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【記事丸わかり】
⇒⇒アンチエイジングにもオススメ!黒大豆茶の作り方! |
【プチ調査】黒豆茶の注意点・副作用・デメリットを徹底解説!
※トップ画像は「粒まるごと黒豆茶」(Amazon)
ノンカフェインの黒豆茶は、健康効果も高く幅広い世代から注目を集めているお茶です。筆者も執筆合間によく飲んでいます。
多めに作ってマイボトルで持ち歩きたいけど、飲むときの注意点や副作用も気になりませんか?そこで今回は、黒豆茶の注意点・副作用・デメリットを徹底解説します。
その他にも
- 黒豆茶の効果
- 黒豆茶の選び方
- 黒豆茶の美味しい飲み方
- 黒豆茶の出がらしレシピ
など、盛りだくさんの内容になっています。
黒豆茶初心者の方、興味はあるけどまだ飲んだことがない方に向けて分かりやすく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
黒豆茶とは
黒豆茶とは黒大豆を原料にしたお茶のこと。黒豆にはカフェインが含まれておらず、ノンカフェイン飲料として妊婦さんや女性に人気があります。
黒豆の豊かな香りと豆独特の旨味が味わえるお茶で、美容や健康意識の高い人など幅広い世代から注目されています。
黒豆茶に含まれる栄養素
黒豆茶には、大豆由来の栄養素が多く含まれています。
【大豆由来の栄養素・特徴】
大豆由来の栄養素 | 特徴 |
大豆イソフラボン | 女性ホルモン(エストロゲン)と分子構造が似ている |
大豆たんぱく質 | 大豆由来の食物繊維を含む |
大豆オリゴ糖 | 腸の中で善玉菌であるビフィズス菌のえさになり、腸内環境を整える |
大豆ペプチド | 体脂肪の燃焼を促進させる |
大豆サポニン | 抗酸化作用 |
アントシアニン | 黒豆の皮にあるポリフェノールの一種で抗酸化作用がある |
黒豆茶には大豆由来の栄養素だけではなく、鉄分、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンEなど健康効果が期待できる成分が豊富です。ここで黒豆茶の効果について解説したいところですが、この記事を見に来てくれた方は、黒豆茶の注意点やデメリット・副作用が気になっているはずです。
黒豆茶の効果や楽しみ方は、あとのお楽しみとして、まずは注意点から押さえておきましょう!
黒豆茶の注意点:副作用・デメリット
ノンカフェインで子供からお年寄りまでいただける黒豆茶ですが、注意点としていくつかの副作用があります。
お腹が緩くなる・便秘が悪化する
黒豆茶の栄養素の中には大豆たんぱく質が含まれ、食物繊維が豊富です。この食物繊維は不溶性食物繊維で、水分を吸収して便の容積を増やし排便をスムーズにします。
しかし、黒豆茶を飲みすぎると、お腹が緩くなり下痢を引き起こす場合があります。
反対に、頑固な便秘の人も要注意!不溶性食物繊維は摂りすぎると、水分が抜けて便が硬くなり、排せつしづらい、お腹が張るといった便秘症状が悪化する恐れも。体に良いからという理由で、がぶがぶ飲んでしまうのはデメリットにつながります。
ホルモンの乱れ・体調不良の原因に
もう一つの注意点として、ホルモンの乱れによる体調不良が心配されます。これは、大豆イソフラボンの過剰摂取が原因です。
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と同じような働きがあり、ホルモンバランスを整えてくれる魅力的な成分です。しかし、摂りすぎてしまうとホルモンのバランスが崩れて生理不順、月経痛などPMS症状(月経前症候群)が悪化してしまう可能性も。
さらに、乳がん、子宮がん、子宮内膜症のリスクが高まる可能性も指摘されています。
このように黒豆茶は摂りすぎてしまうと、副作用やデメリットにつながります。
黒豆茶は1日2~3杯を目安に
お腹が緩くなる、体調不良が起きるといった副作用は、黒豆茶を飲みすぎてしまうことが原因です。したがって、適量を飲めば問題ありません。
大豆イソフラボンの一日の摂取量の上限は70~75mgとされています。(※農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」)市販の黒豆茶500mgに含まれるイソフラボンは平均で約29mgと言われているので、他の食品とのバランスを考えると1日2~3杯を目安に飲みましょう!
