【記事丸わかり】
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車検費用の支払い方法について解説します。
結論を言うと、車検を出す工場の事情により千差万別です。
全額前払い、法定費用のみ前払いで整備費要は後払い、全額後払い、というように車検を出す場所によって支払い方法は異なります。
また後払いにはカード払いも含まれますが、同じカード払いでも、ボーナス一括払い、分割払い、リボ払いなどがあり、どの支払い方法が利用できるかは、カード会社との契約内容と車検を出す場所の方針、この両方の要素で決まります。
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まず車検費用について
「いやあ、先日の車検で12万円かかっちゃったよ」
友人との会話でこういう話が出た場合、この12万円というのは当然のことながら車検費用の総額のことです。
わたしたちユーザーからすれば、内訳は関係なくて、とにかく支払い総額がいくらかが問題になります。
しかし、車検を請け負う業者の側に立つと事情が異なります。
車検費用は、大別すると2種類の費用があります。
- 法定費用
- 整備費用
①は自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料で、これらは車検業者のサイフに入るのではなく、全額公的機関と保険会社に出て行くお金です。
②は整備工賃・交換部品代などで、車検を請け負った業者のサイフに入ります。
こうした事情があるので、業者の資金的な余裕次第で、①は前払いだけれど②は後払いOK、という業者もあれば、①も②も後払いOK、という業者も出てきます。
車検先による一般的な傾向
ユーザー車検
100%現金払いです。
車検専門業者・全国チェーンのカー用品店
後払いOK、カード払いOKのところが多い。
ガソリンスタンド・民間整備工場
法定費用は前払い整備費用は後払いというところが多い。カード払い可能なところも増えている。
ディーラー車検
後払いOKなところが多く、カード払いはほぼ全てが採用している。
車検代行業者
基本的にユーザー車検と同じことをするので、ほぼ100%現金払いです。
後払い・カード払いの内容はまちまち
一口に後払いと言っても、どれくらいの猶予期間があるかは業者によってまちまちです。
事情を話すことで期間を柔軟に先延ばししてくれる業者もあれば、定められた期間しか受け付けないところもあります。
カード払いも同様です。まずカード会社との契約内容が問題になり、ボーナス一括払い・リボ払い・分割払いなどがOKかどうか、次に車検業者の事情が入ってきて、法定費用を含めた車検費用の総額が支払い対象になるのか、それとも法定費用のみ現金払いで整備費用だけがカード支払いの対象か、ケースはばらばらです。
いずれにしても、車検に出す場合は事前に支払い方法について確認・相談しておくことが大事です。
車検を請け負う業者にしても、一番の関心事は「ちゃんと払ってもらえるのか」なので、支払い方法について質問されるのはむしろ安心材料になります。
(※)車検費用の支払い方法は、同じところであっても頻繁に変化します。わたしが4年前にトヨタディーラーに車検をお願いしたときは、法定費用は現金前払いで整備費用のみカード払いOKでした。しかし2年前に同じディーラーに出したときは、総額がカード払いOKとなっていました。支払い可能な方法は変化するので、事前に確認することをおすすめします。
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