車検20万?|車検費用が11万・12万・13万・14万・16万・17万・18万・19万のケースとは?

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平均的な車検費用の相場は、軽自動車で70,000円前後、1500ccクラスの普通車で90,000円前後です。

もっともこの金額は初回車検などでまだ交換部品があまり発生していないケースの金額で、年数も経ち走行距離も多くなっている車両の場合は当然車検費用はもっと高くなるのが普通です。

とりわけ単価の高い交換部品が発生した場合は20万円前後になることも普通にあります。

あまりに車検費用が高額になると、今度は買い替えも視野に入れなければならなくなるかもしれません。

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2023年1月26日

車検費用の平均額は?

車検費用が最も安上がりなのはユーザー車検です。

ユーザー車検は車を陸運局に持ち込んで検査から車検証発行まで全て自分で行う車検のことです。

ユーザー車検では法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)の支払いのみで済みます。

しかし、車のことに詳しい人はユーザー車検もできるでしょうが、一般のユーザーはそれほど車に詳しくないし、また仕事などで忙しいので、結局はディーラーや整備工場やガソリンスタンドなどに車検を代行してもらうのが普通だと思います。

このように業者に車検代行を依頼した場合の車検費用の総額は、

  • 軽自動車:70,000円前後
  • 1500ccクラスの普通車:90,000円前後

という金額になります。

ただし、この金額は初回車検あるいは2回目車検などでまだ交換部品が数多く発生していない時点の金額です。

新車から10年あるいは走行距離10万キロといったケースになると、下記にご案内するような単価の高い交換部品が発生してきます。

そうなると、車検費用の総額は10万円台、さらには20万円以上というケースも出てきます。

単価の高い交換部品の事例

  • タイミングベルト:費用相場は30,000円~100,000円。車により交換時期が異なりますが、一般的には10万キロ前後です。車種によっては交換が必要ないものもあります。いったん破損すると他の部分にも損害が広がって修理費用が膨れ上がるので業者のアドバイスに従ってください。なお、一般的にはウォーターポンプと同時に交換することが多い部品です。
  • ウォーターポンプ:交換費用の相場は15,000円~25,000円。エンジンをオーバーヒートから守る大事な部品です。一般的にはタイミングベルトと同時に交換することが多いです。
  • タイヤ:交換費用の相場は10,000円~100,000円。軽用の格安品もあれば、普通車のいわゆる「ちゃんと買い」であれば100,000円以上も。交換のタイミングは走行距離に大きく左右されます。
  • ドライブシャフトブーツ:交換費用の相場は10,000円~18,000円。この部品に破れが発生するとゴミや異物が入り込んでベアリングが壊れます。5万キロ~10万キロは傷みが発生しやすい時期です。
  • オルタネーター(ダイナモ):交換費用の相場の50,000円~120,000円。今の車は20万キロは持つと言われていますが、使い方によっては10万キロ前後で交換が必要なケースも。この部品が壊れるとバッテリーに電気が充電されなくなります。
  • ショックアブソーバー:交換費用の相場は50,000円~100,000円(4本交換)。乗り心地の変化を気にしなければ20万キロ無交換でも大丈夫ですが、オイル漏れしてきたら交換が必要です。(※)当サイトの管理人の場合、以前は4万キロごとにショックを交換していましたが、今は10万キロ超でも無交換でいます。個人的な意見ですが、ここだけ新しくしても他の部分も全体的にヤレてくるので、むしろ、無交換で過ごすほうが快適かもしれません。もちろんオイル漏れしたら交換すべきですが
  • ラジエターホース・キャップ:交換費用の相場は10,000円~20,000円(ラジエターホース)・1,500円~2,000円(キャップ)。なお、ラジエター本体の交換が必要な場合は80,000円~120,000円程かかります。
  • ブレーキローター:交換費用の相場は50,000円~100,000円(4輪交換の場合)。交換でなく研磨ですむ場合はもう少し費用を抑えられます。
  • MT車のクラッチ:交換費用の相場は国産車で50,000円~100,000円、輸入車で150,000円~200,000円。クラッチは使い方によって交換時期が大きく異る代表的な部品です。

上記は比較的単価の高い交換部品の事例ですが、車検の際はこれら以外にもワイパーゴム交換・ウインドウォーシャー液補充・エンジンオイル交換といったいわば定番メニューもあります。

高額な車検見積もりが出た場合の対応策

想像以上に高額な車検の見積もりが出た場合は、業者の担当者と話し合うべきです。

何を話し合うかと言うと、見積書に記載されている交換部品等が、

  • すでに不具合が出ているから今すぐ交換しなければいけないもの
  • 今は不具合はないがそのうち不具合が出るのは確実なので予防的に交換すべきもの

このいずれであるかを確認することです。

その答えによって、今の車を今後も乗り続けるか、それとも別の車に乗り換えるか、そうした今後の車との付き合い方の判断材料になると思います。

たとえば、今回の車検は受けるけれど、近いうちに車を乗り換えるつもりでいるなら、できるだけ部品交換はしないでだましだまし乗り続ける選択もアリだと思います。

いっぽうで、車を気に入っているので今後も長く乗り続けたいのであるなら、たとえ車検費用が高くなっても予防的に部品交換しておくべきでしょう。

こうしたことは、業者の担当者と話し合う中で車の現状がわかってきて、自然に判断が固まってくるものです。

プロの話を聞くことは、そういう意味でとても役に立つと思います。

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車検費用に関する下記の記事も参考になさってください。

ご覧いただきありがとうございました。