【プチ調査】イボでやってはいけないこと|自分で治す?放置する?

イボ・やってはいけないこと




【プチ調査】イボでやってはいけないこと|自分で治す?放置する?

※トップ画像はイボの写真~サリチル酸で軟化した角質の下に隠れている小さい斑点~(bi Wikipedia)

※この記事は病院の医師ではない一個人がインターネットの情報を収集・精査したものであり、あくまでも執筆者個人の見解によるものです。記事内容は医師による診断・治療行為ではありません。イボによる体の不調がある場合は、皮膚科または形成外科を受診してください。当記事は、イボまたはイボに類似の皮膚の不調が表れた際に、まず最初に注意すべき事柄を基本情報としてご提供するものです。イボまたはイボに類似の皮膚の不調を治す場合には、皮膚科または形成外科で医師の判断を仰ぐことをおすすめします。

イボとは、一般的に直径1mm~6mmくらいの大きさの皮膚の盛り上がりで、ある程度の固さがあります。

1個だけ見つかることもあれば、数個ができあがっていることもあります。

イボができても通常は痛みを感じることはありません。ただし、足の裏などにできた場合は、歩くたびに体重がかかるので痛みを感じることがあります。

イボに似たものとして、タコやウオノメがあります。また、ニキビやデキモノなども固さや形がイボに近い場合もあります。けれども、これらはたとえ見た目が似ていても、原因が異なり、対処の仕方や治療の方法も異なります。

たとえば、過去にウオノメができた人なら、それがイボかウオノメかの区別がつきますが、イボもウオノメも初めての場合は自分で判断することは難しいでしょう。

したがって、皮膚にできた盛り上がりが何であるのかわからない場合は、自分で治そうとしないで、皮膚科または形成外科を受診してください。

なお、イボが重篤な病気、たとえばガンなどになることは普通ありません。ただし、イボの一種である尖圭せんけいコンジローマの場合は、ウイルスの種類によってはガン化するリスクが残されています。

※  ※  ※  ※  ※

このページでは「イボでやってはいけないこと」について、皆さんが皮膚科または形成外科で治療行為を受けるにあたり、その前段階として、まず注意すべき事柄をご紹介しています。

皆さんの参考になれば幸いです。

イボでやってはいけないこと

この章では「イボでやってはいけないこと」についてプチ調査の結果をご紹介するのですが、やや矛盾があります。

なぜなら、皮膚にできた固い盛り上がりが、そもそもイボなのかタコなのかウオノメなのか、一般の人には即座に判断できないからです。

それがイボだとわかれば、皆さんはこのページを読む必要はなく、さっさと皮膚科または形成外科を受診すればいいだけです。

したがって、皮膚にある程度の固さのある盛り上がりを発見したら、以下のような点に注意していただきたいと思います。

(よくわからないのに市販の薬を使わない)

よくわからないのに自分でタコやウオノメだと素人判断して市販の治療薬を使わないでください。たとえばタコ用の市販の薬を塗布すると、それがイボであった場合は悪化して症状がさらに悪くなる可能性大です。

具体的には、タコができた場合に皮膚を溶かす薬を塗って固い部分を取り除く市販薬がありますが、これが効果的なのはタコの場合だけです。

ウオノメの場合にこの市販薬を使っても、固い皮膚は溶けますが、中心の芯(魚の目にみえる部分)は残ったままです。

まして、タコともウオノメとも原因が異なるイボには、こうした市販薬は効きません。

また、スピール膏と呼ばれるシート状の市販薬があり、これをイボに貼り付けると、イボのウイルスを閉じ込めてしまうことになって、イボの症状がさらに悪化することが知られています。

もっとも、イボには人にうつるウイルス性のイボと人にうつらない非ウイルス性のイボがあり、非ウイルス性のイボであれば市販の薬で治る場合もあります。

けれども、ウイルス性のイボだと症状が悪化してイボの数がさらに増える場合があります。

したがって、それが何であるのかわからないのに市販の薬を使用するのは、「イボでやってはいけないこと」です。

(イボとタコとウオノメの違いを知る)

