【超丁寧解説】エンジンオイル漏れ・にじみ|車検基準|症状・原因・添加剤・修理費用

エンジンオイル・漏れ・にじみ・原因・修理・添加剤・匂い・確認・車検・走行

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【記事丸わかり】

  1. 車検基準
    • エンジンオイルの漏れ・にじみは車検の点検項目に含まれ、漏れもにじみも基本的に車検は不合格です。
    • 軽微なにじみの場合、添加剤を使用することで一時的に検査を通過することがある。
  2. 法律違反
    • エンジンオイルを道路に漏らすことは道路交通法違反で、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科されます。
  3. 症状
    • にじみ:エンジン表面に黒いシミができる。
    • 漏れ:駐車中に地面に黒い丸形のシミができる。悪化すると道路にオイルが滴り落ちる。
  4. 原因
    • 劣化:ヘッドカバーパッキン、ピストンリング、シリンダーなどの経年劣化。
    • 摩耗:ピストンリングやシリンダーの摩耗。
    • ゴム部品の劣化:バルブシールやガスケットの劣化。
  5. 放置のリスク
    • 車両火災の危険:漏れやにじみがマフラーなどの高温部分に接触して発火する可能性があります。
  6. 添加剤の効果
    • 漏れ防止添加剤は軽度のにじみや漏れに対して一定の効果がありますが、あくまで一時的な応急処置です。
    • ユーザー車検前に使用することで軽度のにじみを抑制することができます。
  7. 修理費用
    • 軽微なにじみの修理は数千円程度。
    • エンジンの組み直しが必要な場合は数十万円から百万円を超えることもあります。
  8. 修理のタイミング
    • 漏れやにじみは早期に修理することが重要。症状が軽いうちに対応することで修理費用を抑えることができます。
  9. 自己点検の方法
    • オイルゲージでオイル量を確認し、にじみや漏れの早期発見を心がける。
    • オイルのにじみや漏れが疑われる場合はすぐに整備工場で点検を受ける。
  10. 日常点検の重要性
    • 定期的にオイル交換を行い、エンジンの健康を保つ。
    • メーカー指定のオイルを使用し、適切な走行距離や年数でオイルを交換することが重要です。

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エンジンオイルに漏れやにじみがあると車検は不合格になります。

軽微なにじみの場合は漏れ防止の添加剤を使用することで検査を通るケースもありますが、基本的に車検NGです。

エンジンオイルに漏れやにじみがあるとエンジン廻りがオイルで黒く汚れ、更に悪化すると駐車中に地面にオイル溜りができるほどになります。

漏れやにじみの原因は、ヘッドカバーパッキン・ピストンリング・シリンダーなどの劣化がほとんどです。

エンジンオイルの漏れやにじみを修理する場合、費用はまさにピンキリであり、軽微なにじみは数千円、エンジンの組み直しが必要な場合は数十万円となります。

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2023年1月26日

漏れ・にじみは車検NG

エンジンオイルの漏れやにじみは車検の点検項目に入っています。

基本的には漏れもにじみも車検は通りません。

ただし、一部の報告によると、検査から車検証発行まで全て自分でやるユーザー車検の場合は、にじみに関しては軽微なものはかろうじて合格するケースもあるようです。

ポタポタ道路に落とすのは法律違反

エンジンを道路にポタポタ落として走行することは道路交通法違反(整備不良)です。

3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金となります。

症状は?

エンジンオイルの漏れとにじみでは、当然にじみの方が軽微なトラブルです。

エンジンオイルのにじみが発生すると、エンジンの表面に黒いシミが発生し、放置するとエンジンだけでなくその周辺のパーツにも黒いシミが広がります。

エンジンオイルの漏れが発生すると、駐車中の地面に黒い丸形のシミができるようになります。初期の段階ではオイルが滴るのを目視できないことが多いのですが、悪化してくるとしばらく車の下を覗いている間にオイルが滴るのを確認できます。

これがさらに悪化すると、道路に数十メートルあるいは数メートル置きにオイルが滴り落ちるようになり、こうなったらもう末期症状なので、即修理が必要です。

また、匂いでわかることもあります。

エンジンオイルが漏れたりにじんだりすると匂いでこれを発見できることもあります。

エンジンルームを覗かなくても、車に乗り込んだ際に車内にオイルの匂いが漂っていて、それで漏れやにじみに気づくケースもあります。

原因は?

劣化が原因です。

走行距離が増え、エンジン各部が劣化することにより、エンジンオイルの漏れやにじみが発生します。

  • ヘッドカバーパッキン(ヘッドカバーガスケット)というゴムでできたパーツがあり、これが経年劣化することで漏れやにじみが発生します。
  • ピストンリングやシリンダーが摩耗してくると漏れやにじみが発生します。
  • バルブシールというゴムの部品が劣化して漏れやにじみが発生します。
  • ピストンとシリンダーの隙間から発生するブローバイガスが冷えて液化し染みてくることで漏れやにじみが発生します。オイルキャッチタンクの取り付けで予防可能

放置すると車両火災の恐れも

エンジンオイルの発火温度は230度前後です。

漏れやにじみが長期間続くと、マフラーなどの高温になりやすい部分に接触して発火することがあります。

いちいちニュースにはなりませんが、日本全国で車両火災は常に発生していて、そのうちの一部はエンジンオイルの漏れやにじみが原因です。

添加剤は効果あるのか?

エンジンオイルの添加剤と言うと、通常は回転を滑らかにして走行性能を良くしたり耐久性を向上させたりする、そういう種類の添加剤が知られています。

しかし、エンジンオイル漏れ・にじみを防止する添加剤も販売されています。

1,000円前後~20,000円前後まで幅広いラインナップがあり、通販でも入手できます。

こうした添加剤(漏れ止め剤)の効果ですが、にじみや軽度の漏れには一定の効果があります。

ユーザー車検のちょっと前に(10日から2週間ほど)添加剤を入れておけば、軽度の漏れやにじみを一時的に抑制することで車検を通すことができるようになります(不合格になることもある)。

けれども、ユーザー車検以外のディーラーや整備工場の車検では、軽度のにじみに関してはひょっとすると合格するかもしれませんが、漏れはたぶんNGでしょう。

そういう意味で、添加剤はあくまでも一時的な応急処置として一定の効果が期待できる、という認識で受け止めていただきたいと思います。

車検の時期を迎え、その車に今後長く乗るつもりはないけれど今すぐ乗り替えるつもりもないといった場合には、車検の10日~2週間くらい前に添加剤を投入し、とりあえず今回の車検だけは通すという使い方はできると思います。

修理費用は?

エンジンオイルの漏れやにじみを修理する場合、費用はそれこそピンキリです。

症状によって数千円で済むこともあれば10万超えもあれば数十万かかることもあります。

エンジンオイルを排出する部分のボルトやワッシャーの交換程度なら1,000円~2,000円程度ですみます。

しかし、エンジンの組み直しが必要な修理であれば、工賃だけで費用は跳ね上がるので、10万、20万、30万・・・100万というケースも出てきます。

こうなると、修理どころか買い替えを検討するのが現実的な対応になってきます。

そういう意味でも、エンジンオイルの漏れやにじみは、決して軽く考えずに、症状が軽いうちに修理するのが必須です。

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