【60秒解説】エンジンスターターで始動後、そのまま発進できますか?

エンジンスターター・そのまま発進




エンジンスターターで始動後、そのまま発進できますか?

(※)トップ画像はユピテルのHPより

寒い冬や暑い夏に、事前にリモコンでエンジンをかけておけば、いざ乗り込んだ際に快適な温度になっているし、エンジンの暖機運転をすることにもなる。

これがエンジンスターターのメリットです。

では、事前にエンジンをかけておいて、いざ車に乗り込んで発進しようとする際、そのまま発進していいのでしょうか?

というか、そのまま発進できる仕様になっているのでしょうか?

その答えですが、エンジンスターターの製造年によって仕様が異なると思います。

最近製造されたエンジンスターターの場合は、そのまま発進しようとしても、ドライバーが何らかの操作をすることでいったんエンジンが切れる仕様になっていると思います。

(※)「何らかの操作」とは、たとえばドアを開け閉めする、ブレーキを踏む、シフトレバーを動かす等の動作のことです。

ですから、改めていつものように普通にエンジンをかけて発進することになります。

エンジンスターターの古い機種の場合には、すでにエンジンがかかっている車に乗り込み、そのまま何の問題もなく発進できるものが多いと思います。

今から20年近く前になりますが、エンジンスターターを装着した車が無人のまま誤発進して人身事故を起こしたり起こしかかったりする事故が発生しました。

これを受けて、平成15年(2003年)12月26日に国土交通省は「遠隔操作式エンジンスターターの安全対策について」という通知をメーカーや自動車ユーザーに発信しました。

このなかで、エンジンスターターの製造メーカーに対して具体的な安全対策の指針を出したのです。⇒⇒遠隔操作式エンジンスターターの安全対策

この安全対策のキモは、「エンジンスターターでいったん始動したエンジンを、いざ車を発進させようとするときにはいったん切れるようにする」という点です。

「エンジンの始動」と「車の発進」の間にワンクッション置くことで、車が無人のまま勝手に動き出さないようにする。

こうした2段階のプロセスではじめて車が発進できるよう製品の改良を求めたのです。

したがって、古い製品の中にはエンジンスターターでエンジン始動した後そのまま発進できる機種もあるでしょうが、最近のエンジンスターターでは、たとえばドアを開けることでいったんエンジンが切れ、新たにいつものエンジンスタートの操作をすることで、はじめて車が発進できるような仕様になっていると思います。

(※)余談ですが、トップ画像のユピテルVE-E8810stというエンジンスターターは「業界最長12km」の飛距離を誇るそうです。ちょっと意味が分かりません。そんなに離れた場所に停めてある車のエンジンをスタートさせられたとしても、その車に辿り着くためにはタクシーとか利用しなけりゃなりませんよね(笑)。ほんと、意味不明です。どんなシーンで使用するのか想像できないのですが。

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