画像:昭栄自動車様ブログより
こちらの記事も読まれています
車|ホイールの白マーク|白色の丸いマークの意味は?
タイヤやホイールがまだ新品のあいだは側面に10mm~15mmくらいの丸いマークが付いています。赤丸、黄丸、白丸などです。
こうしたマークはタイヤやホイールを使用しているうちにやがて自然に消えてなくなります。
タイヤのマークについては「新品タイヤの線やマークはどういう意味?」を参照してください。
このページではアルミホイールとかスチールホイール(鉄チン)の側面についている白いマークについて解説しています。※ホイールに必ず白のマークがついているとは限りません。白丸のマークがついているケースで話を進めます。
まず結論です。
ホイールの白くて丸いマークは「位相合わせ」のマークです。
ホイールはタイヤと同じように真丸になるように製造されるのですが、実際の製品は完璧な丸にはなりません。どうしても偏りが発生し、僅かではありますが中心部からの長さに長短が発生してしまいます。
ホイールの白い丸マークがついている位置は、ホイールの半径が最も短い場所を意味しています。
この白い丸マークが実際にどういう役割を果たすかと言うと、タイヤを組み付ける際にタイヤの赤い丸マークを合わせます。
タイヤの赤い丸マークはユニフォミティマークと呼ばれ、半径が最も長い地点に付けられるマークです。
ホイールと同じようにタイヤも真丸を目指して製造するものの、どうしても中心からの距離に長短ができてしまいます。
そこでホイールとの組み合わせを考慮して半径が最も長い地点に赤い丸マークをつけているわけです。
さて、実際にタイヤをホイールにはめる際、タイヤの赤丸とホイールの白丸がピタリと並ぶように組付けるのですが、これによりタイヤの最も半径が長い場所とホイールの最も半径が短い場所が同一線上に並ぶことになり、ホイールバランスを取るうえで最適な位置関係となるわけです。
もちろん、タイヤの赤丸とホイールの白丸を重ねただけでは完全なホイールバランスはとれないので、そこからさらにホイールバランスを調整してオモリを貼り付けたりするのですが、しかし最初に赤丸と白丸を合わせておくことで使用するオモリの量も最小で済ませることができます。
こうしたタイヤとホイールの組み合わせ方を「位相合わせ」と呼んでいます。
(※)ホイールに白い丸マークがない場合は、タイヤの黄色い丸とホイールのエアバルブの位置を合わせます。これを「質量合わせ」と呼びます。タイヤの黄色マークの位置はタイヤの質量が最も軽い場所で、ホイールのエアバルブの位置はホイールの質量が最も重い部分です。軽い部分と重い部分を合わせることでホイールバランスをよくする効果があります。
ズバット車買取比較 |
こちらの記事も読まれています
下記の記事も参考になさってください。
⇒⇒新品タイヤの赤丸や黄丸のマークを消す方法は? ⇒⇒車検|タイヤ溝の基準・測り方|外側内側が片減りはNG?トラック・スタッドレスは? ⇒⇒タイヤのひび割れ・亀裂|原因・防止・補修・交換|車検基準|高速でバーストが怖い |
ご覧いただきありがとうございました。