こちらの記事も読まれています
車のエアコンと燃費|風量の大小で燃費に変化がある?
車のエアコンと燃費の関係ですが、まずエンジンだけで走る車と電気自動車・ハイブリッド車とを区別する必要があります。
水冷式のエンジンで走る車の場合、エアコンの風量を大にしても小にしても、燃料消費には影響しません。冷房時も暖房時も燃費には影響しません。
ただし、バッテリーには影響を与えます。特に長い渋滞にはまった場合など、アイドリング状態で冷房や暖房を使い続けることになり、その際に風量を大にしたままだとバッテリーの電力消費量が大きくなって、もしもバッテリーがすでに弱っているような場合は、バッテリー上がりで車が動かなくなることもあります。
エアコンの風を作るブロアファンは、実は電力消費量がけっこう大きなパーツです。車が流れに乗って走行している場合は、オルタネーターがしっかり発電してその電気をバッテリーに充電し続けますから、特に問題は起きません。
しかし、渋滞でアイドリング状態が続くと、オルタネーターの発電量がブロアファンの消費量を下回るために、バッテリーの蓄電容量が低下するのです。
そういうわけで、風量の大小が直接的に燃費の数字には影響しませんが、バッテリーには大いに関係しているので、いちおう頭に入れておいていただきたいと思います。
電気自動車・ハイブリッド車の場合
電気自動車もハイブリッド車も、バッテリーの蓄電量の大小はそのまま航続距離に影響を与えます。
冷房時の風量も暖房時の風量も、大きくすればそれだけ電力消費量が多くなり、バッテリーの蓄電量は減少します。その結果、航続距離は減少します。
つまり、電気自動車とハイブリッド車の場合は、風量の大小は直接的に燃費性能に影響を与えます。航続距離を稼ぐためにはできるだけ風量を小さくしたほうがいいと思います。
こちらの記事も読まれています
下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。