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【記事丸わかり】
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12月点検|法定12か月点検はいつからいつまでにやる?
新車で乗用車を購入した場合であれば、12か月経過する直前にディーラーから「法定12か月点検」の案内ハガキが届くと思います。
あるいは、新車から3年目の車検、その後の2年ごとの車検を受けると、やはりその12か月後に12か月点検の案内ハガキが届くでしょう。
この法定12か月点検は道路運送車両法48条に定められた文字通りの法定点検であり、法律的には行うことが義務とされているものです。
ディーラーなどから案内ハガキが送られてきたら、すみやかに点検を受けたほうがいいと思います。
ただし、車検のように「期限」はありませんので、たとえば9月10日がちょうど12か月目であったとしても、それより1か月前でもOKですし1か月後でもOKです。だいたい12か月目前後に行えばいいということです。
(※)ディーラーによっては割引が適用されることがあり、その際に12か月の手前1か月間に点検を受けることが割引の条件になっていることがあります。
さらに言うなら、法定12か月点検は法律上義務とされていますが、ディーラー等で点検しなかったとしても罰則はありません。
実際にはそんなことはないのですが、もしも警察に「12か月点検は受けたか」と訊かれたら「はい、自分で点検しました」と答えればそれでOKです。
12か月点検が車検と重なったら
乗用車の場合、車検は新車から3年目、以後は2年ごとに行われます。
したがって、12か月点検とは必ず重複します。※新車から3年目の車検を受けたら、以後2年ごとの車検は24か月点検とも重複する
しかし、これは私たち自動車ユーザーは特に意識する必要はないことです。実際にはディーラーや修理工場で車検の点検と12か月点検(または24か月点検)を両方やっています。
なお、車検の項目と12か月点検または24か月点検の項目では内容が異なります。
法定12ヶ月点検の点検項目は26項目で、法定24ヶ月点検は56項目ですが、24か月点検の56項目は12ヶ月点検の26項目を含む点検なので、もしも12ヶ月点検をやらなかった場合でも24ヶ月点検ですべてカバーすることになります。
そして、そうした点検とは別に車検の検査項目があるということになります。
12か月点検はやらないよりやったほうがいい
このページのテーマは、法定12か月点検はいつからいつまでにやればいいのか、ということですが、その答えは上記のように「だいたい12か月目の前後」ということになります。
この12か月目の点検は、「法定」ではありますが、やらなかったといっても罰則はなく、いわゆる「努力義務」といった扱いになっています。
でも、最近の車には新車時にメンテナンスパックのような名称で新車から3年間あるいは5年間くらいの法定点検を無料で受けられる項目が入っています。
そういう意味では気軽に点検したほうがいいと思います。
なお、都市伝説のように言われていることがあって、12か月点検や24か月点検を受けていないと、いざメーカー保証期間に保証の対象になる部品が故障した場合にメーカー保証が受けられない、という言説があります。
ちょっと、ありえない話です。
そんなことが実際あったら、そんなメーカーの車を以後多くの人が購入しなくなるでしょう。
費用
法定12ヶ月点検は、ディーラー・修理工場・ガソリンスタンド・カー用品店などに依頼できます。
費用は8,000円~25,000円と幅があります。
なお、上記金額は点検費用のみの金額です。
もしも交換すべき部品などがあったら、別途工賃や部品代がかかります。
たとえば、一番多いのがエンジンオイルです。オイル交換が必要な場合はその費用が実費必要です。
ちなみに、法定12か月点検についてトヨタのホームページには次のように記載されています。
12ヶ月毎に行う法令で定められた点検・整備です。外から見ることのできない部品を取り外したり、テスターを用いて排気ガスの状態等をチェックするなど、プロによる確実なメンテナンスを実施します。点検の結果、整備が必要となった箇所は、トヨタの確かな技術で整備いたします。
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