靴ずれを起こしたり、立ち仕事が多くて皮膚の一部が厚く固くなったものが、タコまたはウオノメです。

その際、固い皮膚を削ればそれで元通りになるのがタコです。

削った際に中心に芯(魚の目のように見える)が残って痛みが伴うのがウオノメです。

いっぽうで、イボの場合は表面がザラザラしていて、固い皮膚を削ると毛細血管が固まった結果としてできる黒い点状の塊が見えます。

このようにイボとタコとウオノメの区別がつく場合は、それぞれに応じた対処をすればいいのですが、自分で判断がつかない場合は、すみやかに皮膚科または形成外科を受診してください。

タコとウオノメは人にうつりませんが、イボにはウイルス性のものがあって、ウイルス性のイボは人にうつります。

皮膚にできたものが何であるかわからないのに、市販の薬を使ったり放置したりするのはNGです。

したがって、ここでも繰り返しになりますが、それが何であるのかわからないのに市販の薬を使用したり放置したりするのは、「イボでやってはいけないこと」です。

(自然消滅を期待しない)

イボは放置しておくとまれに自然消滅することがあります。これはイボの原因の一つであるヒトパピローマウイルスに対する抗体が体内にでき、免疫反応が働いた結果です。

けれども、こうした抗体ができる期間は、通常は数年かかります。自然消滅するケースはさまざまな好条件が重なったケースであり、めったにないことなので、自然消滅を期待して放置するのは、イボがさらに成長して数を増やすことを助けることになります。

したがって、イボができたのに自然消滅を期待して放置するのは、「イボでやってはいけないこと」です。

(治療を途中で打ち切りにしない)

イボで皮膚科または形成外科を受診して適切な治療を受けている場合であっても、治療を途中でやめてしまうとイボが再発することがしばしばあります。

というか、治療中であればほぼ確実に再発します。いったん見た目には収まったように見えても、ウイルスが完全に消えるには数年単位の時間がかかるからです。

たとえば、液体窒素による凍結療法を行うと、イボは確実に小さくなり、もうこれで大丈夫だろうと思いがちですが、数回受けるべき治療を途中でやめてしまうと、またしばらくして元の大きさに戻ることはごく普通に起こることです。

したがって、皮膚科や形成外科でイボの治療中なのに、経過がいいと安心して勝手に治療をやめてしまうこと、これは「イボでやってはいけないこと」です。

なお、完治したとして治療が終了した後も、イボの原因となるウイルスはまだ完全に消滅しないと言われています。治療終了後も3ヶ月前後は再発しないか注意が必要です。

(家族とタオルなどの共有を避ける)

皮膚にできた固い盛り上がりがイボであるという前提で話しますが、もしも自分にイボができた場合は、フェイスタオルやバスタオルなどを家族と共有しないでください。

そのイボがウイルス性のイボである場合は、家族にうつります。

皮膚科または形成外科で現在治療中の場合も、タオル等を家族と共有しないでください。

したがって、イボができた人がタオル等を家族と共有することは「イボでやってはいけないこと」です。

(触らない。まして自分で切り取ったりしない)

これも皮膚にできた固い盛り上がりがイボであるという前提で話しますが、イボができると気になってつい触ってしまいがちです。

また、タコのように自分で切り取ってしまう人もいるようです。

けれども、ウイルス性のイボを切り取ると、イボの周辺にウイルスが拡散し、体の別の部分に別のイボが増殖する恐れがあります。

また、そのとき触れた器具などを家族が触れば、家族にもイボがうつってしまいます。

したがって、イボに触ったり、自分で切り取ったりする行為は「イボでやってはいけないこと」です。

(ニキビやデキモノと思っていたものがイボのこともある)

髪の毛の付け根の部分、つまり頭皮の部分に固い皮膚の盛り上がりができることがあります。

また、背中に固い皮膚の盛り上がりができることもあります。

これらは単なるニキビとか単なるデキモノであるケースが多いのですが、まれにウイルス性のイボであることがあります。

過去にニキビやデキモノができて自分で判断がつく場合はいいのですが、よくわからない場合は、勝手に自己判断しないで皮膚科または形成外科を受診すべきです。

したがって、頭皮や背中にできた皮膚の盛り上がりをニキビやデキモノだと決めつけることは「イボでやってはいけないこと」です。

(免疫抑制剤を服用している人はイボに感染しやすい)

