チューリッヒの新車割引について解説します。
チューリッヒの自動車保険に加入する際、保険期間の初日が属する月において車検証の初度登録年月の翌月から起算して25ヵ月以内の車に対して割引が適用されます。
つまり、保険に加入した際に車が新規登録から2年と1ヶ月以内であれば新車割引が適用されます。
この新車割引が適用されるのは自家用小型乗用車と自家用普通乗用車のみで、軽自動車には適用されません。
またチューリッヒでは新車割引の割引率を公表していません。
新車割引は車両保険に入る入らないは無関係です。
車両保険が付いている契約も付いていない契約も「25ヶ月以内」の条件さえ満たせば新車割引が適用されます。
チューリッヒの新車割引:【早わかり】
チューリッヒの新車割引についてまとめてみました。
チューリッヒの新車割引【早わかり】 |
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以下の項目では、【早わかり】で解説したことをより噛み砕いてご説明しています。
チューリッヒの新車割引:車両保険を付けても付けなくても適用
しばしば誤解されるのは、新車割引は車両保険を付けたときだけ適用される割引だと理解されている点です。
しかし、車両保険は関係ありません。
車両保険の有る無しにかかわらず「25ヶ月以内」の条件を満たせば新車割引が適用されます。
チューリッヒの新車割引:軽自動車は対象外
チューリッヒの新車割引はプリウスのような登録車のみが対象で、ムーヴのような軽自動車は対象外です。
一般的な傾向として、通販型の新車割引は軽自動車が対象外のところが多く、代理店型は軽自動車も対象に含んでいます。
それにしてもチューリッヒをはじめとして通販型自動車保険はどうして軽自動車を対象外にするのでしょう?
今ではほとんどの都道府県において軽自動車の数が全体の40%~50%を占めている現実を知らないのでしょうか?
軽自動車を<のけ者>にする論理がまったくわかりません。
下記の一覧を御覧ください。
自動車保有台数の統計数字ですが、登録車・軽自動車を含めた全自動車保有台数に占める軽自動車(貨物車も含む)のパーセンテージと都道府県別ランキングです。
例えば、北海道では全自動車の内で軽自動車は31.9パーセントを占めていて、全国45位です。
ランキングも興味あるところでしょうが、パーセンテージに注目していただきたと思います。
50%超えに赤色、40%超えにオレンジ色をつけました。
※スマホの方は横位置でご覧ください。
全自動車に占める軽自動車の割合(軽貨物も含む) | ランキング | ||||||||||
北海道 | 31.9% | 45 | |||||||||
青森 | 46.4% | 19 | |||||||||
岩手 | 45.7% | 21 | |||||||||
宮城 | 37.9% | 37 | |||||||||
秋田 | 46.8% | 18 | |||||||||
山形 | 45.3% | 24 | |||||||||
福島 | 41.0% | 32 | |||||||||
茨城 | 36.6% | 39 | |||||||||
栃木 | 36.2% | 40 | |||||||||
群馬 | 39.8% | 34 | |||||||||
埼玉 | 33.3% | 41 | |||||||||
千葉 | 32.8% | 42 | |||||||||
東京 | 20.4% | 47 | |||||||||
神奈川 | 25.9% | 46 | |||||||||
山梨 | 45.6% | 22 | |||||||||
新潟 | 45.9% | 20 | |||||||||
富山 | 41.4% | 30 | |||||||||
石川 | 39.6% | 36 | |||||||||
長野 | 47.3% | 17 | |||||||||
福井 | 43.6% | 27 | |||||||||
岐阜 | 40.6% | 33 | |||||||||
静岡 | 41.5% | 29 | |||||||||
愛知 | 32.0% | 44 | |||||||||
三重 | 43.8% | 26 | |||||||||
滋賀 | 45.5% | 23 | |||||||||
京都 | 39.7% | 35 | |||||||||
大阪 | 32.6% | 43 | |||||||||
奈良 | 43.0% | 28 | |||||||||
