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両側スライドドアは自家用車にも商用車にも採用されています。
圧倒的利便性があり人気の装備ですが、子供の飛び出し防止という観点からは右側にドアがないほうがいい場合もあります。
メリット・デメリットについて解説。
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確かに便利な両側スライドドア
家族を乗せるファミリーカーとしてのミニバンにも、荷物を載せるワンボックスの商用車にも、いまや両側スライドドアは人気の装備です。
以前は進行方向左側にしかスライドドアはありませんでした。それは、右側にもつけるとボディー剛性が低下することと、コストが上がるという点もあったと思います。
しかし、今では技術の向上によって両側にスライドドアをつけてもボディー剛性はしっかり維持できるようになっていますし、量産効果によってコストの問題もクリアーしています。
実際に両側スライドドアの車を利用すると、人も荷物も出入りが簡単でとても便利です。また、駐車場所によっては右側からでなければ出入りできない場所もあります。
今では自家用車でも商用車でも両側スライドドアはマストな装備になりつつあります。さらに、ドアの開閉が手動ではなく電動のものもごく普通の装備になっています。
メリット
改めて両側スライドドアのメリットを挙げると、以下のようになると思います。
- 左右いずれからの乗り降り、荷物の出し入れができて、とにかく便利
- 左右どちらからも出入りできるので、駐車場所を選ばない
- 左側にしかドアがないと閉塞感を感じる場合がある
- 車を売却する際に片側スライドドアより査定額が高めになる
デメリット
- 子供を乗せている場合に、右側が開くと、道路に飛び出して事故になるリスクがある※チャイルドロックで防止できるけれど
- 同じ車種で片側スライドドアと両側スライドドアが設定されている場合は両側スライドドアのほうが値段が高めになる
- 片側にのみスライドドアがあるほうが密閉空間ができて気持ちが落ち着くという人もいて、そういう人には両側スライドドアはかえってマイナスになる
- 商用車の場合で、棚を固定したりする場合は、右側にドアがないほうがかえって便利
- とにかく荷物をたくさん載せたい場合、右側にもスライドドアがあると、乗り降りのための段差が生じるので、積載性が落ちる
- 片側スライドドアに比べ新車価格がちょっと高め
- 技術の向上で両側スライドドアでもボディー剛性は十分あるけれど、比較すれば、やはり片側スライドドアのほうがねじれ剛性などは依然として高く、重い荷物を運搬する用途では弱点となる
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