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ドライブレコーダーのSDカードが故障した時の症状と対策
多くのドライブレコーダーにはSDカード(microSDカード)が使われていますが、このカードが故障するケースが非常に多いです。それは、デジカメなどと違ってドライブレコーダーはSDカードを酷使するからです。
ドライブレコーダーの録画方式はループ録画と呼ばれるやり方で、カードが満杯になったら、また最初から新しい映像を古い映像の上に上書きしていきます。もし2時間録画できるSDカードであれば、6時間エンジンをかけていれば3回も記録と消去を繰り返すことになります。
デジカメでこんな使い方をすることはないでしょう。それほどドライブレコーダーは記録媒体を酷使する機械なのです。
SDカードが故障すると次のような症状が発生します。
- 液晶画面に「エラー」の表示が出る※会社により表示内容は異なる
- 液晶が暗くなり、そのうちに電源が切れてしまう※これはドライブレコーダー本体のトラブルのように見えますが、実はSDカードに問題がある場合に発生しやすい症状です
- 記録内容を家のパソコンで再生しようと思ったら、何も映っていなかった※画面にエラーが表示される機種は実はありがたい機種であり、このようにいざ内容を確認しようとした段階で、初めてカードが故障していることに気づくケースがけっこうあります
原因
カードが故障する原因は以下のようなものが考えられます。
- 定期的にSDカードのフォーマット(初期化)を行っていなかった
- メーカーが推奨する規格とは異なるSDカードを使用していた
- 1年以上同じカードを使い続けていた
①はドライブレコーダーの説明書にも書いてあるはずで、だいたい2週間に1度行うことが推奨されています。フォーマット(初期化)とはカード内を更地のようにきれいにする作業です。ドライブレコーダーの本体でもできますし、パソコンでもできます。
②のメーカー推奨の規格とは、たとえば、SDHCで32GB以下でclass10のもの、といった規格のことです。デジカメなどは推奨とは異なるカードを使っても案外問題なく作動しますが、ドライブレコーダーはカードを酷使するので、やはり推奨されたカードを使うべきです
③に関してですが、どんなに①と②を実行していたとしても、ドライブレコーダーは激しくカードを消耗させる機械なので、車の使い方にもよりますが、一般的には1年程度で新品のカードと交換すべきです。その時点で問題なく作動していたとしても、それでも予防的に交換すべきです。
対策
上記のようにカードに不具合があることが判明したら、そのカードを何とかしてまた使おうとは思わずに、思い切って新品のSDカードに交換すべきです。幸いに、現在はSDカードの価格もリーズナブルなレベルに落ちてきているので、問題のあるカードを使い続けるべきではありません。
では、新しいSDカードに交換した場合で、今後また同じようなトラブルを招かないための対策としては、どのような方法があるでしょう?
- 定期的にカードのフォーマット(初期化)を行う
- 時々ちゃんと映像や音声が記録されているか確認する
- 1年ごとに新品のSDカードに交換する※たとえその時点で故障していなくても
上記の3点を守っていれば、そう大きなカードトラブルにはならないと思います。
なお、最近はカードのフォーマット不要を強調した機種も出てきています。これに関しては下記のページを参考になさってください。
SDカードの故障に関しては下記のページも参考になさってください。
⇒⇒ドライブレコーダーでSDカードの「エラー」表示が出る場合
ご覧いただきありがとうございました。