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旧車や年式の古いバイクを車検に出す際、排ガス規制や騒音規制が適用になるかならないかは、年式によって扱いが異なります。
そのバイクの型式が認定された時点ですでに適用されていた規制があれば、車検ではその規制値をクリアしなければなりません。
しかし、型式認定の時点でまだ適用されてなかった規制であれば、検査対象外になります。
たとえば、排ガス規制に限って言えば、最初に排ガス規制が適用されたのは1998年なので、この年以前に型式認定されたバイクはCOやNOXの値を車検で検査することはありません。
排ガス規制・騒音規制の歴史
バイクの排ガス規制の歴史は下記の通りです。
- 1998年排ガス規制
- 2006年排ガス規制
- 2012年排ガス規制
- 2016年排ガス規制
- 2020年排ガス規制(予定)
次に、バイクの騒音規制の歴史は下記の通りです。
- 1952年騒音規制※無視してOK
- 1971年騒音規制※無視してOK
- 1986年騒音規制
- 2001年騒音規制
- 2014年騒音規制※なんと、規制が緩和された
(※)排ガス規制・騒音規制ともに実際に規制が適用される年月日は上記とズレる場合があります。たとえば継続生産車や輸入車などは上記より1年から2年遅れて適用されます。
さて、あなたのバイクの年式を上記年表に当てはめれば車検時の扱いがわかると思います。
たとえば、1980年に型式認定されたバイクであれば、排ガス規制も騒音規制も対象外なので、車検の際に規制値に適合するかどうかを検査されることはありません。※騒音規制は1971年に引っかかりますが、1952年の規制と同じくこの年までは「近接騒音」という検査項目がなかったので、ほぼ無視していい規制です
規制後のバイクでも純正マフラーならほぼ問題なし
たとえば、あなたのバイクが2004年に型式認定されたバイクであった場合。
この場合は、1998年排ガス規制の適用後のバイクになり、また2001年騒音規制の適用後のバイクでもあります。
車検の際は、2つの規制のそれぞれの規制値にパスしなければなりません。
けれども、もしも純正マフラーを装着したままであれば、原則として、問題なく車検はパスします。
もちろん、性能が劣化している場合はしかるべき整備をしておかなければパスしませんが、整備ができていれば問題なくパスします。
問題が発生するのは、車外マフラーを装着している場合です。
車外マフラーに対する規制は1998年・2001年・2010年
旧車と呼べるような「ものすごく年式が古い」バイクは気にかける必要はありませんが、2000年前後など「やや年式が古い」バイクの場合、純正マフラーのままならいいのですが、車外マフラーに交換している場合は、車検の際に注意が必要です。
というのは、車外マフラーに対しては1998年と2001年と2010年の3度にわたり規制が入っていて、こうしたマフラーで車検を受ける場合には、マフラーにJMCAプレートが付いていないとパスしません。
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