フォグランプの光軸調整ネジはどこ?上向き・下向きの回す向きと調整方法を徹底解説

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「フォグランプの光軸調整ネジがどこにあるか分からない」という悩みは、とても多く聞かれます。

フォグランプの光が手前ばかり照らして点いているのか分からないので、少し上向きにしたい。

逆に対向車からパッシングされるので、下向きに直したい。

どちらの場合も、まずは調整ネジの場所回す向きが分からないと始まりません。

この記事では、ネジの位置上向き・下向きの回転方向壁を使った具体的な調整手順、そして保安基準と車検での扱いまで、必要な情報をまとめて解説します。

なお、この記事はすべて四輪車(普通乗用車・軽自動車)のフォグランプを対象にしています。

目次

1. フォグランプの光軸調整ネジはどこにある?場所の基本

フォグランプの光軸調整ネジは、フォグランプ本体(灯体(とうたい))のすぐ近くにあります。

ただし、正確な位置は車種やフォグの形状によってバラバラです。

専門メディアのDIYラボは、調整ネジの位置は灯体によって異なるものの、傾向としては「下側」にあることが多いと説明しています。

つまり、フォグランプを下からのぞき込むと見つかるケースが多いということです。

ネジの見た目にも2つのパターンがあります。

1つは普通のプラスネジタイプです。

もう1つは白い樹脂製のダイヤル(歯車)タイプです。

ダイヤルタイプでも、プラスドライバーを差し込んで回せば歯車が動く仕組みになっています。

どちらのタイプも、基本はプラスドライバー1本で回せると考えて問題ありません。

ネジの種類回し方
プラスネジ式プラスドライバーで直接回す
白い樹脂ダイヤル式ドライバーを差すと歯車が回転
10mmボルト頭のタイプ下から10mmソケットで回す例もある

ネジが「1つだけ」なのがフォグの特徴

ヘッドライトの光軸調整には、上下用と左右用の2つのネジがあります。

これに対してフォグランプは、上下方向だけを調整するネジが基本です。

DIYラボも、「フォグランプの光軸調整は上下方向のみで、左右方向の動きはない」と明言しています。

実はこれには法律上の裏付けもあります。

国土交通省の保安基準(第199条)では、前部霧灯(ぜんぶむとう)の照射方向調節装置は、照射方向を左右に調節できない構造であることと定められているからです。

ですから、フォグで「左右用のネジが見つからない」のは正常です。

探すべきなのは上下用の1つだけと覚えておくと、迷わずに済みます。

フォグの形状で調整の仕組みが変わる

ネジの位置は、フォグの形にも左右されます。

Yahoo!知恵袋の回答では、丸形は裏側に調整ネジが付いていてリフレクター(反射板)の角度を変えるタイプが多いと説明されています。

一方で、楕円型や角型は、台座(ブラケット)とのネジにスプリングを仕込んで、フォグ本体ごと角度を変えるタイプもあります。

形状によって「どこを回すか」が変わる、という点を押さえておきましょう。

フォグの形状調整の仕組み(一例)
丸形裏側のネジでリフレクター角度を変更
楕円・角型台座のネジ+スプリングで本体ごと角度変更
この章のまとめ
位置は下側が多いフォグ本体を下からのぞくと見つかりやすい
ネジは上下用1つ左右用がないのは正常。法律でも左右調整は不可
2種類の見た目プラスネジ式と白い樹脂ダイヤル式がある
形状で仕組みが違う丸形は裏ネジ、楕円・角型は台座で角度調整
引用元・参照元
国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第199条(前部霧灯)」(公的機関)
DIYラボ(IPF)「フォグランプの光軸調整を正確に行う方法」
Yahoo!知恵袋「純正LEDのフォグランプって光軸調整できますか?」

2. 調整ネジの回す向き:上向きは時計回り?反時計回り?