一日に飲む量をあらかじめ作っておき、ポットやボトルに移しておけば、過剰摂取の心配がなく黒豆茶生活を楽しめますよ。
黒豆茶の注意点
小さなお子様から飲めるノンカフェインの黒豆茶ですが、大豆アレルギーの人は注意が必要です。大豆アレルギーの方は、煮出した豆を食べなければアレルギーの心配はない、と言われていますが、万が一の場合を考えると避けた方が無難です。
また、飲んだ後に異変を感じたら、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。
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ここまでは黒豆茶の気になる副作用やデメリット、注意点をまとめました。黒豆茶は飲みすぎが原因で副作用やデメリットが生じる場合があります。しかし、1日2~3杯の適量ならデメリットになることはなく、むしろ健康効果が期待できる飲料です。
次の章では、黒豆茶の効果について徹底解説します。
黒豆茶の効果とは?
黒豆茶は健康面だけではなく、美容やホルモンの働きを助けてくれる万能な飲み物だということを知っていますか?この章では黒豆茶の効果を詳しく解説!
なんとなく体に良さそうだからと「黒豆茶」を取り入れている方、これから黒豆茶を取り入れたいと思っている方は必見です。
健康効果
黒豆茶には様々な健康効果が期待できます。
- 便秘解消…豊富な食物繊維が便秘の解消を促します
- 高血圧改善…黒豆の煮汁を高血圧の患者に飲ませたところ、100人以上の血圧が低下したという報告も
- 腎機能改善…ポリフェノールが腎細胞の障害を抑制。アルコール代謝改善にも◎
- むくみ解消…カリウムの働きが老廃物を排出し、むくみ改善に
- メタボ改善…大豆たんぱく質がコレステロールを下げ、肥満予防に。また、ポリフェノールがエネルギー代謝の活性化につながる
- 貧血予防…黒豆茶の鉄分、ビタミンB群、葉酸が赤血球の生成や悪性貧血を防ぐ
- 冷え性予防…アントシアニンが血液の流れを正常にして、血行を良くするため手足の末端まで血液が行き届く
黒豆茶はむくみを解消する作用もあり、朝起きると顔がむくみやすい人や夕方になると足が重たくなる人にもぴったりです。コーヒーや緑茶は体を冷やす飲み物と言われているので、体が冷えやすい人は、黒豆茶を飲んで血の巡りをよくすると冷え性予防になりますよ。
仕事のストレスでついつい暴飲暴食になりがちな男性も、黒豆茶を取り入れて生活習慣を見直してみてもいいかもしれません。
美容効果
お肌やアンチエイジングにも効果のある黒豆茶、積極的に取り入れたいですよね。黒豆茶には不溶性食物繊維が含まれており、デトックス効果でお肌の再生を促します。
また、アントシアニンとビタミンEが、Wで抗酸化作用を発揮しシミ、しわといったお肌の老化を防いでくれます。さらに、レシチンが血行を促進し、白髪や抜け毛の予防効果が期待できるのも嬉しいですね!
