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【記事丸わかり】
⇒⇒【クルマのカスタム雑学 #03】陸運局での構造変更(公認車検)の手順をおみせします。|KUHL Racing TOYOTA ALPHARD |
車を大幅に改造した場合は、構造変更検査(正式には構造等変更検査)を行い、車検証の記載内容を更新する必要があります。
構造等変更検査を受けると、その時点で車検の有効期限が切れます。
たとえば、車検期間2年の中間地点で構造等変更検査を受けると、本来ならまだ1年車検が残っているのに、その時点で車検が終了してしまうので、新たに通常の車検を取り直しする必要があって、このケースなら車検費用1年分を無駄にすることになります。
したがって、構造等変更検査は車検の満了日直前に行うのがベストです。
構造等変更検査は、自動車の形・大きさ・定員・エンジンの種類などを変更した場合に必要となる手続きです。
ただし、変更内容が軽微なケースは記載変更手続きのみでOKとなり、車検の取り直しは不要です。
業者に構造等変更検査を代行してもらった場合の費用は25,000円~30,000円が相場です。
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車の構造変更とは?
要するに、改造やカスタムのことです。
とは言え、改造やカスタムにもいろんな程度があって、ちょっと手を加えただけのものから大幅な内容変更まで幅があります。
このページのテーマである構造等変更検査を受ける必要があるのは、下記のようなケースです。
構造等変更検査が必要なケース | |
形状の変更 | オープンカーへの改造など |
高さ・幅・長さの変更 | タイヤ・ホイールの付け替えによる幅の変更など |
原動機の変更 | エンジンの載せ替えなど |
定員の変更 | リアシートの除去など |
構造変更が不要な軽微な変更とは?
下記に該当する小規模な変更の場合は、構造等変更検査は不要で、車検証の記載事項を変更する手続きのみでOKです。
構造等変更検査が不要な軽微な改造 | ||
幅の変更 | ±2cm | |
高さの変更 | ±4cm | |
長さの変更 | ±3cm | |
重さの変更 | ±50kg※普通・大型特殊は±100kg |
上記の他に、下記の指定パーツに関しても、リベットや溶接ではないやり方で取り付けた場合には、軽微な改造に該当し、構造等変更検査は不要です。
- タイヤ、タイヤホイール、マフラー、エアバッグなどの機能的なパーツ
- オーディオ、エアスポイラー、ルーフラックなどのアクセサリーパーツ
費用相場
構造等変更検査をカーショップや整備工場などに手続き代行してもらった場合、費用の相場は25,000円~30,000円といったところです。
予約が必要
構造等変更検査を受けるには、陸運局に電話で予約するか、国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」(24時間対応)を利用すると便利です。
ただし、自分ですべてやる場合は自分で予約しなければなりませんが、業者に代行してもらう場合は業者がやってくれます。
車検満了日の15日~20日前がベスト
構造等変更検査を受けると、車検の有効期限はそこで消えます。仮に車検がまだ1年残っていても、検査を受けた時点で車検期間は消滅します。
こうした事情があるので、構造等変更検査は車検満了日の15日~20日前くらいに受けるのがベストタイミングになります。
業者さんに手続きを依頼する場合は、業者さんもこうした事情を知っているので、アドバイスに従ってください。
必要書類
構造等変更検査を業者さんに依頼する場合、あなたが用意すべき書類等は以下のものになります。
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 点検整備記録簿
- 印鑑
- 委任状(業者さんが用意したものに署名・押印する)
業者さんはこれらの書類を持って陸運局の窓口に出向き、下記の書類を提出し、手続きを行います。
- 申請書
- 手数料納付書
- 重量税納付書(改造で重量が変更になった場合)
不可になった場合
稀に構造等変更検査が通らないケースもあります。
この場合は、再度検査を受けることができますが、その際、最初に検査した日から2週間以内に再検査する場合に限り、不合格になった部分のみの検査が受けられます。
2週間を過ぎると、すべての項目を検査することになってしまうので、時間がかかってけっこう大変です。
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