これは皮膚科や形成外科では常識のようですが、免疫抑制剤を服用している人にはイボができやすいことが知られています。

したがって、免疫抑制剤を使用している人が、皮膚に固い盛り上がりができた際に、これをタコかウオノメかニキビかデキモノだろうと考えて放置することは「イボでやってはいけないこと」です。

(手荒れが激しい人はイボに感染しやすい)

これも皮膚科や形成外科界隈では常識のようですが、日頃から手荒れが激しい人はイボができやすいと言われています。

したがって、手荒れが激しい人が皮膚にできた固い盛り上がりを軽く見て放置することは「イボでやってはいけないこと」です。

イボの種類

一口にイボといっても、実はいくつか種類があります。

大別すると、人にうつるウイルス性のイボと人にうつらない非ウイルス性のイボです。

また、ウイルス性にも種類がありますし、非ウイルス性にも種類があります。

人にうつるウイルス性のイボ

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

ヒトパピローマウイルスというウイルスが侵入し、角化細胞に感染することが原因でできるイボです。

手の指や足の裏などにできやすいイボです。

感染している人が使ったタオルなどを共有することが感染ルートになりやすいといわれています。プールや温泉などの脱衣所でも感染する可能性があります。

はじめは小さなイボですが、1cm程度になることもあり、足の裏にできるとウオノメと間違うケースがあります。

子どもに多いイボですが、大人にも見られます。

 

青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)

若い女性に多いイボとして知られています。

一見シミに似た淡い褐色をしていて、イボにしては表面がなめらかで、皮膚の出っ張りが額、頬、手などにできやすいです。

他人にもうつりますが、自分の皮膚同士で特に感染しやすい特徴があります。

 

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)

子供の水イボのことです。

伝染性軟属腫ウイルスに感染することで発症します。

感染した人の皮膚に直接触れることで感染するほか、保育園や幼稚園のプールで浮き輪やタオルなどを介してうつることもあります。

水イボは特に痛みや痒みは感じないことが多く、感染しても半年から数年で自然治癒することが多いです。

そのため、病院でも様子見ということになるケースが多いようです。

 

尖圭(せんけい)コンジローマ

ヒトパピローマウイルスの感染によって性器や肛門の周囲にできるイボのこと。

性感染症のひとつです。

一般的な性行為では性器や肛門の周辺にできますが、オーラルセックスでは口の周りにできることがあります。

ところで、ヒトパピローマウイルスには100を超える種類があります。そのため、感染したウイルスの種類によって症状が異なることが知られています。

また、ヒトパピローマウイルスの種類によっては、がんのリスクが高まるタイプもあるようです。

 

人にうつらない非ウイルス性のイボ

首イボ

首すじやデコルテにできるイボです。

首イボには名前がいくつもあります。

  • アクロコルドン
  • スキンダック
  • 軟性線維腫

などがありますが、すべて同じイボのことです。

首イボは加齢によってできやすい傾向がありますが、紫外線、摩擦、遺伝などによってもできやすいと言われていて、なかには20代で発症するケースもあります。

首イボは比較的やわらかくて肌色に近い色合いのイボで、直径数ミリのイボが複数できたりすることもあれば、直径1~2cmの大きなイボがポツンと一つできることもあります。

首イボは紫外線のダメージによってもできやすいので、日頃から肌を隠す衣服を身につけたり、肌を刺激する装飾品をできるだけ身につけない配慮も必要です。

首イボは非ウイルス性なので人にはうつりません。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

加齢によってできるイボで、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)、または、老人性イボと呼ばれます。

老人性イボは、顔、胸、背中、腰、手の甲などにできやすいイボです。

老人性イボは表面がザラザラしているのですぐにわかります。大きさは、ホクロのように小さなものから2cm大の大きさのものまでさまざまです。

老人性イボは、良性であり、重篤な症状に発展する心配はないので、特に治療の必要はありません。

見た目を気にする場合は、治療で除去することもできます。

治療法

イボは種類によって治療法が異なります。

どの治療法が最適かは、基本的に医師の判断を仰ぐことになりますが、治療後の跡がつきやすい治療法とつきにくい治療法がありますので、この点に関しては患者さんも医師と十分コミュニケーションをとる必要があると思います。遠慮する場面ではないです。

