【プチ調査】「国税専門官はやめとけ」の声は負け組だから?「楽しい」の声もあるけど?

国税専門官はやめとけの声は負け組だから?楽しいの声もあるけど?

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【記事丸わかり】

  1. 国税専門官は、企業や個人に対して税金の指導や徴収、調査を行う国家公務員である。
  2. 彼らは国税調査官国税徴収官国税査察官の3つの職種に分かれ、それぞれ異なる職務を担当している。
  3. 国税専門官になるには、人事院が実施する採用試験に合格する必要があり、その後全国の国税局や税務署で勤務する。
  4. 職場は激務が特徴であり、特に年度末の2月から3月にかけては業務量が増大し、早出や残業が多くなる。
  5. 税務調査にはノルマが存在しないが、実際には調査件数をこなす圧力があり、精神的に疲弊することも多い。
  6. 転勤も多く、2~3年ごとに異動があり、家族を持つ職員にとっては大きな負担となることも。
  7. 体育会系の縦社会であるとされ、上下関係が厳しく、定期的に行われる飲み会などがストレスの原因となっている。
  8. 国税専門官の職場は、安定した職場でありながらも、精神的にも肉体的にも多くのことを要求されるため、「やめとけ」と言われる声もある。
  9. それにもかかわらず、税理士資格の取得などキャリアアップのチャンスも多く、やりがいを感じている職員もいる。
  10. この職種は正義感あふれる意欲的な人にとっては魅力的な選択肢であり、国の行政サービスの質を維持するために重要な役割を担っている。

【プチ調査】「国税専門官はやめとけ」の声は負け組だから?「楽しい」の声もあるけど?

グレース泉
この記事は私グレース泉が執筆しました。数多くの転職経験を経て現在はWebライターに専念。「リサーチ9割、執筆1割」がモットー。信頼性の高い記事をお届けします。40代、2児の母。

国税専門官に興味があり検索していると、「国税専門官 やめとけ」という検索予測が出てきて驚いている人もいるかもしれません。この記事は、

  • 国税専門官に興味がある人
  • 公務員試験の受験を考えている人

このような人のために、「国税専門官はやめとけ」と言われる理由を探っていきます。元国税専門官のブログやSNSを辿り、仕事の実態を調査しました。

生の現場の声を知ることで仕事へのイメージが湧きやすく、入社後のギャップを防げます。国税専門官ならではの仕事の魅力もお伝えしますので、ぜひ、最後まで読み進めてくださいね!

国税専門官になるには?

