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そもそも「バネ下」とは?
車の「バネ下」という場合の「バネ」とは、サスペンションのスプリング部分と考えていいと思います。
したがって、「バネ下」と言うと、スプリングを含めてそれから下の部分にある諸々のパーツということになります。
たとえば、
- スプリング
- ショックアブソーバー
- サスペンションアーム
- タイヤを付けるハブベアリング
- ブレーキのキャリパーやローター
- ホイールとタイヤ
などです。
もちろん車の骨格を形成するボディーの底面にある様々な金属パーツも「バネ下」ということになりますが、これらはユーザーが自由に交換はできません。
「バネ下」が問題になるのは、あくまでも軽量化して乗り心地や燃費や運動性能を高めるケースですから、結局は、上に列挙したようなパーツが「バネ下」という理解でいいと思います。
バネ下重量の軽量化は乗り心地・燃費・運動性能に効果ある?
一般的に、バネ下重量を軽量化すると乗り心地・燃費・運動性能にプラスの効果があるといわれていて、これはおおむね真実だと思います。
私の経験でも、たとえばタイヤを日本製の重量のあるものからミシュラン製の軽量のものに変更しただけで、乗り心地・燃費・運動性能がアップしました。特に乗り心地は明白にアップしました。ただしタイヤの減りは早くなりましたが・・・。
いずれにしても、原則論として、バネ下重量の軽量化はプラスに働く、と理解して問題ないと思います。
「嘘だ!」という意見もあるが
原則は、軽量化はプラス、ということでいいと思いますが、何事もやり過ぎは禁物で、適度な塩梅というものがあると思います。
高級車などは、ホイールにある程度の重量があるものを使っています。これは、一定の重量があるほうが路面からの振動を吸収する働きがあり、結果として乗り心地がよくなるからです。
他のバネ下パーツに関しても、軽量化をやり過ぎると、やはり振動や強度の面でマイナスの影響を招くことがあります。
そういう意味で、とにかく軽くすればそれでいい、ということでないのは確かです。でも、だからと言って「嘘だ!」というのは言い過ぎでしょう。
原則として、軽くしたほうがいい結果になることのほうが多いと思います。
メリット・デメリット
あまり極論で議論することではないと思います。
原則として、バネ下重量の軽量化はほとんどの場合プラスの効果を生みます。これは真実でしょう。
ただし、極端に走って、「なら、何でもかんでも端から端まですべて徹底的に軽くしてやれ」という方向で軽量化に取り組むと、逆の結果が出てしまうこともある、という理解でいいと思います。
一般のユーザーは、あまり難しいことを考えずに、たとえばタイヤ重量を軽いものに替えてみる、というだけで効果を実感できるはずです。
さらに手を入れる場合は、プロの意見を参考にして、やり過ぎない範囲の軽量化に取り組んでいただきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。