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ティグアン|後悔しない新車・中古車選び|不満点・失敗例
※トップ画像はWikipedia様より
フォルクスワーゲンティグアンはゴルフをベースにしたSUVで、日本市場では、
- 初代:2008年9月~2017年1月まで販売
- 2代目(現行):2017年1月~販売継続中
ということになります。
この記事を書いている2021年9月12日現在では、2代目ティグアンが現行型ということになり、もしも3代目ティグアンが販売されることになるとしても、時期はあと数年後のことになると予想されます。
フォルクスワーゲンのSUVティグアンは、ドイツ車のSUVとしては世界で最も売れている車です。
2020年春時点の初代からの総販売台数は600万台を超えています(全世界の販売総数)。
初代のみの販売台数の数字は手元にありませんが、2代目の場合、2017年に約77万台、2018年に約86万台、2019年に約91万台となり、これを単純計算すると初代の販売総数は350万台弱といったところになります。
日本市場に限定すると、初代ティグアンの累計販売台数は約7000台、現行型ティグアンが約17000台となっています。
ゴルフベースであることの安心感・信頼感
初代も現行型も、ティグアンはベースとなる車両がゴルフであり、外観はゴルフよりちょっとだけ幅が広く、それなりに背が高い車である一方、内容はゴルフの応用版なので、走行性能、乗り心地、安全性などいずれも大きな信頼と安心が得られる間違いのない車と言えます。
当サイトの管理人である私の現在のマイカーがゴルフ(7代目)なので、ティグアンに対する評価がやや甘くなる点はご容赦いただきたいところですが、初代のオーナーさんも現行型のオーナーさんも、ブログや価格コム等の投稿から言えることは、かなり満足度が高いということです。
もちろん、項目別に評価をしていけば、不満点や短所は数多くありますし、中にはこれはクルマ選びを失敗したと嘆くごく少数のオーナーさんもいらっしゃいますが、ほとんどのオーナーさんは満足していらっしゃいます。
以下の項目で、これからティグアンの新車を購入したり中古車を購入しようとしている皆様のために、かつてのティグアンオーナー、現在のティグアンオーナーが感じてきた(感じている)ティグアンの短所とか不満点とか改良して欲しいところなど、細かい点をご紹介したいと思います。
皆様の後悔のない車選びのお役に立つことが出来れば幸いです。
初代ティグアンの不満点・短所・改良して欲しいところ~後悔しないために~
2008年9月~2017年1月まで販売された初代ティグアンのオーナーさんの声です。後悔しない車選びのために参考になさってください。
- 今はまだバッテリーは順調ですが、数年後に交換する際、アイドリングストップ対応のバッテリーだと6万円するとディーラーの担当者に言われました。先々が恐ろしいです。
- フロントは直線基調なのにリアは丸みを帯びたデザインで、ややしっくりしないところがあります。フォルクスワーゲンにスタイリッシュなデザインは求めていませんが、統一感はあったほうがいいと思います。
- 私は車をいじるほうなので、アフターパーツの供給もあればうれしいです。ゴルフには純正であれこれ交換したくなるパーツが用意されていますが、ティグアンは少ないと思います。そこまで手が回らないのでしょうか。でも販売台数からいったらゴルフに負けてないと思うのですが。
- ティグアンを真横から見ればわかることですが、リアの出っ張りが少ないですね。いえデザインの良しあしではなく、荷室のことです。出っ張りが少ない分がそのまま荷室の狭さにつながっています。後部座席は前後にスライドできるので荷室容量は大きくなりますが、でもよく考えればわかることですけど、1名乗車の時はスライド機能を使わなくても荷室容量十分です。でも4名乗車の時はスライド機能を使えないので荷室容量は不十分になります。結局後席スライド機能はないよりあったほうがいい機能ですが、荷室容量確保という意味では、やはり荷室の広さそのものを最初から確保しておかないと役に立たないと思います。その意味で、リアの出っ張りをもう10センチ前後長くしてもいいのでは。デザイン的にもその方がカッコイイかもしれません。
- 同じ排気量のゴルフやパサートに比べて発進加速はやや弱い感じがします。その反面、いったんスピードに乗ってからの中間加速などはティグアンの方が力強いです。これは他の方のレビューにもある通りで、私も同感です。ただ、やはり発進時のモリモリ感はあったほうがいいに決まっているので、何とかして欲しいところです。でもそんなにトロトロではありませんから、念のため。ゴルフなどと比較した場合の話ですので。
- ゴルフプラスと同じインパネで、高級感はないけれどすっきりしていていいと思います。ただ、すでにある車と同じというのは芸がないと思います。高級にする必要はないけれど「違い」は欲しいところです。売れている車なのに、こういうところがややメーカーの熱量が少ない感じがします。やはりゴルフがメインなのですね、心の中は。
- 走行中のノイズは低く抑えられていると思っていましたが、先日運転を妻に任せて後部座席に2時間ほど乗る機会がありましたが、後ろの座席だとけっこうロードノイズ等が入ってきますね。運転席とほんのちょっとの距離ですが、けっこう違うことに驚きました。
- 新車からの5年間でエアコンが6回故障し、その他数多くの細かい故障があった。大きな故障は保証で修理できたので自腹を切る部分はなかったけれど、車に対する信頼感は大いに失われた。結局2度目の車検の前に手放すことにした。他の方の事例を見ると類似のものは少ないようなので、結局私がハズレをつかまされた感じだ。順調に動いているときはいい車だと思うが、完成車のチェックを丁寧にするなどで私のような不幸な例は減らせるのではないか。
