【3分記事】排気ガスの影響は何階まで?道路から何メートル?ベランダの洗濯物など

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排気ガスの影響は何階まで?道路から何メートル?ベランダの洗濯物など

分譲マンションを購入したり、賃貸マンションに入居したりする際、商業施設や学校・病院などの環境も重要ですが、もっと基本的な部分で心配になることがあると思います。

それは、車の排気ガスです。

郊外の交通量の少ない場所であれば何の不安もありませんが、幹線道路沿い、あるいは幹線道路から50メートルとか100メートルくらいのところに立地している場合なら、どうしても車の排気ガスの影響(健康への影響・洗濯物への影響など)は気になるところでしょう。

ただ、これに関しては、身も蓋もない話になりますが、やはり「実際にその場所に立って確認するのが一番」ということになるようです。

しかも、昼と夜、平日と休日というように様々な状況で確認する必要があります。

けれども、入居予定の階でこうしたことを小まめに自分の五感で確認すことは実際にはほぼ不可能でしょう。

そうなると、友人知人が付近に居住していればその人に尋ねるとか、思い切って付近の住人に質問するとか、いろいろ工夫が必要かもしれません。

でも、でも、そういうことをやったとしても、排気ガスに対する「耐性」は人それぞれです。過敏な人もいればあまり細かいことを気にしないタイプの人もいます。

結局は、実際にそこに住んでみないとわからない、というまさに身も蓋もない話になってしまうわけです。

そこで、あくまでも「一般論」になってしまいますが、多少の参考になるのではないかと思い、おおよその目安のようなものを以下にまとめてみました。

交通量の多い幹線道路付近の場合

東京で言えば、環八とか甲州街道などの交通量が半端じゃない幹線道路沿い、またはそこからほんのちょっと離れた場所にマンション等がある場合、車の排気ガスがどのくらい影響を与えるかは以下のようになると思います。

  1. 10階くらいまでは確実に排気ガスの影響あり:川の近くであるとか、周囲に高層建築がなく風通しがいいなどの環境にも左右されますが、それでも10階くらいまではベランダの洗濯物が汚れたり健康被害が心配になるなどの影響はあるようです。※30階のベランダでも洗濯物が汚れるというケースもあります
  2. 幹線道路から100メートルくらいまでは排気ガスが届く:これも周囲の状況に左右されますが、それでも100メートルくらいまでは排気ガスの影響を実感することが多いようです。

なお、10階を超える階になれば排気ガスの影響は少なくなるものの、騒音の影響はけっこうあるようです(特に深夜)。

幹線道路沿いにあるかどうかは別にして、超高層マンションで地上から100メートル以上の階になると、直接的な排気ガスの影響は希釈によりほぼ無いと言っていいようです。

そこそこの交通量の幹線道路付近の場合

地方都市などの幹線道路で、首都圏ほどの交通量がない場合は、おおよそ以下のようなことが言えそうです。

  1. 4階から5階くらいまでは排気ガスの影響を受けるが、それより上はほぼない
  2. 幹線道路から30メートル~50メートルくらい離れていれば排気ガスの影響はかなり少なくなる

子供がいる世帯ならやはり排気ガスの影響が少ない物件を選ぶべきでは

小さなお子さんがいらっしゃる世帯なら、できれば幹線道路沿いやその付近の物件は避けたほうがいいかもしれません。

ある呼吸器内科医によると、幹線道路から100m未満に住む乳児は呼吸器感染症にかかるリスクが高いという報告もあります。

もちろん、幹線道路がどのくらいの交通量か、風通しのいい立地か、などにより安全な距離は変わってくると思います。

また、新型コロナで嫌というほど知らされたように、お医者さんにもいろいろな方がいるので、何とも言えないところであり、それゆえ上記呼吸器内科医の記事にリンクをつけていないのですが、そこは皆さんでご判断ください。

とはいえ、排気ガスをはじめ化学物質一般に過敏な体質のお子さんがいらっしゃるのは厳然たる事実ですから、より安全を期すためには、幹線道路沿い、あるいはその付近の物件は、できるだけ避けたほうがいいのは間違いないところだと思います。

ご覧いただきありがとうございました。