【プチ調査】スチームクリーナーが使えない場所ってどんなところ?

スチームクリーナーが使えない場所

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【記事丸わかり】

  1. スチームクリーナーの基本:高温の蒸気を使用して汚れを浮かせ、除去する掃除機器。主に水道水を使用し、小さな子供やペットがいる家庭でも安全に使える。
  2. スチームクリーナーの適用範囲:広範囲にわたるが、特に耐熱性や耐水性のある材質に適している。
  3. 使用不適切な材質フローリング壁紙ガラスプラスチック人工大理石本革ビロード合成繊維
  4. フローリングでの使用注意:ワックスが施されたフローリングではワックスが剥がれる可能性があり、水分の浸透による材質の損傷も考慮が必要。
  5. 壁紙への影響:特に紙製の壁紙は高温スチームに弱く、剥がれるリスクがある。湿気によるカビの発生も懸念される。
  6. ガラス、プラスチック、人工大理石の問題点:耐熱性が不足していると、高温スチームでひび割れや変形が発生する可能性がある。
  7. 本革の損傷リスク:高温で素材を傷めるため、本革製品にはスチームクリーナーを使用しないことが推奨される。
  8. 事前対策の重要性:スチームクリーナー使用前には材質の確認や目立たない場所での試用が重要。
  9. スチームクリーナーの正しい使い方:キッチンや浴室など、特定の場所での使用が効果的。除菌や脱臭にも有効。
  10. 使用上の注意点:タンク内のカルキ掃除、取扱説明書の確認、適切なアタッチメントの選択が必要。

⇒⇒スチームクリーナーここに使うと事故ります

【プチ調査】スチームクリーナーが使えない場所ってどんなところ?

※トップ画像は「スチームクリーナー」(amazon)

グレース泉
この記事は私グレース泉が執筆しました。数多くの転職経験を経て現在はWebライターに専念。「リサーチ9割、執筆1割」がモットー。信頼性の高い記事をお届けします。40代、2児の母。

テレビの通販番組でよく目にするスチームクリーナー。最近ではハンディータイプやスティックタイプなど手軽に使える商品も出てきて、自宅に1つは備えておきたいですよね。

しかし、この便利なスチームクリーナー、使えない場所があることをご存じでしたか?

綺麗にしたいからとあちこち掃除をしたけれど、返って汚れが目立ってしまった、壁が剥がれてしまったなど、使う場所によっては被害が出てしまうこともあります。

この記事では、スチームクリーナーの使えない場所について徹底解説していきます。

また、おすすめの使い方や使用上の注意点についてもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

スチームクリーナーってどんな仕組み?

スチームクリーナーとは、高温の蒸気を使って汚れを浮かせて落とす掃除機器です。使うものは水道水だけなので、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えます。

水道水だけとはいえ高温になった水蒸気を使用するため、水や高温に弱い材質は変形や破損の原因になる可能性もあります。

どこでも使えるという訳ではなく、使えない場所があるということも頭に入れておくと安心です。

スチームクリーナーが使えない場所ってどんなところ?

高温のスチームで汚れを綺麗にしてくれるスチームクリーナー。自宅の外壁やベランダ以外にも、より小型化したことでリビングのフローリングやソファー、壁紙など様々な場所で使えるものが増えてきました。

色々な場所に使える商品ですが、熱や湿気に弱い材質には不向きな場合もあります。

特に下記の素材には注意が必要です。

  • フローリング
  • 壁紙
  • ガラス
  • プラスチック
  • 人工大理石
  • 本革
  • ビロード
  • 合成繊維

上記それぞれの場所、素材について詳しく解説していきます。

フローリング

フローリングは、スチームクリーナーが使えない場所ではありませんが、使い方によっては注意が必要です。

ワックスやフロアコーティングをしているフローリングに使う場合は、スチームクリーナーの蒸気の熱によってワックスが剥がれてしまう可能性があります。

ワックスが剥がれてしまうと、床にツヤがなくなり傷や汚れがつきやすい状態に。

また、フローリングの材質によっては、水分がフローリングに浸透することで膨張や伸縮がおき、フローリングの反りやひび割れといった劣化につながる場合があるので注意が必要です。

