ファミリーバイク特約には2つの種類があるって本当?

ファミリーバイク特約・種類

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【記事丸わかり】

  1. ファミリーバイク特約には「自損事故型」と「人身傷害型」の2つの種類があります。
  2. どちらの種類も、対人賠償と対物賠償の補償内容は同じです。
  3. 自損事故型は自損事故時のみ運転者や同乗者のケガを補償し、保険料は年間約10,000円です。
  4. 人身傷害型では、どんな事故形態であっても治療費等が全額支払われ、補償内容が手厚いですが、保険料は自損事故型の2倍から3倍程度です。
  5. 保険料的には「自損事故型」が安いですが、補償内容は価格が高い「人身傷害型」の方が充実しています。

⇒⇒原付・スクーターをお得に補償!ファミリーバイク特約について解説【後藤陽子の自動車保険教室】

ファミリーバイク特約には2つの種類があるって本当?

はい、本当です。2つの種類があります。それは「自損事故型」と「人身傷害型」の2種類です。

2つの種類共に、相手に対する賠償(対人賠償・対物賠償)は全く同じです。しかし、運転者や同乗者がケガをしたときの支払い方が異なります。「人身傷害型」の方が補償内容が手厚くなっています。ただし、その分だけ保険料が高いです。※ファミリーバイク特約で補償対象となるバイクは125cc以下のバイクです。51cc以上は二人乗り可能なので、同乗者がケガをすることもあります

「自損事故型」の保険料は、ほとんどの保険会社で年間10,000円前後ですが、「人身傷害型」はその2倍から3倍程度(20,000円~30,000円)になります。

ただ、「人身傷害型」は高いのですが、それでも単体のバイク保険より安いのが一般的です。

2つの種類

ファミリーバイク特約の2つの種類の違いは以下の通りです。

自損事故型人身傷害型
事故の相手のケガ等対人賠償から支払い対人賠償から支払い
事故の相手の物的損害対物賠償から支払い対物賠償から支払い
自分や同乗者のケガ自損事故時のみ補償(※1)自損事故・相手のある事故に関わらず全て補償

(※1)自損事故とは100%こちらに過失が生じる事故のこと。たとえばガードレールに衝突したり、崖から転落したり、といった相手がない自爆事故のケース。また、信号待ちの車に追突した、というような相手はあるけれど相手には全く過失がない事故、こういった形態の事故を「自損事故」と呼びます。

上記のように、2つの種類では「自分や同乗者のケガ」が発生した場合の補償内容が異なります。

「人身傷害型」の場合、自損事故でも、相手があって双方に過失がある事故でも、どんな事故形態であっても、治療費等が全額支払われます。これ以上ない手厚い補償、それが「人身傷害型」には付いてきます。

一方で、「自損事故型」の場合、運転者や同乗者のケガに対して保険金が支払われるのは自損事故の時だけです。自損事故傷害補償から支払われる金額は以下の通りです。※各保険会社共通です。

  1. 死亡保険金:1名につき1,500万円
  2. 後遺障害保険金:1名につき50万円~2,000万円(程度に応じて)
  3. 重度後遺障害保険金(介護費用):1名につき200万円(程度に応じて)
  4. 医療保険金:1名につき入院6,000円/日 通院4,000円/日 ※上限100万円/1名

では、自損事故ではなく、相手があり、なおかつ、双方に過失が生じる事故の場合はどうなるのでしょう?

その場合は、ファミリーバイク特約からは一切支払いはありません。その代わり、相手の過失分だけ相手の対人賠償から支払われることになります。

いずれにしても、ここまでご覧になってきたように、保険料的には「自損事故型」が安いですが、補償内容は値段の高い「人身傷害型」の方が充実しています。

より具体的に、下記のページでは、この2つの種類の保険料を保険会社別にご案内しています。参考になさってください。

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