和歌山 | 53.8% | 4 | |||||||||
兵庫 | 37.2% | 38 | |||||||||
鳥取 | 52.6% | 7 | |||||||||
島根 | 53.0% | 5 | |||||||||
岡山 | 48.0% | 15 | |||||||||
広島 | 44.3% | 25 | |||||||||
山口 | 47.4% | 16 | |||||||||
徳島 | 49.2% | 11 | |||||||||
香川 | 48.7% | 13 | |||||||||
愛媛 | 51.9% | 9 | |||||||||
高知 | 55.0% | 1 | |||||||||
福岡 | 41.1% | 31 | |||||||||
佐賀 | 51.1% | 10 | |||||||||
長崎 | 54.9% | 2 | |||||||||
熊本 | 48.5% | 14 | |||||||||
大分 | 48.9% | 12 | |||||||||
宮崎 | 52.0% | 8 | |||||||||
鹿児島 | 52.7% | 6 | |||||||||
沖縄 | 54.8% | 3 |
(2018年3月末現在)
多少の偏りはあるものの、ほぼ全国的に軽自動車(乗用・貨物)の保有比率が凄まじいものになっているのがお分かりでしょう。
これを「軽自動車は国民車だ」と表現したら誇大表現になるでしょうか?
通販型自動車保険で保険料設定を扱っている部門のみなさんはこの統計数字(ファクト)をご存じないのでしょうか?
いまでは道路を走る車の主役は軽自動車なのです。
軽自動車を<のけ者>にするなんてとんでもない話だと思います。
※と言いつつ、その一方で、軽自動車は税制面でも(都市部以外の)車庫証明でも依然として優遇されている現状があります。多少は<のけ者>にされている部分があったほうがいいのかもしれません。何でもかんでも登録車並を主張すると、「では軽自動車税も登録車並に引き上げましょう」という話になってしまいますからね。
チューリッヒの新車割引:最長3年まで適用
チューリッヒの新車割引は車検証の初度登録年月が保険始期日の時点で25ヶ月以内の車に適用されます。
2年と1ヶ月です。
たとえば、まっさらな新車が納車された日に保険がスタートしていたとすると3年目の保険がスタートする時点で残り1ヶ月です。
では、新車割引はこの1か月分だけしか割引が適用されないかというと、そうではありません。
保険始期日の時点でたとえ1ヶ月でも残りがあれば、その保険が満了するまでの期間は割引が適用されます。
そういうことからチューリッヒの新車割引は「最大3年」と表記されたりするわけです。
チューリッヒの新車割引:「新車」「新古車」「中古車」なんでもOK
名前は「新車割引」ですが、これは話をわかりやすくするためのネーミングで、実際には新古車であっても中古車であっても、とにかく「車検証の初度登録年月が保険始期日の時点で25ヶ月以内」であれば新車割引が適用されます。
車検証の初度登録年月の表記が問題、ということです。
チューリッヒの新車割引:結局、他社の新車割引よりおトクか?
チューリッヒでは新車割引の割引率をホームページにも約款にも記載していません。
まったくのブラックボックスになっています。
そうしたことから他社の新車割引と比較することができません。
もっとも、仮に割引率がわかったとしても、その数字だけで他社と比較してもほとんど意味がありません。
なぜなら、わたしたち保険ユーザーが知りたいのは、最終的にトータルの保険料総額はどこが安いか、であるからです。
個別の割引率の大小はまったく関係ない話です。
これはインターネット割引やゴールド免許割引なども同様です。
そうした個々の割引率や割引額だけ比較しても無意味です。
少なくとも、料金面の損得に関しては、結局は一括見積もりサイトなどで数社の保険料をはじき出すしか方法はありません。
保険選びにおいて料金の高い安いが全てではありませんが、そうは言っても、まずは金額の比較が先決だと思います。
そこで、当サイトでは下記の一括見積もりサイトをご案内しています。
いずれのサイトも代理店型から通販型まで約20社が参加しています。
ご活用ください。
保険スクエアBang! | インズウェブ |
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ご覧いただきありがとうございました。