【丁寧解説】ドアミラーをシーケンシャルにすると車検は通りますか?

ドアミラー・シーケンシャル・車検

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【記事丸わかり】

  • シーケンシャルウインカーは、内側から外側に向かって点灯することが求められる(水平方向のみOK、垂直方向は不可)。
  • LEDが点灯したら、全てのLEDが点灯し続け、全て点灯した後に同時に消灯することが必要。
  • 点滅周期は毎分60回以上120回以下で一定の周期で点滅することが求められる。
  • 車の前・後・ミラー部などの全てのウインカーがシンクロする必要がある。
  • LEDの流れ方は左右対称であることが必須。
  • 新車時にシーケンシャルウインカーが装着されていれば問題なく車検に通る。
  • 後付けの場合、同期が取れていないと車検に通らない可能性がある。
  • ショップでの取り付けの場合、点滅周期の同期をクリアするように調整してもらうことが一般的。
  • Eマークなどの車検対応品を使用している場合でも、検査官によっては車検が通らないケースがある。
  • ディーラーは社外品のシーケンシャルウインカーを嫌うことが多く、車検を受け付けない場合がある。

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2023年1月26日

条件をクリアーすれば車検OKです。

流れるウインカーとして人気のあるシーケンシャルウインカーですが、これを自作または後付けでドアミラーに取り付けた場合、車検に通るのでしょうか?

これは、「条件をクリアーすればOK」ということになります。

その条件とは以下の通りです。

シーケンシャルウインカーの車検基準
  1. LEDの点灯は内側から外側に向かって点灯すること。つまり水平方向のみOKであり、垂直方向は認められない
  2. LEDは点灯後、全てのLEDが点灯するまで点灯し続けること。たとえば、電球が1,2,3,4,5とあった場合に、1が点灯したら2,3,4,5と全てが点灯するまで1つも消灯してはならず、全て点灯した段階で、今度は同時に消灯するのでなければならない
  3. 点滅周期は毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅すること。またこの点滅周期は車の前・後・ミラー部などの全てのウインカーがシンクロしなければならない
  4. LEDの流れ方は左右対称であること

上記の条件で問題になりそうなのは、③だと思います。

またこの点滅周期は車の前・後・ミラー部などの全てのウインカーがシンクロしなければならない

の部分ですね。

新車の段階でドアミラーがシーケンシャルになっていれば、これはもちろん車検OKなのですが、自作や後付けの場合は、ドアミラーの点滅方法だけが問題ではなく、前後のウインカーとも同期しなければ車検は通りません。

もちろん、シーケンシャルを取り付ける業者や店舗ではわかっているので、この「同期」をクリアーするようにちゃんとやってくれるでしょうが、自作の場合は注意が必要です。

車検の現場では微妙な扱いになるケースもある

ドアミラーのシーケンシャルは、上記の条件を満たしていれば車検がとおりますが、ただし、たとえ「Eマーク」といった車検対応を示す表示が付いた製品を取り付けていても、車検場の検査官によっては、まだシーケンシャルの検査実績が少数のためか、車検が通らないケースもあるようです。

そんな場合、口頭で「これは車検対応品ですよ」と告げるとあっさり合格した、という報告もあります。

これとは別に、ディーラーで車検を受ける場合、そもそもディーラーは社外品の取り付けを嫌っていて、社外品であるという理由だけで車検を受け付けないところさえあります。

事前にご確認ください。

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