ここが、この記事でいちばん誤解の多いポイントです。

結論を先に言います。

回す向きと光軸の上下の関係は、車種によって逆になります。

「時計回りで必ず上向き」という共通ルールは存在しません。

実際、ネット上の実例でも記述が真っ二つに割れています。

トヨタのルーミーの整備記録では、「ダイヤルを時計回りで上向き、反時計回りで下向き」と書かれています。

スズキのラパンの作業記録でも、「時計回りで光軸が上がり、反時計回りで下がる」とされています。

ところが、トヨタのカローラツーリングの記録では、「右(時計回り)に回すと下がる」と、まったく逆のことが書かれています。

この点について、パーツメーカーの日本ライティングは非常に的確にまとめています。

「一般的には時計回りで下がり、反時計回りで上がるが、車種によって反対の場合もあるので、実車で確認しながら調整すること」という説明です。

つまり「一般的な傾向」はあっても、あなたの車がその通りとは限らないということです。

実例(車種)時計回りにすると…
ルーミー上向き
ラパン上向き
カローラツーリング下向き

だから「マーキングして少し回して確認」が正解

回す向きが車種で逆になる以上、感覚や思い込みで一気に回すのは危険です。

正しい手順は、次の3ステップです。

まず、回す前のダイヤルの位置に油性ペンなどでマーキングします。

次に、ほんの少し(たとえば1回転だけ)回して、壁への照射でどちらに動いたか確認します。

そのうえで、目的の方向に必要なぶんだけ回していくという流れです。

ルーミーの整備記録でも、「開始位置が分かるよう事前にマーキングしておくことが大切」と強調されています。

樹脂ダイヤルは「回しすぎ」で壊れる

白い樹脂ダイヤルには、注意点があります。

ルーミーの整備記録によれば、樹脂ダイヤルはプラスドライバーで回すとすぐ削れて舐めやすいとのことです。

さらに、調整範囲の上限・下限に当たっても手ごたえが伝わりにくく、限界を超えて回して壊す人が多いと指摘されています。

実際、みんカラには「ネジを回したらちぎれた」という報告もあります。

固いと感じたら、それ以上は無理に回さないことが大切です。

この章のまとめ
共通ルールなし時計回り=上向きとは限らず、車種で逆になる
一般的な傾向時計回りで下がる車が多いが例外も多数
正解は実車確認マーキング→少し回す→照射で確認
回しすぎ厳禁樹脂ダイヤルは舐め・破損に注意
引用元・参照元
日本ライティングBlog「200系ハイエースフォグランプのカスタムに関わること」(2024年3月)
みんカラ 整備手帳「トヨタ ルーミーカスタム フォグ光軸調整備忘録」(2023年10月)
今日の牛村さん「フォグランプの光軸調整をせよ!」(ラパンの作業事例)
ameblo「フォグランプ交換及び光軸調整」(カローラツーリングの事例)

3. ネジが見つからない・届かない時のアクセス方法

「下側を探してもネジが見つからない」という声も少なくありません。

アクセスのしかたには、大きく分けて3つのパターンがあります。

アクセス方法特徴
バンパー正面のサービスホール穴にドライバーを差して回す。手軽
下(アンダーカバー側)からクリップを外し、下から直接アクセス
バンパー・カバー脱着上記で届かない車種はここまで必要

まずは「サービスホール」を探す

多くの車には、バンパーの正面やグリル付近に小さな穴(サービスホール)が用意されています。

ここにドライバーを差し込むだけで、フォグを外さずに調整できる仕組みです。

カローラツーリングの整備記録では、「フォグランプの下にドライバーを差し込める穴があり、そこにプラスドライバーを差して調整ネジにアクセスする」と説明されています。

穴の位置が分かりにくい場合は、明るいうちに一度ネジの位置を確認し、差し込む場所にテープで印を付けておくと、夜の作業がとても楽になります。

下から、またはバンパーを外す場合

サービスホールがない、または届かない車種もあります。

その場合は、タイヤハウス周りやアンダーカバーのクリップを外し、下からアクセスする方法があります。

ルーミーの整備記録では、下から直接ダイヤルに10mmソケットでアクセスすると、どれだけ回したか目視でき、上下限も手で感じられると紹介されています。

それでも届かない車種では、バンパーやリップスポイラーの脱着が必要になります。

ハイエースの事例でも、バンパーを外してフォグにアクセスしたという記録があります。

そもそも「調整できないフォグ」もある

ここは正直にお伝えします。

すべてのフォグに調整機構があるわけではありません。

みんカラには、「2017年式のマイナーチェンジ前のフォグに調整箇所が見つからず、30分探しても無い」という報告があります。

純正フォグの多くは調整できますが、車種やグレードによっては固定式で、そもそも光軸を動かせないケースが存在します。

15分〜30分探しても何も見つからない場合は、固定式の可能性を疑い、取扱説明書やディーラーで確認するのが確実です。

この章のまとめ
まずサービスホールバンパー正面の穴から差せる車種が多い
次に下からアンダーカバーのクリップを外して直接
最終手段は脱着届かない車はバンパーを外す
固定式もある探しても無い場合は調整不可の可能性
引用元・参照元
ameblo「フォグランプ交換及び光軸調整」(カローラツーリングの事例)
みんカラ 整備手帳「トヨタ ルーミーカスタム フォグ光軸調整備忘録」(2023年10月)
みんカラ「フォグ光軸調整」カスタム情報一覧(2017年式MC前の探索事例ほか)
Yahoo!知恵袋「純正LEDのフォグランプって光軸調整できますか?」

