【超丁寧解説】車検|スパッタゴールド・ゴーストの車検対応|通る・通らない

スパッタゴールド・ゴースト・車検・対応・通る・通らない

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【記事丸わかり】

  • スパッタゴールドは金属層を持つフィルムで、遮熱効果に優れている。透過率の異なる複数の製品があり、数字が大きいほど透過率が高い。
  • ゴーストは青紫色系のフィルムで、ウルトラビジョンの類似品。緑、青、紫、赤発色のオーロラタイプで、可視光線透過率の異なる製品がある。
  • 車検基準は、可視光線透過率70%以上が必要で、これを満たしているフィルムは車検に通る。
  • フィルム単体の透過率ではなく、ガラスに貼り付けた状態の透過率が問題となる
  • 透過率75%のフィルムを貼っても、ガラスとの組み合わせで70%を下回ることがあり、車検に通らない可能性がある。
  • カーショップでの施工では、透過率を計測しながらフィルムを選択するため、車検基準を満たすことが多い。
  • 通販でフィルム購入する場合、車検基準を満たす透過率の製品を選ぶことが重要。
  • 検査対象は、フロントガラス運転席・助手席の側面ガラスで、後部座席や後部ウインドーは検査対象外。
  • 後部座席や後部ウインドーに透過率70%未満のフィルムを貼っても車検には影響しない。

⇒⇒大人気スパッタゴールド!…それ違法だよ。【カーフィルム違法施工車の実態】

車のフロントガラスなどに貼るカーフィルムには様々な種類があります。

近年人気があるのが金色系のスパッタゴールドと青紫色系のゴーストと呼ばれるフィルムです。

こうしたフィルムは「車検対応」と表示されているものがほとんどですが、実際に車検に通る・通らないは車検場における可視光線透過率の検査で決まります。

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2023年1月26日

スパッタゴールドとは?

スパッタゴールドの特徴は金属層が入っているために遮熱効果に優れている点です。

製品の種類は、スパッタゴールド80・75・70・60といったラインナップがあり、数字は可視光線透過率を表しています。

透過率が低くなるにつれてゴールドの色合いが濃くなります。

ゴーストとは?

青紫色系のフィルムとしてはウルトラビジョンが有名ですが、ゴーストはその類似品です。

ゴーストのラインナップは、ゴースト(オーロラ)80・78の2種類があり、緑、青、紫、赤発色のオーロラタイプのカラーフィルムです。

数字は可視光線透過率を表しています。

「透過率70%以上」が車検基準

ウインドーガラスに貼り付けるフィルムに関しては、道路運送車両法の保安基準 第29条3項において明確に基準が定められています。

可視光線透過率70%以上であること

これが検査基準です。

したがって、スパッタゴールドにしてもゴーストにしても、可視光線70%以上の製品であれば車検は通ります。

フィルム単体の透過率ではなくガラスに貼り付けた状態の透過率が問題

スパッタゴールドあるいはゴースト単体で透過率70%以上であったとしても、それでも車検が通らないケースがあります。

それは、フィルムを貼り付ける車のガラス自体がすでに透過率100%を下回っているケースです。

近年発売されている新車の多くは、標準仕様ですでにUV(紫外線)カット機能やIR(赤外線)カット機能を装備しているために透過率は100%を下回っています。

そこへ、たとえば透過率75%のスパッタゴールドを貼り付けた場合、フィルム単体では車検基準をクリアするものの、ガラスと合わせた最終的な透過率は70%を下回る場合も出てくるわけです。

こうなると、結果的に車検を通らないケースが発生します。

カーショップでフィルムを施工してもらう場合はショップの人が透過率を計測しつつ製品を選択するので問題ないでしょうが、通販でフィルム購入する場合は注意が必要です。

なお、カーショップで使用する透過率計測器と車検場で使用する透過率計測器は、しばしば数値が異なるケースがあります。

ショップでOKだったものが車検場ではNGということもあります。

したがって、ショップの段階で70%ギリギリのフィルムは避け、できるだけ数値に余裕のある製品を選んだ方がいいと思います。

フロントガラスと運転席・助手席の側面ガラスだけが検査対象

ここまでスパッタゴールドとゴーストの車検基準について解説してきましたが、車検で検査対象になるのはフロントガラスと運転席・助手席の側面ガラスだけです。

後部座席の側面ガラスや後部ウインドーは検査対象外です。

したがって、そうしたガラスに透過率70%に満たないフィルムを貼り付けても、そもそも検査しませんから、車検の合否には影響しません。

下記の記事も参考になさってください。

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