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【まとめ】
後悔しない車選びのために初代ティグアンオーナーさんの声をご紹介しました。
初代ティグアンに関しては、「車両価格」に対する不満が2代目に比べると少ないのが特徴です。
これは、おそらく初代ティグアンが販売されていた時期にくらべて2代目(2017年~)の方がSUVのライバルがそこら中に存在していたことが関係していると思います。
初代の頃は、ティグアンと競合する車といえばBMWのX1とかアウディQ3などでしたが、2代目の頃になるとヨーロッパ車だけでなく日本車にもガチで競合するSUV(CX-5、RAV4、エクストレイルなど)が出てきていて、しかも日本車の方が値段は安くしかし装備や走りはまったく引けを取らないという状態でした。
だから、ティグアンがいい車であることは認めつつ、でも値付けが高すぎるのではないかという意見が多数投稿されるようになったのです。
次の項目は、その2代目ティグアンに関するオーナーさんたちの声です。
後悔しない車選びのためにぜひ参考になさってください。
現行型ティグアンの不満点・短所・改良して欲しいところ~後悔しないために~
2017年1月にフルモデルチェンジされた2代目ティグアンのオーナーさんたちの声です。後悔しない車選びのために参考になさってください。
- なんと助手席がリクライニングしません。全く後ろに傾かないというのではありませんが、ちょっと車内で仮眠しようと仰向けになりたくてもそこまでシートを倒せないのです。ティグアンの助手席は前にがばっと倒してテーブル代わりに使えるようになっているのですが、この機能のために後ろ側には倒せない構造になってしまったというのです。私にとっては決定的な欠点とは言えませんが、人によっては買って失敗したと思えるところではないでしょうか。
- ヨーロッパの競合車より値段は安めですが、しかし競合車はプレミアムブランドだからインテリアなどずっと豪華です。ティグアンはもっと安くていいはずです。また競合する日本車よりも高く、走りの質感などでティグアンを気にいればこの点は問題ないのですが、日本車の走りだって相当いいので、ここはもう少し価格を落として欲しいところです。
- 車はいいんです。人にもすすめたくなる内容です。でも値段が高すぎると思います。「適正価格」という言葉がありますが、ティグアンは適正じゃないと思います。モノの価値に対して値付けが高すぎると思います。それだけです。モノとしてはとても気に入っています。文句なしです。でも高いです。しつこいですが、高いです。値付けが高いです。※これにはわたしも同意です。ゴルフより使っている鉄の量が多いだけなのに、その余分な鉄の料金以上の金額が乗っかっている感じで。ただゴルフオーナーの私がこんなことを言うのはちょっと恥ずかしいことかも・・・
- 私のティグアンは2019年モデルのコンフォートラインです。基本3グレードの内の一番下のグレードで、この上にハイラインとRラインがあって、値段も高くなっていきます。でも、エンジンは3グレード共に1.4リッターで馬力もトルクもすべて同じ数値です。ところがタイヤサイズが3グレードすべて異なるのです。順番に、17インチ/215⇒⇒18インチ/225⇒⇒19インチ/255という違いです。これはエンジンパワーとの相関ではなく、明らかに「見た目」だけのタイヤ選択をしているわけです。こんなメーカーって他にあるのでしょうか。とりわけRラインの19インチ/255は「開いた口が塞がらない」ほどのサイズ違いです。フォルクスワーゲンの上層部の頭がおかしくなったのだと思いますね。車の購入者がカスタムで交換するのとは意味が違います。メーカーの良心ってないのでしょうか?アウディやBMWは笑っていると思います。もちろん「嘲笑」です。※わたしのゴルフはコンフォートラインで下から2番目のグレードですが、やはり下のグレードであるトレンドラインとエンジンは同じですがタイヤサイズが異なっています。15インチに対して16インチです。確かにこうしたタイヤ選定はヘンですよね。エンジンとタイヤサイズには相関関係があるはずで、メーカーはテスト走行の計測数値に基づいてタイヤを選ぶべきでしょう。耳の痛いご指摘です。とは言え、2021年4月にフルモデルチェンジされたアウディA3も同じ1.0ℓエンジンで16インチ、17インチ、18インチでグレード分けしていますから、なにもフォルクスワーゲンだけのやり方ではないと思いますが。
- クーペSUVの流れに逆らうような古めかしいデザインだ。時代遅れの感が否めない。※これはどうでしょう?ではランクル300も旧時代の遺物ですか?スクエアなデザインを好む人は今でも大勢いらっしゃいますよ・・・と私がここで反論して何になるのか(笑)
- CX-5のほうがいい車じゃないの?※お、おのれ・・・
- ティグアンのディーゼル4WD(TDI・4motion)はアウディQ3クアトロより額面上は高いけれど、これって憲法違反ではないでしょうか?ちょっと頭が混乱しているところです。
【まとめ】
後悔しない車選びのために2代目ティグアンのオーナーさんの声をご紹介しました。
値段についての不満が突出して多いのですが、それでもオーナーさんはティグアンに大いに満足している模様です。
全体のまとめ:後悔しない車選びのために
フォルクスワーゲンのティグアンの新車や中古車をご検討されている皆様、いかがでしたか?
