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(※)2023年1月4日から電子車検証(車検証の電子化)がスタートしました。電子車検証とこのページのテーマである車検証のQRコードとは、関連はありますが、制度的には無関係です。⇒⇒電子車検証(車検証電子化)とは?
【記事丸わかり】
⇒⇒スマート陸運 「車検証QRコード読取機能の更新」 2017.12.14 |
登録車(普通車)の車検証には右下の部分に8個のQRコードがあります。
軽自動車には3個あります。
これらのQRコードの内容ですが、別に特別な情報が埋め込まれているわけではありません。
車検証に記載されている内容が格納されているだけです。
わたしたち一般の自動車ユーザーにとってQRコードが役に立つのは、中古車を購入する場合です。
車検証のQRコードをスマホのアプリで読み取ることでその車の履歴がわかるからです。
とは言え、なんと言ってもこのコードを日常的に活用しているのは陸運局や自動車関連業者です。
国土交通省の仕様に沿ったアプリでQRコードを読み込むことで、電子データを瞬時に取り込むことができ、事務作業が飛躍的にスピードアップします。
なお、車検証の表示に偽造が施されていても、QRコードを読み込むことで一瞬にして偽造がバレてしまいます。
車検証記載事項が格納されている
QRコードに格納されている情報は、車検証に記載されている「登録番号」「車台番号」「登録年月日」「交付年月日」「車体の形状」「車体重量」「所有者の氏名・住所」「使用者の氏名・住所」「車検の有効期限」といった情報です。
こうした情報が国土交通省のフォーマット仕様により埋め込まれています。
プリウスなどの登録車(普通車)には車検証の右下に8個のQRコードがあります。
N-boxなどの軽自動車には車検証の右下に3個のQRコードがあります。
わたしたちにとっても役に立つ
通常、わたしたち一般の自動車ユーザーがQRコードを必要とすることはまずありません。
車検証に記載されている情報さえあればどんな手続きであっても用は足ります。
ただし、悪意を持って記載内容を偽造した場合、QRコードが読み込まれることで一瞬にして偽造の事実が発覚します。
また、中古車を購入する際、気になる車の車検証を見せてもらいQRコードをスマホのアプリで読み取れば、その車の履歴が丸わかりになります。
あるいは、破損や汚損により車検証の記載事項が肉眼で読み取れない場合にも、スマホのアプリで内容が確認できます。
スマホのアプリは、「車検証 QRコード 読み取りアプリ」で検索すれば数多くヒットします。
読み取りアプリで事務作業が効率化
車検証のQRコードが威力を発揮するのは陸運局です。
また、ディーラー・中古車ショップ・民間車検場・街の整備工場などの自動車関連業者です。
紙の情報をいちいち入力していたのでは、時間はかかるし入力ミスも起こるし、事務作業はとても非効率です。
しかし、読み取りアプリでデータを取り込めば、間違いも発生しませんし、スピードも大幅にアップします。
国土交通省のフォーマット仕様に準拠したアプリであれば、必要な情報が必要な箇所に格納されるようになっています。
また、車検証にはない車両の写真などが添付できるソフトも普及しています。
このようにQRコードがあるおかげで一台一台の車両情報はすべて電子化されて市場を行き交っていて、事務手続きの省力化・スピードアップに大いに役立っています。
(※)2023年1月4日以降に発行される車検証はICタグを貼り付けた電子車検証になります。電子車検証になっても、右下部分にQRコードが印刷され、今まで通りの利用が可能です。
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