ドライブレコーダー 駐車監視|内蔵バッテリー方式のデメリット・メリット
ドライブレコーダーは普通に使う限り車のバッテリーに大きな負荷をかけることはありません。
ただし、駐車監視機能を付けた場合で、常時録画の設定にすると、かなりバッテリーに負担をかけることになり、場合によってはバッテリー上がりを招くことも有り得ます。
というのも、車が走っているときは常時バッテリーは充電されていますが、駐車場ではエンジンが停止していますから、バッテリーはただひたすら電力が消費されていくだけです。
そこで、ドライブレコーダーに駐車監視機能を付ける場合は、どこから電力の供給を受けるのかが重要な問題になってきます。
電力供給元は主に3つ
ドライブレコーダーに駐車監視機能を付ける場合、電気の供給元は次の3つです。
- 車のバッテリーに直結してそこから電力の供給を受ける
- 外部バッテリー(外付けバッテリー)に接続しそこから電力の供給を受ける
- ドラレコ本体に内蔵バッテリーを載せそこから電力の供給を受ける
駐車監視機能のなかで、「常時録画」つまり駐車中は連続的に映像を録画する方式に設定する場合は、①だと車のバッテリーに大きな負荷をかけ、バッテリー上がりになるケースも出てきます。
②と③は車のバッテリーには影響を与えません。
②の外部バッテリーはリチウムイオン電池などを使うことが多くて、比較的容量も大きく、ある程度長時間の録画にも対応しますが、リチウム電池のお値段がバカになりません。バカにならないというより、ドライブレコーダー本体より高いことも珍しくありません。
③のドライブレコーダー本体内に付ける内蔵バッテリーは、扱いが楽です。電池が減ったら、走行中に自動的に充電されますから、手間いらずです。ただし、この電池は容量が小さくて、長時間の「常時録画」には耐えられません。すぐに電池切れになるでしょう。※内蔵バッテリーにもリチウムイオンを使う機種が増えていますが、それでも外付けバッテリーほどの持ちはないのが普通です
内蔵バッテリーは使い方次第
もしも駐車監視を「常時録画」でやろうと思ったら、値段の高い外付けバッテリーを付けるか、あるいは、車のバッテリーに直結するやり方がいいと思います。
ただし、車のバッテリーに直結する方法は、日頃から車の利用率が高い人向けです。ほんのたまにしか車に乗らない人の場合、そもそもバッテリーは弱っている上に、さらにドライブレコーダーの負荷がかかりますから、バッテリー上がりが頻発するでしょう。
そして、内蔵バッテリー方式が「常時録画」には最も不向きな方式になります。実際、「常時録画」を始めれば、たぶん一晩で電池切れアウトになると思います。
とは言え、ドライブレコーダーの駐車監視機能は「常時録画」が唯一の方法ではありません。駐車監視の設定には、衝撃検知あるいは動体検知という録画方法があります。
衝撃検知では、車が当て逃げされたりイタズラで揺さぶられたりした場合に、センサーが反応して、すぐに録画を開始します。
その際に録画されるのは、衝撃を検知した瞬間を含め、その前と後の十数秒間です。
動体検知では、モーションセンサーが動くものを検知した場合に録画を開始します。
その際に録画されるのは、動体を検知した瞬間を含め、その前と後の十数秒間です。
駐車監視機能が付いたドライブレコーダーでは、この衝撃検知と動体検知を両方備えた機種もあれば、そのいずれかだけ備えた機種もあります。
いずれにしても、こうした「何か異常を検知した時だけ録画する」方式に設定しておけば、内蔵バッテリーでも十分に対応可能だと思います。なぜなら、実際に録画するのはわずかな時間であり、その他はほとんどが待機時間になるので、電力消費は最小で済むからです。
あなたのドライブレコーダーの駐車監視機能がどのような録画方式に対応しているのか、取扱説明書などでご確認ください。あるいは、ドライブレコーダを設置するカー用品店やディーラーのスタッフにご相談ください。
下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒ドライブレコーダー|駐車監視機能はバッテリー上がりを招く?
⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視|動体検知と360度カメラで万全?
ご覧いただきありがとうございました。