イーデザイン損保の新車割引を解説します。
イーデザイン損保で自動車保険を契約する際、車が「新車」の場合は割引が適用されます。
それが新車割引です。
ここでいう「新車」とは、保険開始日(始期日)の属する月において車検証の初度登録年月が初度登録の翌月から25ヶ月以内にある車のことです。
2年と1ヶ月です。
新車割引が適用されるのは自家用小型乗用車と自家用普通乗用車です。
軽自動車は対象外です。
イーデザイン損保では新車割引の割引率を公表していません。
イーデザイン損保の新車割引:【早わかり】
イーデザイン損保の新車割引についてまとめてみました。
イーデザイン損保の新車割引【早わかり】 |
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以下の項目では、【早わかり】で解説したことをより噛み砕いてご説明しています。
イーデザイン損保の新車割引:「新車」「新古車」「中古車」なんでもOK
名前は「新車割引」ですが、これは話をわかりやすくするためのネーミングで、実際には新古車であっても中古車であっても、とにかく「車検証の初度登録年月が保険始期日の時点で25ヶ月以内」であれば新車割引が適用されます。
車検証の初度登録年月の表記が問題、ということです。
イーデザイン損保の新車割引:軽自動車は対象外
イーデザイン損保の新車割引はプリウスのような登録車のみが対象で、ムーヴのような軽自動車は対象外です。
一般的な傾向として、通販型の新車割引は軽自動車が対象外のところが多く、たとえばソニー損保、チューリッヒ、そんぽ24、SBI損保などの新車割引はやはり軽自動車が対象外です。
これに対して代理店型の新車割引は軽自動車も対象に含んでいます。
それにしてもイーデザイン損保をはじめとして通販型自動車保険はどうして軽自動車を対象外にするのでしょう?
今ではほとんどの都道府県において軽自動車の数が全体の40%~50%を占めている現実を知らないのでしょうか?
軽自動車を<のけ者>にする論理がまったくわかりません。
下記の一覧を御覧ください。
自動車保有台数の統計数字ですが、登録車・軽自動車を含めた全自動車保有台数に占める軽自動車(貨物車も含む)のパーセンテージと都道府県別ランキングです。
例えば、北海道では全自動車の内で軽自動車は31.9パーセントを占めていて、全国45位です。
ランキングも興味あるところでしょうが、パーセンテージに注目していただきたと思います。
50%超えに赤色、40%超えにオレンジ色をつけました。
※スマホの方は横位置でご覧ください。
全自動車に占める軽自動車の割合(軽貨物も含む) | ランキング | ||||||||||
北海道 | 31.9% | 45 | |||||||||
青森 | 46.4% | 19 | |||||||||
岩手 | 45.7% | 21 | |||||||||
宮城 | 37.9% | 37 | |||||||||
秋田 | 46.8% | 18 | |||||||||
山形 | 45.3% | 24 | |||||||||
福島 | 41.0% | 32 | |||||||||
茨城 | 36.6% | 39 | |||||||||
栃木 | 36.2% | 40 | |||||||||
群馬 | 39.8% | 34 | |||||||||
埼玉 | 33.3% | 41 | |||||||||
千葉 | 32.8% | 42 | |||||||||
東京 | 20.4% | 47 | |||||||||
神奈川 | 25.9% | 46 | |||||||||
山梨 | 45.6% | 22 | |||||||||
新潟 | 45.9% | 20 | |||||||||
富山 | 41.4% | 30 | |||||||||
石川 | 39.6% | 36 | |||||||||
長野 | 47.3% | 17 | |||||||||
福井 | 43.6% | 27 | |||||||||
岐阜 | 40.6% | 33 | |||||||||
静岡 | 41.5% | 29 | |||||||||
愛知 | 32.0% | 44 | |||||||||
三重 | 43.8% | 26 | |||||||||
滋賀 | 45.5% | 23 | |||||||||
京都 | 39.7% | 35 | |||||||||
大阪 | 32.6% | 43 | |||||||||
奈良 | 43.0% | 28 | |||||||||
和歌山 | 53.8% | 4 | |||||||||
兵庫 | 37.2% | 38 | |||||||||
鳥取 | 52.6% | 7 | |||||||||
島根 | 53.0% | 5 | |||||||||
岡山 | 48.0% | 15 | |||||||||
広島 | 44.3% | 25 | |||||||||
山口 | 47.4% | 16 | |||||||||
徳島 | 49.2% | 11 | |||||||||
香川 | 48.7% | 13 | |||||||||
愛媛 | 51.9% | 9 | |||||||||
高知 | 55.0% | 1 | |||||||||
福岡 | 41.1% | 31 | |||||||||
佐賀 | 51.1% | 10 | |||||||||
長崎 | 54.9% | 2 | |||||||||
熊本 | 48.5% | 14 | |||||||||
大分 | 48.9% | 12 | |||||||||
宮崎 | 52.0% | 8 | |||||||||
鹿児島 | 52.7% | 6 | |||||||||
沖縄 | 54.8% | 3 |
(2018年3月末現在)
多少の偏りはあるものの、ほぼ全国的に軽自動車(乗用・貨物)の保有比率が凄まじいものになっているのがお分かりでしょう。
これを「軽自動車は国民車だ」と表現したら誇大表現になるでしょうか?
