ドライブレコーダー|常時録画でSDカードに上書き|復元できる?

ドライブレコーダー・SDカード・上書き・復元・常時録画

ドライブレコーダー|常時録画でSDカードに上書き|復元できる?

復元できるデータとできないデータがあります。

復元する方法としては、

  1. ネットで「データ復元ソフト 無料」で検索してヒットしたものを使ってみる
  2. ネットで有料のデータ復元ソフトを購入する
  3. ネットで有料のデータ復元業者に依頼する

の主に3つの方法があります。

ドライブレコーダーはループ録画方式

データの復元に関しては、まずドライブレコーダーの録画方式について知っておくべきことがあります。

ドライブレコーダーの録画方式は、現在販売されている機種はみなほぼ同じ方式で、ループ録画方式と呼ばれています。そして、ほぼすべての機種が常時録画です。エンジンをかけている間は延々と録画し続ける方式です。

たとえば、200万画素の機種で8GBのmicroSDカードを使っている場合は、だいたい80分ほど録画できます。すると、80分ドライブするとそれでカードは満杯になります。満杯になったら、今度はまた最初に戻り、すでに録画されていた映像に新しい映像が上書きされていきます。

このようにして、ドライブレコーダーの映像は、順次、古い映像の上に新しい映像が上書きされて、それを延々と繰り返します。

また、画像の記録のやり方ですが、昔のテープレコーダのように一続きのものとして録画されるのではなく、3分とか5分といった短いファイルに区切りつつ、これをつなげていく方式になっています。

そこでこのページのテーマです。

SDカードに上書きされたデータ、つまり、上書きされる前にすでに記録されていたデータは復元できるか?

についてですが、これは上書きの状況によって、復元可能なものと不可能なものが出てきます。

全領域が上書きされたら復元できない

たとえば、8GBのSDカードに80分の映像が録画され、それで満杯になったところで、また最初に戻って、古いファイルから順番に上書きされていったとします。

その際、上書きが始まってから10分程度経過した段階で記録を止めた場合、まだ上書きされていない70分間の古いデータに関しては復元可能です。しかし、新しいデータが上書きされた10分間の領域に関しては、古いデータはすでに新しいデータに置き換わっているので、その部分の復元はできません。

もしもいったんカードが満杯になってから、もう一度最初に戻って、さらに80分ドライブしたとすると、古いデータはすべて新しいデータに上書きされますので、この場合は古いデータを復元することは全く不可能になります。

このように、ドライブレコーダーのデータは復元可能ですが、それはまだ上書きされていない領域があれば、そこは復元できる、という意味です。

新しいデータにより上書きされてしまった領域に関しては、残念ながら、その領域は復元できません。まだ上書きされていない領域のみ復元できます。

「削除」や「フォーマット」は復元できる

ですから、SDカードのデータを「削除」したり「フォーマット(初期化)」しただけなら、古いデータは復元できます。

なぜなら、まだ新しいデータにより上書きされていないからです。「削除」とか「フォーマット」というのは、いってみれば本の目次を消去しただけの状態であり、本文の部分はまだその時点では丸まる残っています。

「削除」とか「フォーマット」は、目次を消してあるので本文が呼び出せないだけです。この呼び出せない状態を、復元ソフトやプロの業者は呼び出せる状態に操作できる、ということです。

データ復元可能な具体的ケース

次のようなケースは、ドライブレコーダーのSDカードのデータは復元可能です。

  • 事故にあった直後、データが上書きされては困るので、ドライブレコーダーからSDカードを抜き取っておいたのだが、後で確認したら事故の映像が映っていなかった。

これはドライブレコーダーの電源がONの状態でカードを引き抜くと発生する現象ですが、データは3分とか5分の細切れのファイルに分けて記録されるところを、たとえば2分の時点でカードが引き抜かれると、その2分は正式には記録されないデータになります。エンジンを止めれば、2分のファイルでもファイナライズされてちゃんとデータとして保存されるのですが、いきなり引き抜かれると、この操作をする時間が持てずに正式な記録として保存されません。しかし、これは復元可能です。データはちゃんと残っています。

  • 2日前に接触事故を起こしたのだが、その事故の模様はイベント記録として保存されているものと思い、その後も通常通りドライブレコーダーを作動させて自宅に戻った。いざ事故時の映像を再生しようと思ったら、事故の映像がイベント記録として記録されていなかった。

ドライブレコーダーは2系統の記録を行います。一つはループ録画方式により走行中の映像をそのまま記録し続けますが、事故などで衝撃を受けた場合にのみ、ループ録画とは別枠で事故時の前後数十秒間をイベント記録として録画します。イベント記録で保存された映像はループ録画で上書きされることはありません。別の領域を確保しているので、この領域の容量がいっぱいにならない限り消去されることはありません。

しかし、接触事故などの場合、衝撃度が小さいと機械が判断した時には、ドライブレコーダーはイベント記録を発動しません。通常のループ録画だけが延々と記録されることになります。しかし、この場合でも、接触事故はループ録画のいずれかのファイルに記録されています。その部分がまだ上書きされていなければ復元可能です。すでに上書きされてしまっていれば復元できません。

下記の記事も参考にしていただけると幸いです。

⇒⇒ドライブレコーダーのSDカードを抜く場合の注意点は?

⇒⇒ドライブレコーダーの「ループ録画の意味」を教えて!

⇒⇒ドライブレコーダーの録画ファイル構成はどうなっている?

ご覧いただきありがとうございます。

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元保険代理店代表です。現在はブログ記事作成を日課にしています。自動車保険の記事が中心ですが、その他クルマに関するお役立ち記事に取り組んでいます。今月も「役に立つ記事」だけを目指して頑張ります。