【3分記事】新型クラウンのSUVはクラウンクロス?クラウンクルーガー?

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新型クラウンのSUVはクラウンクロス?クラウンクルーガー?

※2022年7月15日に新型クラウンが発表される予定です。詳細は後日。

この記事を書いている2021年9月15日現在、トヨタのクラウンは2018年6月26日にフルモデルチェンジされた15代目が最新型になります。

1955年の初代クラウン以来、平均すると5年前後でフルモデルチェンジを重ねてきているので、今後新型クラウンが発表されるのは2022年~2024年の間ではないかと予想されます。

ところが、です。

2020年11月にトヨタの地元メディアである中日新聞が「クラウン生産終了」だとか「クラウンがSUV化」だとか「クラウンがFF化」などなど、確報なのか観測気球なのかよくわからない記事を連発したことで、真偽不明な噂が増幅されて私たちの耳に入るようになりました。

この間のクラウンに関する不確定な情報を整理すると以下のようなものになります。

  1. クラウンは現行型である15代目をもって生産終了し、その後のことはわからない
  2. クラウンは廃止も終了もせず今後も新型が投入される。2023年のフルモデルチェンジが有力。最初にセダンが発表され1年くらい遅れてSUVが発表されるだろう。SUVの名称は「クラウンクロス」になるだろう。
  3. 2021年4月19日に上海モーターショーでお披露目された「クラウンクルーガー」(北米で販売されているハイランダーをベースにした高級SUV。ハイランダーはRAV4の北米名)が日本に導入され、その後日本でのセダンタイプのクラウンは廃止される。
  4. 予定通りクラウンは2023年前後にフルモデルチェンジされ、セダンタイプが継続生産されるが、FRではなくFF化される可能性が高い。その際、現行型のFR用GA-LプラットフォームからFF用GA-Kプラットフォームに移行するだろう。GA-Kプラットフォームはカムリ、ハリアー、RAV4などに使用されているプラットフォームである。
  5. 2020年12月9日にフルモデルチェンジされた2代目MIRAIはモータージャーナリストの間で「名前をクラウンに変えるだけで十分通用する」と高く評価された。そのため、MIRAIをベースにした新型クラウンを2023年前後に発表するのではないか。なお、MIRAIはFRである。
  6. 2023年前後にクラウンがフルモデルチェンジされるのはほぼ確実で、新型はレジェンドの自動運転レベル3と同等かそれ以上の運転補助技術を盛り込んだものになるのではないか。

以上、だいたいこうした不確定情報が入り乱れて報じられているのが現状です。

いずれにしても、クラウンが近い将来モデルチェンジするだろう点はほぼ確実のようです。

したがって、現行クラウンのオーナーさんやわたしたち自動車ファンの関心の焦点は次の4点に絞られると思います。

  1. セダンタイプが継続生産されるのか、それともSUVのみになるのか。あるいはセダンもSUVも生産されるのか
  2. FRからFFになるのか
  3. パワーユニットはハイブリッドかEVか燃料電池か水素エンジンか
  4. 自動運転技術をどこまで搭載するのか

「廃止」や「終了」の噂には根拠があった

そもそもクラウンがモデルそのものを終了するのではないかという噂が広まったのにはそれなりの理由がありました。

販売台数の低迷です。

2018年にフルモデルチェンジされた現行クラウンの販売台数の推移は以下の通りです。

  • 2018年度(2018年4月~2019年3月):58,548台※月平均4,879台
  • 2019年度(2019年4月~2020年3月):29,680台※月平均2,473台
  • 2020年度(2020年4月~2021年3月):21,858台※月平均1,822台

ご覧のように年々販売台数が減少しています。

こうした数字があるので、やれクラウンはもう終わりだ、廃止だ、といった声があちこちから湧いて出たのだと思います。

ところで、上記販売台数に関して、2020年度が減少しているのは新型コロナのせいではないかという見方もありますが、実際はそうではありません。

まさにこれと同じ期間(2020年4月~2021年3月)にトヨタのアルファードは106,579台売れているのです。つまり5倍です。

しかも、クラウンとアルファードの価格帯はほぼ同じ500万~700万ですから、コロナ禍のせいでもなければ高価格のせいでもありません。

セダンというボディ形状に購買意欲を刺激される自動車ユーザーが縮小していることが最大の要因でしょう。

ただ、そう書いておきながらこんなことを言うのはヘンですが、そもそもクラウンのオーナーさんは60代以上の方が多くて、いままでセダンを運転していた方があっさりミニバンとかSUVに乗り替えするものでしょうか?

それとも、メルセデスベンツやBMWやアウディなどのヨーロッパの高級セダンに移行したのか。

どうもその辺の事情は私にはとても不思議です。

※東京都内のトヨタディーラーの方によると、個人ではなく法人客のなかにクラウンからアルファードに乗り替えるケースが最近増えているとのこと。そういえば国会議員や芸能人がアルファードで送迎される映像をテレビでよく見かけますが、確かに送迎される側にすれば空間の狭いセダンよりたっぷり空間のミニバンの方が快適ですよね。私自身、運転するならクラウンですが、乗せてもらうなら断然アルファードがいいです。

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新型クラウンにSUVがラインナップされる可能性は相当高い

2023年前後にフルモデルチェンジされた新型クラウンが発表されるであろう点はかなり確実性が高いと思います。

その際、クラウンはモデルチェンジの度に新型に乗り替えるオーナーさんが一定数必ずいるので、おそらくセダンは継続されるのではないかと予想されます。

しかし、トヨタとしては何も従来のオーナーさんだけがお客さんではありません。これまでクラウンとは縁のなかった新規顧客は当然ウエルカムでしょう。

その際、飛ぶ鳥を落とす勢いのSUVとういうボディ形状を利用しない手はないはずです。

こんな言い方をすると失礼かもしれませんが、いまはSUVと名が付けば誰でもすぐに札束を差し出す時代です。

いま新型コロナウイルスが世界を席巻していますが、しかし、同じく全世界を席巻しているものがもう一つあります。

SUVエス・ユー・ヴイです。

いまやSUVは単なる「一時の流行」としては語れない様相を呈しています。

ランボルギーニもフェラーリもSUVを製造しているのです。ロールスロイスもベントレーもSUVモデルを出しています。

かつてこうしたメーカーまで巻き込んだボディ形状があったでしょうか?

SUVは自動車が大衆化して以来最大の人気ボディ形状になりつつあります。

2ドアクーペとか2ボックスカーとか4ドアセダンとかミニバンとか、どれをとっても現在のSUVの流行を凌駕するものはこれまで一つもなかったと思います。

「SUVだ!」

と言えば誰もがひれ伏す時代に突入しています。

こんな時代に今後発表されるであろうフルモデルチェンジされた新型クラウンが、そのラインナップにSUVを加えないなんて、それはちょっとありえない話ではないでしょうか。

まずセダンを発表し、1年くらい遅れておもむろにSUVを世に放つ。

そしてその名はおそらく「クラウンクロス(Crown Cross)」。

私はそう予想していますが、みなさんはどう思いますか?

(※)仮にSUVが投入されるとしても、それは上海モーターショーでお披露目された「クラウンクルーガー」とは別種のものになるという予想が大半です。

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