(液体窒素による凍結療法)

皮膚科で行うもっとも一般的な治療法が凍結療法です。

-196℃の液体窒素を用いて、ウイルスに感染した細胞を凍結させて除去します。

凍結療法は1~2週間に1回程度の頻度でおこないます。1度や2度で完治はしませんので根気よく続けることが大切です。

(炭酸ガスレーザー)

炭酸ガス(CO2)レーザーは、レーザーで皮膚表面を削ります。ホクロやシミなどの除去にも使われる治療法です。

治療の跡がある程度残ることが多いです。

※形成外科のホームページの中には跡が残らないのが特徴だと書いてあるものもありますが、他の多くのホームページには跡が残ると書いてあります。言われるままに治療を受けるのではなく、治療を受ける前に画像などで確認しておくべきです。

(エルビウムヤグレーザー)

エルビウムヤグレーザーは、レーザーの波長が2,940nm(ナノメートル)であるため、炭酸ガスレーザーと比べ水分の吸収率は約10倍あります。

水に吸収されやすいため発熱が少なく周辺組織への損傷がほとんどなく、施術後の色素沈着などが軽減されるといわれています。

※ただし、これも治療前に過去の事例を画像で確認してください。確認作業はマストです。納得して行うべき治療法です。

(サリチル酸塗布)

サリチル酸を塗り、皮膚の角質を剥がす方法です。

サリチル酸による治療は免疫を高めるので、その後イボにかかりにくくなると言われています。

(ピンセット)

イボをピンセットでつまみとる方法です。

多くは水イボの除去で行われる治療法です。

専用のピンセットを使用して、水イボをつまみ取ります。痛みを和らげるために、局所麻酔薬のシールを処置の1時間前に貼っておくことがあります。

(SADBE療法)

局所免疫療法とも呼ばれますSADBEという化学物質を使い、あえて炎症(かぶれ)を起こして治療する方法です。

炎症により免疫機能が高まり、イボがなくなります。

ある程度のかゆみや赤みが生じますが、痛みはほとんどなくて、子どもでも受けられる治療法として知られています。

(モノクロロ酢酸)

モノクロロ酢酸という強い酸性の薬品を塗ってイボを腐食させ、ウィルスのある組織を脱落させることで、正常組織に入れ替える治療法です。

痛みが少ないと言われています。

(硝酸銀)

硝酸銀希釈液をガーゼに浸み込ませ、水イボ1個づつに貼り付けていきます。

6ヵ月位で大部分が自然治癒すると言われていますが、完全に治癒するには3年程度を要するようです。

(その他の薬物療法)

内服薬や外用薬を併用するのが普通。

ヨクイニンなどの飲み薬や、グルタルアルデヒドなどの軟膏が一般的。

その他、ビタミンD3軟膏、フェノール外用、イミキモド外用、グルタールアルデヒド、シメチジン内服なども、イボの種類により使用されています。

 

イボの治療後に治療痕が残るか残らないか、残るとしたらどのくらいかは、使用する薬やレーザー照射等の治療法によって異なります。

事前に医師に確認するとか、ネットの画像検索で確認しておくなど、後で後悔しないようにしてください。

全く跡が残らない治療法は、恐らくないのではないかと思います。

あくまでも程度問題です。

また、どの治療法であっても、治療後は、痛みがあったり、血豆や水ぶくれができることがあります。

これらは自然に治ります。

ただし、ウイルスが広がってしまうので、患部に手を触れる行為はやってはいけないことです。

【Twitter】イボに悩んでいる人の声

【Twitterの引用について】Twitterからの引用はTwitter社の「サービス利用規約」に基づく公式かつ正式な方法(コード埋込)によって行っており、著作権その他法令に抵触するものではありません。

まとめ

「イボでやってはいけないこと」をテーマに私がプチ調査した結果を解説してきました。

私は医師ではありませんので、記事内容は当然のことながら診断・治療行為ではありません。

ですが、これからイボの治療を受ける予定の方、すでに受けているけれどイボのことをもっと知りたい方にとって、当記事が少しでも参考になればうれしいです。

ご覧いただきありがとうございました。

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