壁紙

スチームクリーナーの口コミを見ていると、「壁紙が剥がれた」という口コミを見かけます。特に紙製の壁紙は高温スチームの耐性が弱いため、表面のコーティングや壁紙自体が剥がれてしまうというリスクもあります

さらに、水蒸気を当てることで壁紙が湿気を含んで、カビが生えやすい状態を作り出してしまうことも。

スチームクリーナーを使って汚れを落とすどころか、かえって汚れを生み出しやすい状態にしてしまう場合があるので、使用前に壁紙の材質について調べておく必要があります

ガラス、プラスチック、人工大理石

耐熱性のないガラスやプラスチック、人工大理石はスチームの熱と水圧でひび割れや変形を起こしてしまうこともあります

割れた破片が飛び散って怪我をしてしまう恐れもあるので、充分な注意が必要です。

本革

車内の清掃にも便利なスチームクリーナー、布や合皮のシートなら問題ありません。

しかし、本革のシートはスチームクリーナーの高温の熱で素材そのものを傷めてしまうため、使えない場所として認識しておくといいでしょう。傷んでしまった本革は元に戻りません。

革製品は非常に繊細な素材なので、専用のクリーナーを使って丁寧なお手入れが大切です。

麻、ビロード、合成繊維

麻、ビロード、合成繊維は水に弱く、水に濡れるとシワや毛羽立ち、摩擦が起きやすい状態になってしまうため、使用する際は注意が必要です。

使用前に事前対策を

このように、便利なスチームクリーナーでも使えない場所がいくつかあります。

スチームクリーナーを使用する前に以下の事前対策をしておくと安心です。

  • 自宅の材質を工務店や販売元に確認しておく
  • 使用前に目立たない場所で試す

自宅で使用している壁紙やフローリングの材質を工務店や販売元に確認して、スチームクリーナーの使用が可能かという点を聞いておくのがおすすめです。

フローリングの木材は柔らかい性質の木材だとスチームクリーナーが使えない場所となる可能性も。硬い性質の木材は使用できる場合もあるので、素人判断せず販売元に確認しておくと安心です。

また、材質を確認した上で、使用前には目立たない場所で一度スチーマーを当てて変化がないか試してみるといいでしょう。

スチームクリーナーのおすすめの使い方

スチームクリーナーの使えない場所を意識した上で、安全に使える場所と効果を下記にまとめました。

安全に使える場所効果
【キッチン】

・コンロ周り
・換気扇の羽根
・フードの脂汚れ
・魚焼きグリル
・シンクの水垢
・まな板除菌
・電子レンジ内部
・排水溝ぬめり
・三角コーナー

油汚れ

除菌

水垢ぬめり

ニオイ除去

【浴室】

・浴槽
・タイル
・壁
・排水溝

風呂釜の黒ずみ

ぬめり

ニオイ

カビ対策

【トイレ】

・便器の中
・便器周り
・便座
・床
・壁

便座の除菌

こびりついた尿石の分解

【リビング】

・床
・ソファー
・サッシの溝
・カーテンレール
・網戸

ニオイ対策

除菌

手が届かない部分の汚れ落とし

【車】

・車内のシート
・床

車内のニオイ

除菌

スチームクリーナーは高温で汚れを浮き上がらせてくれるため、脂汚れや水垢、排水溝のぬめりなど、キッチンや浴室掃除にぴったりです。洗剤を使わなくても綺麗になるため、魚焼きグリルや電子レンジも安心して掃除ができます。

水だけで綺麗になるから、赤ちゃんのおもちゃの掃除にも便利です。

100℃以上の蒸気となるため、防カビ、除菌効果もあり浴室のカビ対策やトイレのニオイ、除菌対策としてもおすすめ

また、最近のスチームクリーナーは小型化してきており、用途によって3種類から選べます。

  • ハンディータイプ
  • スティックタイプ
  • キャニスタータイプ

車内を掃除したい時は片手でも使えるハンディータイプ、床掃除に便利なスティックタイプ、手が届かない高さがある場所にはホースが長いキャニスタータイプなど、場所によって使い分けできます。

スチームクリーナーの使用上の注意点

このように便利なスチームクリーナーですが、使用上の注意点がいくつかあるので下記にまとめました。

 取扱説明書を事前に読む

スチームクリーナーは種類によって使える場所、使えない場所が異なります。自己判断せずに事前に取扱説明書を読んでから掃除をはじめましょう!

