画像:国土交通省
【記事丸わかり】
⇒⇒「車検ステッカー」の位置が変わります…指定場所に貼っていないとどうなる? |
こちらの記事も読まれています
車検の期限はシールに何年か書いてある|1年?2年?3年?
車検シールは正方形で、車の内側から張り付けてあります。
運転席のない作業車とかバイクはナンバープレートの左上に貼ってあります。
下記の画像は、車検シールの表と裏です。
表示の意味するところをこの画像でご説明します。
まず上の画像ですが、これが表の画像です。車の外から見た場合の画像です。
左上に期限となる<年>があり、中央の大きな数字が期限となる<月>を表します。※この見本の画像では<年>が左上にありますが、<年>の位置は右上、右下、左下・・・というように移動していきます
この画像では、「平成29年の1月が車検の期限である」という意味です。
次に、下の画像をご覧ください。これは車検シールの裏の画像で、車の中から見た場合の画像です。
ここにはズバリ具体的な日時まで記載されています。「自動車検査証の有効期間の満了する日 29年1月1日」とあります。
つまり、車検シールに記載されている年月日は、車検を行った年月日ではなく、車検の有効期限が記載されているということです。
車検シールを見れば、いちいち車検証を取り出して確認しなくても、すぐに次回の車検がいつなのかがわかるようになっているわけです。
丸いステッカーは定期点検のシールです
車検シールとしばしば間違われるものとして、丸いステッカーがあります。
通常、車を外から見た場合、フロントガラスの右上(助手席側の上端)に貼ってあります。※左ハンドルの場合は左上
昔のダイヤル電話に似ているのでダイヤルステッカーとも呼ばれていますが、これは法定12か月点検が完了していることを表すシールです。
そして、そのシールに記載されている数字は、次回行うべき定期点検の年月日です。
上の画像で言うなら、「令和3年4月」が次回定期点検を実施すべき日時になります。
車検シールとダイヤルステッカーの注意点
車検シールは車検に合格していることを示すシールで、表示されている数字は車検の有効期限、つまり、次回行うべき車検の日時が表示されています。
一方で、丸いシール(ダイヤルステッカー)は法定12か月点検が済んでいることを示すシールで、表示されている数字は、次回行うべき定期点検の日時です。
この2つのシールの扱いについては、けっこう大きな違いがあります。
まず、車検シールはかならず所定の場所に貼っておく必要があり、これを怠ると50万円以下の罰金が科されます(道路運送車両法第109条)。
しかし、ダイヤルステッカーの方は、貼っておかなくても罰則はありません。そもそも法定12か月点検そのものが「法的に行う義務があるが、やらなくても罰則はない」というあいまいな規定になっているので、シールに関しても貼らずにいることの罰則はありません。
ただし、これが理解しがたいところなのですが、ダイヤルステッカーが貼ってなくても罰則はありませんが、しかし、定期点検を示す期日を1年以上経過してそのまま貼り続けた場合は保安基準違反となり、30万円以下の罰金が科されるのです。
つまり、こういう風に理解してください。
- 車検シールはどんなことがあっても必ず貼っておく義務があり、新たに車検を受けたら、古いシールと新しいシールを貼り替える義務があって、これを怠ると50万円以下の罰金を取られる。
- 一方で、ダイヤルステッカーは、貼らないのなら最初から貼らないでおくこと。もしも貼るのであれば、ちゃんと表示してある期日に従って新しいシールと貼り替えること。これを怠って古いシールを1年以上貼り続けていると30万円以下の罰金を取られる。
どうぞお気を付けください。
こちらの記事も読まれています
下記の記事もご覧いただけると幸いです。
⇒⇒車検後に車検証がない!そういえばまだもらってないけど・・・
ご覧いただきありがとうございました。