国税専門官は、企業や個人を対象に税金についての指導や徴収、調査をする専門職で、税務行政を執行する国家公務員です

国税専門官になるには、人事院が実施する国税専門官採用試験に合格する必要があります。

試験スケジュールは下記の通りです。

6月上旬第1次試験(筆記試験)
7月上中旬人物試験・身体検査
8月下旬最終合格者発表・採用面接
10月以降採用内定

翌年4月1日から採用、というスケジュールで進められます。採用後は全国の国税局及び沖縄国税事務所など、各管内の税務署で勤務することになります。

国税専門官の仕事内容

国税専門官の仕事は以下の3つに分けられます。

  1. 国税調査官
  2. 国税徴収官
  3. 国税査察官

3つの職種についてそれぞれ解説します。

①国税調査官

「国税調査官」は、個人や企業などの納税者を訪問し、申告の相談や税金の申告が適正かどうかを調べる仕事です

窓口業務だけではなく、直接訪問して出張調査も行います。

納税義務のある個人や企業に対し、必要書類の案内や確定申告の書き方を指導するため、年度末が最も忙しくなります。

②国税徴収官

「国税徴収官」とは、滞納された税金を徴収する業務です。納期に納税できない滞納者の相談や提案を行います

支払われない場合には裁判所の令状なしで、税金滞納者の財産を強制的に差し押さえる役割を持っています。

③国税査察官

「国税査察官」とは、通称「マルサ」と呼ばれる職種で、悪質な滞納者に対して脱税に関する調査や刑事告発をメインに行っています

企業が組織ぐるみで脱税する場合もあり、時には裁判所に申し立てを行い、許可を得た上で被疑者の家宅捜査を行うこともあります。

このように、国税専門官は税のスペシャリストとして法律、経済、会計などの専門知識を駆使して、使命感を持って仕事に取り組んでいます。

「国税専門官はやめとけ」の声を検証

安定した国家公務員でありながら、専門性が高く幅広い知識が必要になる国税専門官ですが、「やめとけ」と言われるのはなぜなのでしょうか。

Yahoo!しごとカタログや社員の口コミ情報が見られるopenwork、元国税専門官のブログ、SNSなどで調査し「やめとけ」と言われる理由を検証しました。

やめとけと言われる理由①激務である

国税専門官は国家公務員であるため、9時から17時までの勤務時間、土日祝日は基本的にお休みです。働き方改革の導入に伴い、有給休暇も取りやすいと言われています。

しかし、個人事業主の確定申告や企業の期末決算の多くが年度末に集中することで、毎年2~3月は業務量が増大し繁忙期となります。

そのため、早出、残業、休日出勤が余儀なくされ、「激務」状態であることから「やめとけ」の声が出ているようです。

また、デスクワークをイメージしている方も多いですが、国税専門官は日中、調査のために出張することも多く、体力面でもハードな仕事と言えるでしょう。

やめとけと言われる理由②ノルマがある

公務員なので「ノルマ」という表現はされませんが、調査官の意識として税務調査の件数をこなす必要があります。

ただし、目標件数に達していないからと言って、賞与がなくなったり勤務評価が下がったりするわけではありません。

とはいえ、税金の取り漏れは絶対に許さないといった使命感から、実地調査率を上げるために件数をこなさなければならず、負担に感じる人もいるのが事実です。

やめとけと言われる理由③転勤がある

国税専門官は研修を終えた後、全国12の国税局管内の国税庁、税務署勤務になります。癒着を防ぐという理由から、2~3年のサイクルで採用局管内で転勤があります。

また、意欲、適正、能力などに応じて海外勤務となるケースも。特にお子さんのいる職員は必ず転校が伴うため、見知らぬ土地での生活に家族が辛いと感じる場合もあります

やめとけと言われる理由④精神的に疲弊する人が多い

国税専門官の仕事は、人を疑う仕事といっても過言ではありません。税務対象者からは歓迎されることはなく、納税者から悪口や嫌味を言われることもあり、精神的に疲弊する人が多いのが現状です。

滞納者の中には経済的に困窮している人も多く、泣いて訴えたり自殺をほのめかしたりと、自分が相手を追い込んでいるのではと罪悪感を持ってしまうこともあります。

やめとけと言われる理由⑤体育会系縦社会

国税庁で働く職員の口コミが見られる「openwork」では、

  • 「体育会系が色濃く残る雰囲気で定期的に飲み会がある」
  • 「典型的な縦社会が根付いている」
  • 「上司が黒と言えば黒」

このような口コミが見受けられました。このような内部事情は、都心部や地方、部署などで異なりますが、「やめとけ」とマイナス評価の一因になっているのも確かです。

国税専門官の仕事の魅力

ここまでは、「国税専門官はやめとけ」と言われる理由について検証してきました。国税専門官に限らず、どんな仕事にも向き不向きはあります。

精神的なストレスを感じている人もいれば、毅然と仕事に向き合い正義感を持ってやりがいを感じている人もいます。

この章では、国税専門官の仕事の魅力について紹介します。

税理士の資格が持てる

税理士資格を取得するためには、通常5科目の試験に合格する必要があります。しかし、国税専門官として勤続10年以上で、税法に属する科目のうち3科目の試験が免除になります。

さらに、23年以上働くと5科目(全科目)が免除されるため、最終的には税理士の資格が得られますそのため、将来的に税理士としてキャリアを積める点が大きな魅力です。

士業と呼ばれる税理士は専門職であるため、信頼度が高く顧客が付きやすい傾向です。また、年齢問わず働けるので、定年退職後に独立開業して社会と関わり続けることもできます

