車検証の「改」は改造車のこと？デメリットは？保険は？

【記事丸わかり】

車検証の「改」:
- 車検証の型式欄に「改」と入っている車は改造車を意味します。
- 正式に構造変更の検査を受けた合法的な車であり、次の車検も通ります。
合法的な改造車:
- 車体の形状、原動機の型式、燃料の種類、車両の長さ/幅/高さ、乗車定員、最大積載量、用途等に変更がある場合に構造等変更検査を受けます。
改造車の分類:
- 合法的な改造車: 車検証に「改」が付く車。車検は問題なくパスし、公道を走行できます。
- 非合法な改造車: 正式な構造変更手続きを行っていない車。車検は通らず、警察に検挙される可能性があります。
デメリット:
- 改造車は一般的な車買取店での買取価格が低くなる傾向があります。
- カルト的人気を誇る車種は例外で高値がつくこともありますが、個人改造車は全国的に少数派のため、値段がつきにくいです。
保険加入の難しさ:
- 通販型保険会社: 基本的に改造車は引受制限の対象。まったく引受しない会社もある。
- 代理店型保険会社: 対人・対物・人身傷害の基本補償は引受可能だが、車両保険部分は対応が分かれます。
保険加入の確認:
- 事前に車検証をFAXするなどして、引受の可否を確認することが必要です。
通知義務:
- 保険期間の途中で構造変更した場合、その事実を保険会社に通知する必要があります。
- 通知を怠ると、不足額の追徴や契約解除の可能性があります。
改造車の市場価値:
- 改造車を専門に扱うショップやオークションなどで、良い落札者に出会えれば高値がつくこともありますが、多くの場合は期待しない方が良いです。
合法的な改造例:
- メーカー系の改造車例として、スカイラインGT-RオーテックバージョンやノートNISMO Sなどがあります。
保険会社の内規:
- 保険会社の内規は頻繁に変更されるため、ネットの口コミに頼らず、直接照会して確認することが重要です。

⇒⇒構造変更と改造車検は全く別物！ハイラックスで「GUN125改」を作るには！？構造変更との違いを解説。

車検証の型式欄に「改」の文字が入っている車は改造車のことです。

こうした改造車に何かデメリットがあるのでしょうか？

また任意保険にはちゃんと加入できるでしょうか？

車検証の型式欄に「改」が入った車
そもそも改造車とは？
デメリットは？
任意保険は事前に照会すること

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2023年1月26日

車検証の型式欄に「改」が入った車

車検証の型式欄に「改」が入った車とは、要するに改造車のことです。

正式な書類である車検証に「改」が入っているのですから、これは正式に構造変更の検査を受けた合法的な車で、当然次の車検も通ります。

構造変更とは、車体の形状・原動機の型式・燃料の種類・車両の長さ/幅/高さ・乗車定員・最大積載量・用途等に変更が発生するような改造をした場合に「構造等変更検査」を受けることを言います。

改造の目的によって呼び名が付けられることがあります。

たとえば、走行性能の向上を目的に改造した場合はチューニングカーと呼ばれたりします。

見た目の変更を目的に改造した場合はドレスアップカー・VIPカー・ラグジュアリーカーなどと呼ばれたりします。

改造は一般の個人ユーザーが自分で行うケースもあれば、メーカー系の集団が行うケースもあります。

メーカー系の例として、下記のような改造車があります。

スカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARY※型式はノーマルが「BCNR33」⇒⇒改造車が「BCNR33改」
ノートNISMO S※型式はノーマルが「E12」⇒⇒改造車が「E12改」

そもそも改造車とは？

大別すると改造車には2種類あります。

合法的な改造車	このページで扱っている改造車。車検証に「改」が付く車。車検は問題なくパスする。公道を走行できる。
非合法な改造車	個人的に勝手に改造した車。車検は通らない。警察に検挙される。公道走行に問題アリ。

わたしたちが普段の会話で「改造車」と呼ぶ車の中には、構造部分には手を加えてなくて、ちょっとしたアクセサリーを装着した程度のものもあります。たとえばドレスアップ目的でデイライトを後付した場合などです。こうしたケースでは装着したデイライトが保安基準をクリアーしていれば車検は通りますし公道走行も問題ありません。「非合法な改造車」とは、あくまでも構造部分に手を加えておきながら正式な構造変更手続きを行っていない車のことです。