談」表示のロータリーエンジン車に問い合わせた方の事例があるんですけど、電話をすると、お店の人は、まず少し話をした後で値段を教えてくれたそうです。その話の内容というのが、「予備のエンジンまで含めると、かなり維持費が割高になってしまう」といった、シビアな現実だったんですね。そして、その対話をしたあとに、当時の価格としては少し安い位の「150万円」という価格を提示してくれたそうです。
つまりですね、この場合、車屋さんがやっているのは「高く売りつけるための値踏み」ではなくて、「この気難しい車をちゃんと維持できる信頼できるお客さんかどうか」、その面接をしているということなんですね。
とはいえ、そうかもしれないけれど、買う側からすれば「お店だけが本当の値段を知っている」という不利な状態であることは間違いありませんよね。だから、皆さんが「ぼったくられるかも」と警戒するのは、自分の身を守るための極めて正常で正しい防衛本能だと思います。
ということでですね、最後に、これらを踏まえて、皆さんが安全にクルマやバイクを購入するための具体的なアドバイスをお伝えしますね。
「ASK」や「応談」が出ていても、ビクビクする必要はありませんよ。まずはネットを使って、その車の今の相場をしっかり調べましょう。その上で、お店に「〇〇という車種をずっと探していて、長く大切に乗りたいと思っています。予算は〇〇万円くらいで検討しているんですが、いかがでしょうか?」と、自分の予算の上限と、車に対する熱意を堂々と伝えてみてください。
相手も車やバイクを愛するプロの人間です。あなたが転売ヤーではなく、信頼できる本物の車好き・バイク好きだと伝われば、きっと妙な駆け引きではなく、フランクな姿勢で「応談」に乗ってくれるはずですよ。


