国税専門官を目指す:難易度・倍率は?インターンで何がわかる?

国税専門官はやめとけの声は負け組だから?楽しいの声もあるけど?

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



こちらの記事も読まれています

 

国税専門官を目指す:難易度・倍率は?インターンで何がわかる?

国税専門官はやめとけの声は負け組だから?楽しいの声もあるけど?
Mr.乱視
この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

 

国税専門官試験とは

国税専門官試験は、納税者の申告内容を調査・検査・指導する仕事を担当する国家公務員の採用試験です。試験は筆記試験と面接試験からなり、合格後は各国税局での採用が決まります。

 

受験資格

国税専門官試験の受験資格は、21歳以上30歳未満であることが必要です。また、大学を卒業した者、試験の実施年度の3月までに卒業見込みがある者、人事院がそれらと同等の資格があると認める者なども受験資格に含まれます。

 

つまり、高卒でも受験できます。

 

ただし、詳細は毎年変更されるため、最新情報を確認する必要があります。

※⇒⇒人事院:国税専門官採用試験

 

試験日程

2023年(令和5年)の国税専門官の試験の日程は以下の通りです。

受付期間申込みは、インターネットにより行ってください。
2023(令和5)年3月1日(水)9:00~3月20日(月)受信有効
第1次試験日6月4日(日)
多肢選択式試験の正答番号掲載期間6月5日(月)11:00~6月12日(月)17:00
第1次試験合格者発表日6月27日(火)9:00(掲載は7月3日(月)17:00まで)
第1次試験合格通知書ダウンロード期間6月27日(火) 9:30~7月14日(金)17:00
パーソナルレコードからダウンロードしてください。
面接カードダウンロード期間6月27日(火) 9:00~7月14日(金)17:00
こちらからダウンロードしてください。
第2次試験日6月30日(金)~7月14日(金)
第1次試験合格通知書で指定する日時(日時の変更は、原則として認められません。)
最終合格者発表日8月15日(火)9:00(掲載は8月21日(月)17:00まで)
最終合格通知書ダウンロード期間8月15日(火) 9:30~9月14日(木)17:00
パーソナルレコードからダウンロードしてください。
個人の試験結果(成績)閲覧可能期間9月5日(火) 9:00~11月6日(月)17:00
パーソナルレコードからダウンロードしてください。

人事院

 

試験内容

国税専門官試験の試験内容は以下の通りです。

一次試験基礎能力試験
専門試験
専門論文
二次試験人物試験(面接)

 

倍率は低めか

過去3年間の受験者数と採用数は以下の通りです。(※人事院:国税専門官採用試験

2020年の倍率は約3.6倍です。※受験者数がわからないので申込者数で計算しています。

 

2021年の倍率は約2.3倍です。

2022年の倍率は約2.7倍です。

 

国税専門官試験の倍率は、他の公務員試験と比較してやや低めのようです。また、国税専門官試験の合格者は他の公務員試験にも合格すればそちらへ流れることが多く、そのため募集人員に対して合格者数が多くなる傾向にあるようです。

 

採用予定数(2023年度)

2023年度の国税専門官の採用予定数は下記の通りです。

人事院

 

過去数年と比較すると、2023年度は採用数が減少しています。

※下の表で最終合格者数が採用数より多いのは、前の項目で触れたように、他の公務員試験にも合格した場合、そちらに流れていく人が多いからです。

2023年度国税専門A 1,000名
国税専門B  100名
2022年度1,400名(最終合格者数は4,106名)
2021年度1,500名(最終合格者数は4,193名)
2020年度1,350名(最終合格者数は3,903名)

 

インターンで何がわかる?

国税専門官のインターンシップに参加することで、国税専門官がどのような業務を行っているかや、職場の雰囲気を知ることができます。具体的には、国税調査官や国税徴収官などの業務内容や、納税者との接点などを学ぶことができます。

 

また、インターンシップ参加者によっては、本選考への影響もある場合があります。具体的には、インターンシップで得た知識や経験をエントリーシートや面接でアピールすることができ、選考に有利になる可能性があるということです。

 

ただし、インターンシップ参加自体が必須ではないため、参加しなくても合格することは可能です。

 

体験者の声

実務を体験するわけにいかないのでe-taxでの確定申告の体験、という形だったのだと思います。これで国税専門官の仕事がわかったかといわれると微妙ですが、職員の方との座談会もあり、生の声を聞くことのできる貴重な時間でした。

 

国税専門官の仕事内容や研修、キャリアパスの説明を受けた後に、e-taxシステムを使って確定申告の体験をしました。

 

参加者同士の関わりはありません。職員の方とはお話しする機会があります。聞きたいことはなんでも聞ける雰囲気ですので、質問を考えて行くのが良いと思います。

 

半日のインターンシップ。二時間程度は説明会の座学だった。後半2時間は確定申告を自営業者が行うHPを使って体験を行った。最後に質疑応答の時間が長かった。30分程度あったと記憶している。

 

「大変さ」等のデメリットをはっきりと語ってくれた。国家公務員のなかでも給料が高い原因である過酷さや大変さ、危険度を丁寧に説明してくれた。また、試験には必要ないが欲しい特技や資格も語ってくれた。

ONE CAREER)(就活会議

 

まとめ~難易度はけっこう高いか~

「国税専門官を目指す:難易度・倍率は?インターンで何がわかる?」のテーマで解説してきました。

 

国税専門官試験の倍率は、他の公務員試験と比べて、やや低めのようです。

 

しかし、試験科目は非常に多岐にわたっており、試験勉強に割かなければならない時間はかなり多いようです。

 

たとえば、専門試験では下記の分野から出題されます。

  • 必須選択科目:民法・商法、会計学簿記を含む)
  • 選択科目: 憲法・行政法、経済学、財政学、経営学、 政治学・社会学・社会事情、 英語、商業英語、情報数学、情報工学

 

また、面接試験に関しても、他の公務員試験よりも重要度が高いと言われています。国税専門官の仕事は、納税者から見れば煙たい存在でもあり、そういう環境で仕事を進める職業です。

 

コミュニケーション能力や胆力や突破力などが、専門的な業務知識同様に要求される仕事です。

 

漠然とした動機で試験を受けている人はすぐに見抜かれてしまうでしょう。

 

強い意志を持って、計画的かつ効率的に試験勉強を積み重ねる必要があると思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

こちらの記事も読まれています