【要点解説】ドライブレコーダーはリアにカメラを付けるのは禁止ではない!

ドライブレコーダー・保存期間・最長

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  • ドライブレコーダーでリアカメラを設置することは禁止されていません
  • しかし、(リアカメラに限らず)ドライブレコーダーで撮影した映像を勝手に動画サイト等にアップすると違法になるケースがあります。
筆者の感想
ドライブレコーダーの設置を検討する際、前後2カメラにするか、360度カメラにするか、フロント1個だけでもいいか、迷うことがあると思います。ぞれぞれ一長一短です。前後2カメラのいいところは、リアカメラが独立しているので後ろの車のナンバープレートやドライバーの顔がくっきり撮影できる点です。360度カメラの後方映像は、やや小さくて、視認性が悪い場合があります。中には、「360度カメラ+リアカメラ」という人もいるくらいです。

ドライブレコーダーはリアにカメラを付けるのは禁止?

いいえ、禁止ではありません。ドライブレコーダーでは、車の後方を映すためにリアガラスにカメラを設置したり、あるいは360度カメラで後方を録画したり、こうしたことは一切禁止されていません。車検にも通ります。道路交通法でも道路運送車両法でも禁止されていません。

リアカメラで映した映像を動画サイトにアップするのは禁止の場合も

これはリアカメラに限った話ではなく、ドライブレコーダーで映した映像全般についての話ですが、ドラレコのカメラで録画した映像を、たとえばyoutubeなどにアップロードすることがあると思います。

その際、その映像に人やナンバープレートが映り込んでいる場合、その映り込んでいた人やナンバープレートの主が、

これはプライバシーの侵害だ。わたしのプライバシーをわたしの承諾なしに勝手に世間にさらした!

と訴訟に出た場合、動画をアップした人は高い確率で敗訴すると思います。

つまり、ドライブレコーダーで車の後方をはじめとして周囲の映像を記録すること自体は違法ではないものの、その映像を他人に迷惑をかける形で公開する行為に対しては、内容によるものの、原則として違法行為となります

これは、テレビ番組を録画すること自体は違法ではないけれど、その映像を販売すると違法になる、これと似ていると思います。※いや、あまり似てないか・・・(汗)

リアカメラの取り付け位置によっては、危険。だが、違法ではない

フロント部分に取り付けるカメラの位置に関しては、フロントガラスの上から20%の範囲と定められています。

しかし、リアカメラの取り付け位置に関しては、保安基準上、明確な位置は定められていません。つまり、どこに付けても構わないということです。

とは言え、できるだけ後方視界を妨げない位置に付けることが望ましいのは当然です。

けれども、リアガラスの面積が広い車ならいいのですが、スポーツクーペなどで、そもそもリアガラスの面積が超狭いものもあります。こういった車のリアにカメラを設置すると、後方視界が著しく妨げられます。

けれども、これは違法ではありません。

リアガラスというのは、そもそもふさいでしまっても車検に通ります。よくワンボックスカーなどで大きなリアガラスがついているのに、それをわざと目張りしている車がありますが、これは違法ではありません。

したがって、ドライブレコーダーのカメラをリアに付けている車で、後方視界を妨げる形になっているケースであっても、それをもって違法とすることはできません。危険ではありますが、違法ではありません。

<※>なお、リアガラスにドライブレコーダーのカメラが設置されていて、そのカメラが後方の車から見てとても目立つ形でついていることは、ある意味ではメリットでもあります。それは煽り運転防止の観点でメリットとなります。リアカメラは抑止効果が高いということです。ダミーのカメラでも一定の効果があるといわれています。

下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。

⇒⇒ドライブレコーダー|後ろのリアカメラは必要?不要?:ちょっと前までは、ドライブレコーダーを付けるか付けないかが議論の中心でした。しかし、今では付けることは当たり前で、付けるとしたら前1カメラか、前後カメラか、360度カメラか・・・といった議論が中心になっています。

⇒⇒(広告)あなたの愛車は今いくら?:車を乗り替える際に今まで乗っていた車をディーラーなどで下取りに出すとあまりいい金額の査定にならないと思います。こういう時は車買取店の方が査定額が高くなるのが普通です。しかも1社で査定してもらうのでなく複数社で査定してもらって一番高いところに売却する。これだけで下取りと数万円の差額が出るはずです。

⇒⇒ドライブレコーダーのインターバル記録とは何?:ドライブレコーダーのインターバル記録とは、たとえば、1秒置きに1枚の静止画を撮影する記録方式のことです。3秒置きに1枚とか5秒置きに1枚・・・というように目的に応じて設定します。

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視で「衝撃感知型」とは?:衝撃感知型ですが、これはGセンサーを車体のいずれかに設置し、当て逃げなどの衝撃やイタズラ犯による車の揺れなどをセンサーが感知すると、感知した瞬間とその前後十数秒をイベント録画として記録するものです。

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視で使うセンサーとは何?:動体検知は、モーションセンサーとかエリアセンサーなどと呼ばれるセンサーが、マイクロ波を出して車の周辺で動くヒトやモノを検知し、検知した時だけ録画します。衝撃検知は、Gセンサー、傾斜センサー、ドア開センサーなどが車の衝撃や揺れを検知すると、検知した時だけ録画します。

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視は常時電源かシガーソケットか?:ドライブレコーダーを設置して、走行中の映像を録画するのであれば、シガーソケット(アクセサリーソケット)から電源を取ればいいと思います。それで問題は起きません。

⇒⇒ドライブレコーダーのリアカメラ設置|赤い線はどこに接続?:これはドライブレコーダーのメーカーを問わず、どのメーカーにも当てはまるようですが、リアカメラを設置しようとすると、謎の赤い線があって、この赤いのはどこにつなげばいいのか、DIYで奮闘する多くの人が悩んでいるようです。

ご覧いただきありがとうございました。