 タンク内のカルキ掃除を忘れずに

ご家庭で使っている加湿器でタンク内にカルキが溜まってしまったことはありませんか?

スチームクリーナーも加湿器と同様に水道水を使っているため、ミネラルが結晶化してタンク内にカルキが溜まってきてしまいます。掃除を怠っているとカルキがホースやノズルに詰まって使えなくなってしまうことも。

カルキ汚れはアルカリ性のため、酸性であるクエン酸洗剤でのお手入れが効果的です。

通販でもスチームクリーナー専用のカルキ除去パウダーが購入できるので、こまめにお手入れをしましょう。

 加圧するまで時間がかかるタイプもある

スチームクリーナーはおもにボイラー式とパネル式の2種類があります。

ボイラー式パネル式
特徴・加圧噴射様式

・高圧で洗浄力が高い

加熱待ち時間が長い

・水タンクからポンプを使って水蒸気にする

・水圧が弱め

加熱待ち時間が短い

ボイラー式はタンク内の水を沸騰させて蒸気に変える加圧噴射方式で、強力なスチームが特徴です。高圧で洗浄力が高いというメリットがありますが、水が沸騰して加圧するまでに時間がかかります。

そのため、思い立った時にすぐに使えません。また、途中で水を追加する場合は圧力が下がるまで水を継ぎ足すことができないため、連続使用したい人にはデメリットと感じる場合もあるでしょう。(※水足し可能な商品もいくつか発売しています)

その反面、パネル式はボイラー式に比べると加圧までの時間は短くすぐ使えるというメリットがあります。

ただ、パネル式は水蒸気の温度が低く水圧がやや弱めであるため、使う場所、連続使用、価格など用途によって商品選びも大切です。

安全性の高い商品を選ぶ

高温の水蒸気は火災ややけどの原因にもつながります。

空焚き予防を音で伝える「渇水アラーム機能」や子どもやペットのいたずらなどの誤作動を防ぐ「セーフティーロック機能」、給水タンク内の水が高温になると蓋が開かなくなる「セーフティーキャップ機能」など、安全性の高い商品を選びましょう。

洗浄威力が弱いと感じる場合も

スチームクリーナーは水しか使わないため、思っていたより綺麗にならないと感じる方もいるようです。しつこい汚れや長年蓄積されている汚れは一度では綺麗にならず、完全に汚れを落とすことはできません。

こまめにお掃除して日頃から綺麗にしておく習慣をつけておくといいでしょう。最近では、通販でスチームクリーナー専用の天然成分を使用した洗剤も販売しています。天然素材で害がなく、すすぎ不要、ふき取るだけでいいのでより効果を実感したい方は試してみてもいいかもしれません。

 重量に注意

片手でも使えるハンディータイプは本体重量が1〜2キロでそこまで重たくありませんが、実際に使用すると水分の重量が追加されるため、女性や高齢者には重たく感じる場合もあります。長時間使用をする場合は、腕や手首に負担のかからないスティックタイプにするなど本体重量についても注意が必要です。

 アタッチメントのセットが難しい

最近では、窓用ワイパーや細かい部分の掃除に便利なブラシヘッド、直角ノズル、スポットノズル、ロングノズルなどアタッチメントが充実している機能性の高い商品もあります。慣れるまでは様々なアタッチメントを使いこなせない場合や、取付方法が難しいと感じることも。

せっかく付いてくるアタッチメントを無駄にしないためにも、どんな場所に使いたいかを意識して商品を選びましょう

 まとめ

スチームクリーナーは雑巾でゴシゴシ擦らなくても綺麗になる、時短で環境に優しい掃除器具です。しかし、すべての場所に適している訳ではなく、材質によっては使えない場所もあります。材質の特性をよく理解して慎重に使う必要があります。

また、故障の原因にもなるカルキや、安全性など使用上の注意点もいくつかあります。

安全にかつ快適に使っていくために、この記事を参考にして使えない場所に注意しながらスチームクリーナーを使用してみてください。

ご覧いただきありがとうございます。

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