【記事丸わかり】
⇒⇒ハイラックス× キャノピーで、ハイラックスはこんなに便利になる!これでファミリーカーの仲間入り! |
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【合法?違法?】ハイラックスにキャノピーで車検通る?改造で構造変更必要?
画像:キャノピーを取り付けたハイラックス(くるまドットコム)
トヨタ・ハイラックスはキャビンの後ろに荷台がついているピックアップトラックです。
ピックアップトラックのオーナーさんは、この<荷台>をどう扱うかが一つの大きなテーマになっているようです。
荷台の扱い方によって、そのオーナーさんがハイラックスをどう使いこなしているのかが一目でわかります。
ハイラックスにとって、キャノピーは実用面からみても見た目のインパクトからみても、あるとないとで全く異なる印象を周囲に与えます。
このページでは、ハイラックスのようなピックアップトラックにキャノピーを取り付けた場合、車検に通るのか通らないのか、あるいは、改造車になるのか、さらに、改造車になれば構造変更の届出が必要になるのか、こういったところを解説していきます。
着脱自在であれば車検は問題ないし改造車にはならない
果たしてキャノピーを溶接で荷台に完全に固定する人がいるのか定かではありませんが、ほぼすべてのオーナーさんは、ハイラックスにキャノピーを取り付ける場合は、フックのようなもので仮止めしているにすぎません。
つまり、仮に車検の際に問題になりそうなら、キャノピーを取り外せばいいのです。そうすれば、問題なく車検は通ります。
キャノピーを付けた状態で車検を受ける場合
あるいは、キャノピーを取り付けたまま車検を通すこともできます。その際は、キャノピーの重量分だけ車両重量が増えますから、重量に関連した部分の記載が変更されます。
さらに、キャノピーの形状によって車幅や車高が微妙に変わりますから、この部分の記載も変わります。
ボディー形状も、「ボンネット」から「バン」に変更されます。
(参考:CARTUNE)
キャノピー付けただけでは車検証に「改」はつかない
なお、キャノピーを取り付けただけでは改造車にはなりませんので、車検証に「改」の文字が記載されることはなく、また構造変更の届け出も不要です。
「構造変更」が必要なケース
ハイラックスをカスタムする場合で、いわゆる「構造変更」の届け出が必要なケースは、次の2つの条件を満たしていない場合のみです。満たしていれば届け出は不要です。
<条件1>寸法・重量が下記の範囲内であること。
長さ | 幅 | 高さ | 車両重量 | |
普通・大型特殊 | ±3cm | ±2cm | ±4cm | ±100kg |
※たとえばオーバーフェンダー取り付けで、片側が1.5cm増の場合、両側で3cm増えることになるので、この場合は構造変更が必要になります。
<条件2>溶接またはリベット以外の簡易的な方法で取り付けてあること。
(参考:JAOS)
つまり、キャノピーの横幅が大幅にハイラックスの車幅をはみ出していたり、溶接で荷台に固定したりするのでなければ、何ら問題なく取り付け可能ということになります。
ハイラックスに適合するキャノピーは、トヨタの子会社であるTRD社の「純正」のキャノピーにしても、ARB社とかTRAIL社とかSMARTTOP社のキャノピーにしても、上記の2条件を満たす製品です。
したがって、よほど特殊なキャノピーでない限り、カスタムでキャノピーを取り付けた状態で車検を受けても、それが改造車になることはなく、また構造変更の届け出も不要です。
「構造変更」が必要な例
たとえば、TRD社からは、ハイラックスのカスタムパーツとして、キャノピー以外にオーバーフェンダーが販売されています。
画像:TRD
このオーバーフェンダーの取り付けには「構造変更」の届け出が必要になります。TRD社のサイトにも次の記載があります。
※装着時には車両構造変更が必要となる為、持込登録となります。
カスタムの際は「車検適合」などを確認する
愛車のカスタムというのは、やったものでなければ分からない醍醐味があるものです。たった一つのパーツを交換または追加しただけで、車に対する気持ちがグッと深まってきます。
ハイラックスのオーナーの皆さんも、カスタムする際は、そのパーツがそのまま車検に通る製品か、あるいは構造変更が必要な製品か、事前に確認した上で七変化を楽しんでくださいね。
ご覧いただきありがとうございました。
【2023年6月27日追記】「超凄いハイラックス」発売へ(ニュージーランド):くるまのニュースから
項目 | 詳細 |
---|---|
日付 | 2023年6月27日 |
発表者 | トヨタのニュージーランド法人 |
車名 | ハイラックス |
新モデルの投入予定 | 2024年初め |
モデルの歴史 | 1968年に初代モデルが登場、現在は約180の国と地域で販売 |
新型ハイブリッドハイラックスのパワートレイン | 2.8リッターディーゼルターボエンジン+モーター |
トランスミッション | 6速AT |
ハイブリッドシステムの効果 | 燃費の向上、オフロード走破性の向上、騒音・振動の低減 |
牽引能力 | 全輪駆動モデルでは3500kgを維持 |
トヨタのニュージーランド法人のCO2削減目標 | 2030年までに少なくとも46%削減 |
ニーラジ・ララ氏のコメント | ハイブリッドハイラックスがニュージーランドのUTE市場に大きな影響を与え、二酸化炭素排出量を削減する手段となると語り、完全電気自動車のハイラックスを提供することが目標であると述べた |