4. 壁を使った光軸調整の具体的な手順

ネジの場所が分かったら、実際に調整していきます。

特別な機械がなくても、壁とドライバー、メジャー、マスキングテープがあればできます。

用意するもの用途
プラスドライバー(柄の長いもの)調整ネジを回す
マスキングテープ壁にカットラインの印を付ける
メジャーフォグの高さを測る

基本の流れ

まず、平らな場所で、壁に対してまっすぐ車を停めます。

壁までの距離は、3メートル前後が目安です。

近すぎると変化が分かりにくく、遠すぎると光が弱くてカットラインがぼやけます。

次に、ヘッドライトは消し、フォグだけを点灯させます。

すると壁に、明るい部分と暗い部分の境目(カットライン)が現れます。

この境目にマスキングテープで印を付けます。

基準は「フォグの高さより下」

調整のゴールは明確です。

壁に映るカットラインの高さを、フォグランプ本体(レンズ中心)の高さより下にすることです。

DIYラボは、フォグの高さが57センチなら、カットラインは57センチより下にすると具体的に説明しています。

ここで「水平(同じ高さ)で止めるのはNG」という点が重要です。

水平だとマージン(余裕)がゼロになり、後ろに荷物を積んだり加速したりして車が尻下がりになると、光が上へ飛んでしまうからです。

fcl.(エフシーエル)は、3メートル先で本体の高さより約3〜5センチ下にカットラインを合わせる、という具体的な目安を示しています。

調整の目安数値
壁までの距離約3メートル
カットラインの高さフォグ中心より下(水平はNG)
下げ幅の目安(3m先)本体の高さより約3〜5cm下

バルブ交換の前に「純正の位置」を記録するのが理想

もっとも失敗しにくいのは、LEDなどに交換する前に、純正状態のカットラインを壁にマーキングしておく方法です。

交換後に同じ位置へ合わせるだけなので、基準がはっきりします。

すでに交換済みで純正の位置が分からない場合は、前述の「フォグの高さより下」を基準に合わせる簡易法で対応できます。

最後に、車を2メートルほど後退させ、光のラインがさらに下がっていれば、光が下向きに出ている証拠です。

この章のまとめ
壁から3m平らな場所でまっすぐ停める
フォグだけ点灯カットラインにマーキング
本体高さより下水平で止めず、少し下げてマージン確保
交換前に記録純正のカットラインを取っておくと確実
引用元・参照元
DIYラボ「フォグランプの光軸調整を、簡単に行う良い方法」
fcl.「【図解】フォグランプの光軸調整とLED角度調整のやり方!下がらない時の対処法も解説」
fcl.「車の光軸調整のやり方を完全解説!壁当て手順や車検基準も紹介」(2026年1月)

5. なぜ「下向き」が基本なのか:光軸の考え方と法律

「上向きにしたい」という気持ちは分かります。

手前しか照らさないフォグは、点いているのか分かりにくいからです。

しかし、フォグの光軸は「下向き」が大前提です。

その理由は、法律にあります。

国土交通省の保安基準では、前部霧灯の照射光線は「他の交通を妨げないものであること」と定められています。

2005年以前に製造された車に適用される旧基準では、より具体的に「照射光線の主光軸(しゅこうじく)は、下向きであること」と明記されていました。

WEB CARTOPも、光軸が狂っていたり幻惑光(げんわくこう/グレア)が出ているフォグは保安基準違反になり、車検もクリアできないと解説しています。

「上向きすぎ」がなぜ危険なのか

フォグはヘッドライトより低い位置に付いています。

そのぶん、わずかに上向きになるだけで、対向車のドライバーの目の高さに光が入りやすいのです。

DIYラボは、カットラインが1センチでも高いと、遠くに行くほど光が上へ向かい、遠方の対向車に幻惑光となると指摘しています。

「近くの対向車は平気でも、遠くの対向車には眩しい」という現象が起きるわけです。

MOTAが集めた読者の声にも、「トンネル内で対向車のフォグの光軸がこちらに合っていて目が眩んだ」という体験が寄せられています。

光軸の状態どうなるか
本体より下(正しい)足元を広く照らし、対向車に眩しくない
水平(マージン無し)荷重変化で上へ飛びやすい
上向き(NG)グレアで対向車を幻惑。保安基準違反