女性ホルモンの改善
大豆イソフラボンには、女性ホルモンと同じような働きがあるため、生理不順や更年期障害の緩和にも効果を発揮します。血液の巡りを促して、妊娠しやすい身体づくりにつながるとされており、妊活中の方にもぴったりです。
血流改善で母乳の出がよくなり、乳腺炎の予防にも効果的。妊婦さんや授乳中の方、妊活中など女性にこそ飲んでほしい飲み物です。
黒豆茶の選び方
黒豆茶は、
- 黒大豆を乾燥、焙煎させた「炒り豆タイプ」
- お湯を注ぐだけで飲める「ティーバッグタイプ」
の2種類があります。「ティーバッグタイプ」ならいつでも手軽に飲めますが、黒豆の香りを楽しむなら「炒り豆タイプ」がおすすめ。
ここでは炒り豆タイプの黒豆茶の選び方について解説します。
産地・品質で選ぶ
黒豆茶は出がらしのお豆をいただくことを考えると、安心安全な国産がおすすめです。注意点としては、黒豆茶の品質です。
安いものは、カフェインを含む他のお茶をブレンドしている場合があるので、黒豆100%のものを選びましょう。
国産の黒豆なら丹波黒(たんばぐろ)が有名です。丹波黒は大豆の高級ブランドと言われており、兵庫県丹波地方発祥の黒大豆。粒は大きく丸い形が特徴で、濃厚な旨味と香りを楽しめる逸品です。
ムダなく栄養を摂取するなら黒千石(くろせんごく)がおすすめ。極小粒の黒大豆ですが、他品種と比べてアントシアニンやポリフェノールを多く含み、効果の高さが注目されています。球形で甘みが強く、クセがなくて飲みやすいですよ。
遺伝子組み換えでないか
遺伝子組み替え食品を摂取することで、アレルギーや不妊など健康被害の可能性も指摘されています。安全な黒豆茶を摂取するなら、原材料の欄に「遺伝子組み換えでない」と明記されたものを選びましょう。
妊婦さんなら有機JASマーク表示のものを
残留農薬の食品は遺伝子異常や流産、アレルギーのリスクが高まります。妊婦さんや授乳中の方は、無農薬有機農法にこだわった黒豆茶がおすすめ。
有機JASマークは、化学肥料や農薬を使わないものに付けられるマークなので安心です。
黒豆茶を美味しく飲む方法
黒豆茶の選び方に続いて、この章では黒豆茶を美味しく飲む方法をご紹介します。
湯呑に5粒ほど黒豆を入れて熱湯を注げば、お手軽に黒豆茶を楽しめます。けれども、黒豆茶をもっと美味しく飲むなら「煮出す」のがポイント。
【黒豆茶の煮出し方】
- やかんに水1Lと黒豆茶50gを入れて沸騰させる
- そのまま弱火にかけて5分煮出す
- 火を止めて5分蒸らしたら出来上がり
煮出した黒豆茶は香りや風味もよく、香ばしい黒豆本来の味を楽しめますよ。(※煮出した黒豆茶は冷蔵庫で保存し、2日くらいで飲み切りましょう。)
黒豆茶の出がらしレシピ
黒豆茶を作った後、残った黒豆は美味しくいただけます!そのまま食べても美味しいですが、ひと工夫するとより旨味を感じられますよ。
黒豆茶の出がらしレシピをご紹介します。
黒豆ご飯
お米を炊く時に残った黒豆と塩、料理酒を加えて炊くだけ。黒豆のつぶつぶ食感が楽しめて、白ご飯が美味しく食べられますよ。
黒豆+きな粉ヨーグルト
出がらしの黒豆とヨーグルトは、腸内環境を整えたい人におすすめ。きな粉との相性もいいので、手軽に味変が楽しめます。
ドレッシングに
出がらしの黒豆をすり鉢で軽く擦り、ゴマ油とお酢を合わせると香り豊かなドレッシングに変身!
デザートでも美味しい
アイスクリームにトッピングしたり、蒸しパンに混ぜたりとデザート風にしても美味しいですよ。
まとめ
以上、黒豆茶の注意点・副作用・デメリットをはじめ、黒豆茶の効果、選び方、美味しい飲み方などをご案内してきました。
黒豆茶は飲みすぎると以下のような副作用やデメリットが生じます。
- お腹が緩くなる
- 便秘が悪化する
- ホルモンが乱れる
- 体調不良
注意点として大豆イソフラボンの過剰摂取に気を付けなければなりません。そのためには、一日2~3杯の適量を摂取すれば、副作用を防げます。
黒豆茶には様々な栄養素が含まれており、しかもノンカフェインなので小さなお子様から高齢の方まで、男女問わず嬉しい効果が期待できるドリンクです。お茶として楽しんだ後は、出がらしの黒豆も美味しくいただけます。
1つで2度美味しい黒豆茶を生活に取り入れて、健康効果を感じてみてくださいね。
ご覧いただきありがとうございます。
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