SUVというボディ形状は、もはや一時の流行を通り越して、自動車の歴史上もっとも人気を博すボディー形状になりつつあります。
セダンや2ボックスや2ドアのスポーツクーペなど多くの自動車メーカーを巻き込んで一世を風靡したボディ形状はありますが、しかし、ランボルギーニがセダンとか2ボックスカーを作りましたか?
今ではランボルギーニもウルスを作っています。
ベントレーもベンテイガを発表し、ロールスロイスもカリナンを販売しています。
こんなことを言うのは不謹慎かもしれませんが、新型コロナウイルスよりSUVの伝播力の方が強いのかもしれません。
「振り向けばSUV」
という世界が現出しています。
そこで、フォルクスワーゲンのティグアンです。
そもそも、どんな車にも言えることですが、その車の走りの質感というのは、オーナーとなって共に生活することで初めて見えてくるものがあると思います。
フォルクスワーゲンの車は、まさに生活を共にしてこそその美点がひたひたと味わい深く浮かび上がってくるのが特徴です。
一般道でも高速道路でもいつもリラックスして運転できるのは、フォルクスワーゲンのハンドル設定に大きな要因があります。
クイックとダルの中間にある、ちょうどいい頃合いとなるレスポンスを探り当ててステアリングギア比を決定してます。
また、ハンドルの中立付近に意図的に感度を落とした領域を設定しています。
このハンドルの感触は誰もが魅了されるはずです。体に馴染むと思います。そして飽きるような性質のものではありません。ハンドルを握るたびにセンシティブに感じられる性質です。
ティグアンを新車購入しようと思うと、確かに値付けは高いのですが、値引きもけっこうしますので、値引き後の最終支払金額でライバルと比較すれば、それほど法外に高い車ではないと思います。
中古となれば、そうしたことをすべて含めて値付けがなされているので、新車購入時に多くのオーナーさんが抱いた「それにしても高いなあ」という印象はほぼ解消されていると思います。
新車でも中古車でもフォルクスワーゲンティグアンを後で後悔ないように検討していただくために、当ページが少しでもお役に立てればうれしいです。
【2023年8月19日追記:中古車の価格表示は「支払総額」に!】
2023年10月1日より、中古車の価格表示が「支払総額」に変わります。
支払総額について | 中古車の支払総額は「車両本体価格」と「諸費用」の合計。クルマを乗り出すための全費用。 |
車両本体価格 | 店頭での引き渡し価格、消費税を含む。装備なども含む。 |
諸費用 | 保険料、税金、登録などの費用。これを含まない支払総額の表示は不可となる。 |
諸費用に含まれない費用 | 任意保険料、希望ナンバー申請費用、リサイクル料金、下取車諸手続代行費用、下取車査定料、管轄外登録(届出)費用、納車費用など |
不適切な費用(請求してはいけない費用) | 納車準備費用、通常仕上費用、納車点検費用、納車整備費用、土日祝納車費用、利益、販売手数料、オークション陸送費、広告掲載料等※こうした費用を請求する業者は悪徳業者である。 |
中古車販売の問題点 | 不当な価格表示や不適切な販売行為があった。これら規約違反となる行為が厳格化される。 |
規約・規則の改正 | 規約違反の業者に対しては、厳重警告、社名公表、違約金が発生するなど厳格化される。 |
(参照・引用:自動車公正取引協議会)
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