【2分解説】新品タイヤの赤丸や黄丸のマークを消す方法は?

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新品タイヤの赤丸や黄丸のマークを消す方法は?

新品タイヤの側面(サイドウォール)には10mm~15mmくらいの赤丸や黄丸のマークがついていたりします。

このマークは下記に解説するようにタイヤとホイールを組み付ける際にはちゃんと意味のあるマークなのですが、私たち一般のドライバーには不要なマークです。

そこで、このマークを消す方法ですが、下記のような方法があります。

  1. 黒いマジックで塗りつぶす:赤や黄のマークは何もしなくてもいずれ消えていきます。そこで、とりあえずマジックで黒く塗りつぶせば、そのうちにマジックもマークも消えてしまいます。
  2. サンドペーパーでこすって消す:強くやり過ぎると問題ですが軽くサンドペーパーでこすればゴムが薄く剥がれるのでマークも消えてなくなります。

赤丸や黄丸の意味

新品タイヤの側面に付いた赤や黄のマークは、私たち一般のドライバーには不要のマークですが、タイヤショップやカー用品店のスタッフさんには重要なマークです。

タイヤとホイールを組み合わせる際に、重要な目印になっているからです。

タイヤ交換をする際には「ホイールバランス」をとりますが、通常、ホイールの円周部分に釣り具のオモリみたいなものを貼り付けてタイヤが真円を描いて回転するように調整します。

このホイールバランス作業の事前準備として、赤や黄のマークは意味を持つのです。

  1. 赤い丸:「ユニフォミティマーク」と呼ばれ、タイヤの半径が最も長い地点に付けられるマークです。タイヤは当然真円になるように製造されるのですが、どうしてもわずかな長短が出てしまいます。一方でホイールの方も完全な真円には製造できず、そのためホイールの最も半径が短い地点には青いマークが付けられるのが普通です。このマークをRRO(Radial RunOut)マークと呼びます。タイヤの赤丸とホイールの青丸を合わせて組み合わせると、結果的にホイールバランスが取りやすくなるというわけです。こうした組み合わせ方を「位相合わせ」と呼んでいます。
  2. 黄色い丸:丸いタイヤの中で一番質量が軽い部分に付けるのが黄色い丸で、「軽点」とか「バルブマーク」と呼ばれています。この黄色い丸をホイールの一番重い部分であるエアバルブがある地点と合わせてタイヤをはめ込むと、ちょうど重量バランスが取れるというわけです。この方法を「質量合わせ」と呼んでいます。

実際の新車のタイヤを見ると、上記2つの方法の内、多くは①の「位相合わせ」でタイヤを組み付けていることが多いようです。

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