ドライブレコーダーの駐車監視の録画時間は何時間まで?
駐車監視の録画時間が何時間できるかは設定次第です。常時録画を延々と続ける設定にしておけば、夕方の6時から翌朝の8時まで14時間連続録画できます。
ただし、電源の問題は残ります。また、常時録画の場合はループ録画なのでSDカードの容量の問題もあります。
電源問題
まず電源ですが、ドライブレコーダーはけっこう電力を消費するので、車のバッテリーに直結している場合、何度か使用しているうちにバッテリーを劣化させ、ある日突然バッテリー上がりでエンジンが始動しない、なんていうことになりかねません。
そのため、ほとんどのドライブレコーダーは遮断電圧設定ができるようになっています。これは、たとえば車のバッテリーが12vを下回ったら駐車監視機能を自動的に停止させるというものです。
指定した電圧を下回ったら停止させる設定もあれば、6時間で停止、というように時間で設定する機種もあります。この両方の設定ができる機種もあります。
ただし、この遮断電圧設定があれば車のバッテリーを守ることはできますが、そのかわり、それ以後の駐車監視はストップしてしまうので、それはそれで困ったことになります。
そこで、容量の大きな外部バッテリーを取り付ける方法もあります。容量によっては連続60時間とか70時間もの駐車監視が可能といった機種もあります。こういう機種を付けておけば、車のバッテリーを劣化させることなく、安心して駐車監視機能を使えます。
ただし、高いです。強力な外部バッテリーなら20,000円から30,000円はしますし、もっと高額なものもあります。どうしても連続的に駐車監視が必要なケースは、こうした外部バッテリーの導入も必要かもしれません。
なお、蓄電量が減ってきた外部バッテリーには、車を走らせている間に充電するようになっています。
SDカードの容量問題
駐車監視で常時録画をする場合、カードの容量が問題になります。もしも6時間の録画で容量がいっぱいになるカードなら、6時間を超えてからの録画は、ループ録画方式なので、最初に戻って、すでに録画されている映像の上に新しい映像を上書きしていくことになります。つまり、古い映像は消去されます。
こうしたループ録画方式は、常時録画だけでなく、イベント録画も同じです。動体検知や衝撃検知で録画がスタートして十数秒間を録画した映像も、カードのイベント録画専用領域がいっぱいになれば、やはり常時録画と同じように、古い録画が新しい録画に上書きされて消去されていきます。
もっとも、イベント録画の方は、一晩に録画領域がいっぱいになるほど記録されるケースはちょっと考えられないので、あまり心配することはないと思います。
駐車監視機能を、何かアクシデントがあった場合の記録を残したい、という本来の目的で使用するのであれば、SDカードの容量が数時間で上書きされていっても、特に問題はないと思います。なぜなら、何かアクシデントがあったら、その記録はイベント録画されているからです。
そういう目的ではなく、いわば家の監視カメラを兼ねるような使い方で、夜のあいだに発生することをすべて記録として残しておきたい、といった目的なら、やはりカードの容量は問題になります。長時間の録画ができるように容量の大きなSDカードを使用するか、あるいは、タイムラプスに設定して同じカード容量でもより長時間の映像が記録できるような設定にする必要があります。
いずれにしても、ドライブレコーダーの駐車監視機能を使用する場合は、目的に合わせて電源をどうするか、カードをどのくらいの容量にするか、検討する必要があります。※カード容量は無制限に大容量のものを使えるのではなく、機種によって推奨する容量に制限がありますので、その制限内で選択してください。
下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視|光るランプでモードがわかる
⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視|電源接続はケーブルで配線?
⇒⇒ドライブレコーダー 駐車監視|内蔵バッテリー方式のデメリット・メリット
ご覧いただきありがとうございました。