平均年収が高く待遇がいい

国税専門官の年収は、一般職と比べて高い給与が支給されています。

★令和3年度東京都特別区勤務の場合(参照:国税庁

国税専門官250,560円
国家一般職218,640円

※初任給の額

これに加えて、扶養手当、通勤手当、住居手当、夏と冬のボーナスもあります。また、原則的に土日祝休み、年20日の有給休暇も取りやすい環境です。

繁忙期の忙しさはあるものの通常の勤務では残業も少なめなので、家事や子育てとも両立しやすく女性のキャリアアップも望める職種と言えるでしょう

結婚出産後も働きやすい職場

人事院が公表した「2022年国家公務員採用試験(専門職)の申し込み状況」によると、国税専門官採用試験の申込者数は1万4867人でした。そのうち女性の申込者数は6168名。

女性の割合は41.5%と、前年度を上回り8年連続で増加しています。

国税庁では女性にとって働きやすい環境作りに努めており、

  • 産前産後休暇制度
  • 育児休暇制度(男女共)
  • 妊娠中の業務内容の見直し
  • 看護休暇制度
  • 第Ⅳ期安心子育て応援プラン

など、福利厚生が充実しています。

国税局のHPでは女性職員からのメッセージも見られるので、参考にしてみてくださいね。(参照:国税局HP

研修が充実している

国税専門官として採用されると、採用者全員が受ける研修をはじめ、民間の研修といった様々な人材育成プログラムが組み込まれています。

税務大学校では、採用試験合格者のための「普通科」、実務経験3年~4年向けの知識、技能研修である「中等科」、7年以上17年未満の職員を対象とした「本科」を設置し、目的に応じたカリキュラムを実施しています。

脱税行為の手法は限りなく、年々手口が巧妙化しているのも事実です。専門性が高く常に知識をアップデートする必要があるため、幅広い知識が身に着けられる点も魅力につながります。

社会の現状や裏側を知ることができる

税務調査では経営者と直接話をする機会があります。仕事以外では会えない立場の人と接し、さまざまな業界の裏話を知ることもできます。

会社を背負っている人の考え方や、経営の理念、将来的な展望など、知見を広げられる点も働く上で大きなメリットとなるでしょう。

やりがいを持てる

国税専門官の仕事は、特に納税対象者からは嫌われる仕事かもしれません。

しかし、真面目に確定申告をしている人からしたら、脱税や滞納者をきちんと取り締まってくれる安心感のある存在です。

このように国税専門官は、正しい行いをしている人たちのためにも、なくてはならない存在です。

国の行政サービスは、個人や企業が納めた税金でまかなっています。安定したサービスを継続するために、納税者から正しい額を徴収することは当たり前のこと。

不正を決して許さないという高い正義感を持って職務を全うできるのも、仕事へのやりがいにつながるのではないでしょうか。

まとめ

「国税専門官はやめとけ」の声は負け組だから?「楽しい」の声もあるけど?と言うテーマに基づき、国税専門官やめとけの声を検証しました。やめとけと言われる理由は以下の5つです。

  1. 激務である
  2. ノルマがある
  3. 転勤がある
  4. 精神的に疲弊する人が多い
  5. 体育会系縦社会

これらの理由は、過去に元国税専門官だった人の体験談も含まれているため、現状では全てが正しい情報ではありません。

近年では働き方改革により繁忙期の対応や、縦社会の職場環境改善に努めている部署もあります。

国税専門官は負け組だ、併願先のひとつとしての職種と位置付けている人もいますが、仕事の魅力もあり、やりがいを持ちながら職務を全うできる仕事です。

国税専門官は正義感あふれる意欲的な人にぴったりの職種であり、将来のキャリア形成もできる魅力的な仕事ではないでしょうか?

ご覧いただきありがとうございます。

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