「上向きにしたい」場合の現実的な落としどころ

とはいえ、純正のフォグが極端に下向きで、まったく役に立たないという車もあります。

その場合に少し上げたい気持ちは自然なことです。

ただし、上げてよいのは「フォグ本体の高さを超えない範囲」までです。

本体の高さを超えて上向きにすると、対向車への幻惑と車検不適合のリスクが一気に高まります。

「見やすさ」と「迷惑をかけないこと」の両立点は、あくまで本体高さより下だと理解しておきましょう。

この章のまとめ
下向きが大前提保安基準「他の交通を妨げないこと」
旧基準は明記2005年以前は「主光軸は下向き」と規定
低い位置ほど危険少しの上向きで対向車の目に入る
上げても本体高さまでそれを超えると幻惑・車検NG
引用元・参照元
国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第199条・第30条(前部霧灯)」(公的機関)
WEB CARTOP「フォグランプの正しい使い方とは? 義務ではないが誤用すれば迷惑にも違反にも」(2025年6月)
DIYラボ「フォグランプの光軸調整を、簡単に行う良い方法」
MOTA「車のフォグランプ“正しい使い方”知っている?」

6. フォグの保安基準と車検での扱い

光軸だけでなく、色・高さ・個数・明るさにも基準があります。

フォグは装着義務のない補助灯ですが、付いている以上は保安部品として車検の対象になります。

項目前部フォグの基準
白色または淡黄色(たんこうしょく)。左右同色
個数同時点灯は2個まで
上縁の高さ地上800mm以下(乗用車)
下縁の高さ地上250mm以上
取付位置ロービーム上縁より下/最外側から400mm以内

明るさの基準は「撤廃」されている

明るさについては、少しややこしい経緯があります。

HID屋の解説によれば、2005年までに製造された車のフォグは「1万カンデラ以下」と制限されていました。

しかし、2006年以降に製造された車では、明確な明るさの数値基準は撤廃されています。

ただし、数値基準がないからといって何でもよいわけではありません。

保安基準の「他の交通を妨げないこと」が生きているため、検査官が「眩しい」と判断すれば不合格になります。

色温度(ケルビン)の落とし穴

白色を選んだつもりでも、車検で落ちることがあります。

ENEOSウイングやHID屋は、ケルビン数が高すぎると青白く見えて、白色と認められず不合格になる可能性があると注意を促しています。

白系を選ぶなら、おおむね6000ケルビン以下が無難とされています。

フォグの光軸は「機械で測らない」

ここは多くの人が知らない重要ポイントです。

ヘッドライトはテスター(機械)で光軸と光量を測定します。

一方で、フォグの光軸には、専用機器を使った測定はありません。

ラパンの作業者も、「フォグには車検の際に専用器具を使った光軸の確認がない」と記しています。

つまりフォグは、検査官の目視で「眩しくないか」を判断されるということです。

なお、左右どちらか片方が球切れで点かない場合は整備不良となり、車検に通りません。

片側だけ外して残すのもNGです。

この章のまとめ
色は白か淡黄色左右同色。青白すぎもNG
明るさ基準は撤廃2006年以降は数値なし。ただし眩しければ不合格
光軸は目視判断フォグは機械測定なし。検査官が判断
片側切れはNG球切れ・片方だけ装着は車検不合格
引用元・参照元
国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第199条(前部霧灯)」(公的機関)
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)「フォグランプを取り付ける際に注意したい保安基準とは?」
HID屋「フォグランプの保安基準は5つ!保安基準に満たない色、高さは?」(2024年4月)
ENEOSウイング サービスマガジン「車検に通るフォグランプとは?」(2025年11月)

7. 社外LED化で「下がらない・上向きになる」問題と対処

「純正の位置まで光軸が下がらない」という相談が、近年とても増えています。

原因は、ネジの回し方ではなくLEDバルブそのものの特性にあります。

「発光点」が大きくなっている

fcl.の解説によれば、近年のLEDは明るさを稼ぐためにチップが大きく、枚数も多くなっているとのことです。

その結果、発光点(光源の面積)が純正の電球より大きくなり、照射範囲が上下に広がるのです。

正しい位置に付けても、光の上端が物理的に純正より高くなってしまうことがあります。

これが、「調整ネジを限界まで回しても純正の低さまで下がらない」現象の正体です。

まず「バルブの角度」を疑う

光軸ネジを回す前に、確認すべき工程があります。

それがLEDバルブ自体の取り付け角度です。

fcl.は、LEDチップが地面と平行になるように取り付ける(配線が真下または真上に来る)のが基本だと説明しています。

この角度がズレていると、光軸ネジをいくら回しても正しい配光は出ません。

フォルクスワーゲンのビートルの事例でも、ポン付けのLEDは上方に光が拡散しがちで、光軸調整がマストだったと記録されています。

LED化でズレる原因対処
発光点が大きい手前重視で無理に下げすぎない
バルブの取付角度ズレチップが地面と平行になるよう調整
配光の乱れたバルブカットラインの出る製品を選ぶ