通販型自動車保険で保険料設定を扱っている部門のみなさんはこの統計数字(ファクト)をご存じないのでしょうか?
いまでは道路を走る車の主役は軽自動車なのです。
軽自動車を<のけ者>にするなんてとんでもない話だと思います。
※と言いつつ、その一方で、軽自動車は税制面でも(都市部以外の)車庫証明でも依然として優遇されている現状があります。多少は<のけ者>にされている部分があったほうがいいのかもしれません。何でもかんでも登録車並を主張すると、「では軽自動車税も登録車並に引き上げましょう」という話になってしまいますからね。
イーデザイン損保の新車割引:最長3年まで適用
イーデザイン損保の新車割引は車検証の初度登録年月が保険始期日の時点で25ヶ月以内の車に適用されます。
2年と1ヶ月です。
たとえば、まっさらな新車が納車された日に保険がスタートしていたとすると3年目の保険がスタートする時点で残り1ヶ月です。
では、新車割引はこの1か月分だけしか割引が適用されないかというと、そうではありません。
保険始期日の時点でたとえ1ヶ月でも残りがあれば、その保険が満了するまでの期間は割引が適用されます。
そういうことからイーデザイン損保の新車割引は「最大3年」と表記されたりするわけです。
イーデザイン損保の新車割引:車両保険を付けても付けなくても適用
しばしば誤解されるのは、新車割引は車両保険を付けたときだけ適用される割引だと理解されている点です。
しかし、車両保険は関係ありません。
車両保険の有る無しにかかわらず「25ヶ月以内」の条件を満たせば新車割引が適用されます。
ただし、割引の内訳として、車両保険を付けない契約の場合に新車割引が適用されるのは、対人・対物・人身傷害・搭乗者・自損傷害部分の保険料のみで、車両保険の保険料部分の割引はありません(車両保険を付けないのですから当たり前の話ですが)。
イーデザイン損保の新車割引:結局、他社の新車割引よりおトクか?
イーデザイン損保では新車割引の割引率をホームページにも約款にも記載していません。
まったくのブラックボックスになっています。
そうしたことから他社の新車割引と比較することができません。
もっとも、仮に割引率がわかったとしても、その数字だけで他社と比較してもほとんど意味がありません。
なぜなら、わたしたち保険ユーザーが知りたいのは、最終的にトータルの保険料総額はどこが安いか、であるからです。
個別の割引率の大小はまったく関係ない話です。
これはインターネット割引や早割などその他の割引も同様です。
保険会社はテレビCMなどで盛んにそうした割引について宣伝していますが、個々の割引率や割引額だけ比較しても無意味です。
少なくとも、料金面の損得に関しては、結局は一括見積もりサイトなどで数社の保険料をはじき出すしか比較の方法はありません。
保険選びにおいて料金の高い安いが全てではありませんが、そうは言っても、まずは金額の比較が先決だと思います。
そこで、当サイトでは下記の一括見積もりサイトをご案内しています。
いずれのサイトも代理店型から通販型まで約20社が参加しています。
ご活用ください。
保険スクエアBang! | インズウェブ |
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ご覧いただきありがとうございました。