ドライブレコーダーからのデータ取り出しで注意すべき点
ドライブレコーダーの記録媒体は、ほとんどの機種でmicroSDカードが使われています。
したがって、データを取り出すとしたら、このmicroSDカードを引き抜くということになります。
その際の注意点は以下の通りです。
- ドライブレコーダーの電源をオフにしてからカードを取り出す
- ドライブレコーダー本体に電源スイッチがない機種の場合は、シガーソケットなどに挿したプラグを引き抜き、本体の電源ランプが完全に消えてからカードを引き抜く:本体にはバックアップ電源があるので、しばらくライトがついたままのことがある
上記2つの注意点で重要なのは、要するに、電源が入った状態でカードを引き抜くと、カードの記録内容が破損したり、ドライブレコーダー本体が破損したりする可能性がある、という点です。
これはカードを挿入する場合も同じです。カードの出し入れをする場合は、必ず電源が完全に切れてから行ってください。
データ取り出し後に映像を確認・バックアップ保存する方法
パソコンで映像確認・バックアップ保存する方法
ドライブレコーダーを購入すると、付属品の中にCDが入っています。これは専用ビューワソフトです。
- まず、このソフトをパソコンにインストールします:機種によってはCDがない場合もありますが、その場合はメーカーのホームページから最新バージョンの専用ビューワソフトをダウンロードできます。
- 次に、ドライブレコーダー本体からmicroSDカードを抜きます
- パソコンで専用ビューワソフトを立ち上げ、ドライブレコーダーから抜き取ったカードをパソコンのカードスロットに差し込み、これを読み込みます:カードスロットがない場合は、外付けのカードリーダーを購入して、カードを読み込みます。
- 専用ビューワソフトを操作することで、カードに記録された映像を再生したり、その映像をバックアップ保存することができます
- その他、専用ビューワソフトでは様々なことができます:できることとして、Googleマップと連動してGPSアンテナから得られた位置情報をマップ上に展開できる。つまり、どの経路を走ったかが表示される。また、加速度センサーのデータからどの地点で急ブレーキを踏んだか、どの道路を何キロで走行したか、などもわかる
スマホ・タブレットなどで映像確認・バックアップ保存する方法
最近はWi-Fi機能がついたドライブレコーダーが人気です。スマホとWi-Fi接続すれば、ドライブレコーダーの映像をワイヤレスでスマホ表示できます。
スマホでは、ドライブレコーダーが映し出すリアルタイムの映像、録画した映像、このいずれも表示できます。
そして、表示できるだけでなく、これをバックアップ保存することもできます。
こうした機能を使用するには、まず次の作業が必要です。
- ドライブレコーダーのメーカーが提供する専用アプリをスマホにダウンロードする
- ダウンロードしたらそのアプリを立ち上げて、ドライブレコーダーとWi-Fi接続する
- 接続出来たら、アプリの操作画面から、ほぼすべての操作ができる
- 具体的には、録画映像の再生、その映像のバックアップ保存、カードの初期化、ドライブレコーダーの各種設定など
Wi-Fi機能がついたドライブレコーダーのデータ取り出しは、上記のように、microSDカードの抜き取りは不要です。ワイヤレスの通信によってデータの取り出しができます。
事故時の映像データの扱い方
ドライブレコーダーを取り付けた車で、走行中に事故にあった場合、ベストな対処法を解説します。
Wi-Fi機能のない普通のドライブレコーダーの場合は、まずmicroSDカードを本体から抜き取ってください。抜き取っておけば、その後の走行で上書き消去される心配がありません。
次に、万が一に備えて、抜き取ったカードのデータ内容をバックアップ保存します。バックアップ保存の仕方は、上記で解説した通りです。
ただし、Wi-Fi機能の付いたドライブレコーダーの場合は、ちょっと手順が異なります。
まず、ドライブレコーダーとスマホをWi-Fi接続し、事故時の映像をスマホに取り込んでください。取り込んだら、最初にバックアップ保存します。
これを行ったら、今度はドライブレコーダー本体からmicroSDカードを取り出しておきます。
これでカードに上書きされる心配もありませんし、また、バックアップデータもスマホに保存されている状態になるので、一安心です。
下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒ドライブレコーダー Wi-Fi機種のメリット・デメリット
⇒⇒microSD(マイクロSDカード)の寿命・耐用年数は?ドラレコの記録媒体
ご覧いただきありがとうございました。