無理に下げすぎるのも逆効果

fcl.は、もう一つ大切な指摘をしています。

LED化で照射能力が上がっているのに、無理に純正の低さまで下げると、手前の地面ばかり照らして性能を活かせないという点です。

ゴールは「純正と同じ最低の位置」ではなく、「対向車を幻惑しない範囲で、実用的に前を照らす位置」です。

具体的には、カットラインの上端が本体高さを超えない範囲で、できるだけ前を見やすくする、という落としどころになります。

この章のまとめ
下がらない原因LEDの発光点が大きく光が上下に広がる
まず角度確認チップを地面と平行に。配線は真下か真上
下げすぎ注意手前ばかり照らすと性能を活かせない
目標は本体高さ以下眩しくない範囲で前を見やすく
引用元・参照元
fcl.「【図解】フォグランプの光軸調整とLED角度調整のやり方!下がらない時の対処法も解説」
みんカラ 整備手帳「フォルクスワーゲン ザ・ビートル フォグランプの光軸調整方法」(2018年12月)
HID屋「これで安心!フォグランプの光軸調整について徹底解説」(2026年3月)

8. 業者に頼む費用と、迷惑フォグにしないためのマナー

「自分で回すのは不安」という場合は、業者に任せる選択肢もあります。

費用は思ったより安く済むケースが多いです。

依頼先光軸調整の費用の目安
テスター屋(予備検査場)光軸調整のみで1,000〜3,000円程度
カー用品店の整備工場2,000〜3,000円程度
ディーラー店舗により幅がある

ここに示した金額は、あくまで各媒体が紹介している相場・目安です。

実際の請求額は、車種・作業の手間・地域によって変わります。

いちばん確実なのは「テスター屋」

テスター屋とは、車検場の近くにある民間の予備検査場です。

「車の車検徹底解説!」によれば、光軸調整のみなら2,000円程度が一つの目安とされています。

本番の車検と同じ設備で測定・調整してくれるため、ユーザー車検の直前に立ち寄るのが一般的な使い方です。

ただし、テスター屋は基本的に検査と調整のみで、部品交換や修理には対応しない点は覚えておきましょう。

「迷惑フォグ」は社会問題になっている

最後に、マナーの話です。

いま、晴れた夜にフォグを点けっぱなしにする車が社会問題になっています。

自動車誌ベストカーは、ここ10年ほどでフォグを不用意に点灯する車が増えたと感じる人が多いと報じています。

背景には、一度フォグをオンにするとスモール連動で自動点灯し、無意識に点けっぱなしになる車が増えたという事情があります。

そもそもフォグは霧・大雨・降雪など、視界が悪いときに使う補助灯です。

晴天時の点灯は、対向車や先行車に眩しさを与えるだけになりがちです。

迷惑になりやすい使い方正しい考え方
晴れた夜も常時点灯悪天候・視界不良時のみ点灯
フォグのみで走行ヘッドライト無しは無灯火違反
光軸が上向き・爆光本体高さより下・眩しくない明るさ

なお、ヘッドライトを点けずにフォグだけで走ると無灯火違反となります。

普通車の場合、違反点数1点と反則金6,000円が科されます。

光軸をきちんと下向きに調整し、必要なときだけ点ける

これが、フォグを味方につけるいちばんの近道です。

この章のまとめ
テスター屋が安い光軸調整のみで1,000〜3,000円が目安
車検直前に活用本番と同じ設備で調整。修理は不可
常時点灯は迷惑フォグは悪天候・視界不良時だけ
フォグのみ走行は違反無灯火で1点・反則金6,000円(普通車)
引用元・参照元
最安修理.com「車検で必要な光軸調整って?ディーラーやカー用品店で対応を比較」
車の車検徹底解説!「テスター屋で調整してもらおう」(予備検査場の費用)
ベストカー「なぜフォグランプの付けっぱなし急増?? 使い方浸透せず眩惑も」
AUTO MESSE WEB「後続車に大迷惑の『リアフォグ』点灯…正しいフォグランプの使い方とは」(2025年1月)
MOBY「フォグランプの常時点灯や日中の点灯は違反?眩しくて迷惑になることがある?」