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目次
【記事丸わかり】
⇒⇒病院で軟骨ピアス開けてみた。 |
【プチ調査】ファーストピアスの外し方|軟骨ピアスはやり方が違う?
オシャレの幅が広がる軟骨ピアス、そろそろファーストピアスを外してセカンドピアスにしたいなと思っている方、軟骨ピアスは普通のピアスと外し方が異なります。間違ったやり方をしてしまうと、穴が塞がるなど肌トラブルを起こす可能性もあります。
そこで今回は、軟骨ピアスをする時の、
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について詳しく解説します。
普通のピアスと同じやり方で大丈夫でしょ?と思っている方は、セカンドピアスにする前に一度じっくり読んでみてくださいね。
軟骨ピアスとファッションピアスの違い
ファッションピアスとは、耳たぶに着ける前提として作られるピアスのこと。一方、軟骨ピアスはボディピアスと呼ばれていて、耳の上部のふち(ヘリックス)や、耳の穴の前にある三角の軟骨(トラガス)などが人気の場所です。
(画像:ボディピアス専門店凛)
最近では2つの穴を1つのボディピアスでつなぐ「インダストリアルピアス」などもあり、個性的な可愛さをアピールできると人気が高まっています。
軟骨部分に使用するピアスは、耳たぶ用のファッションピアスとは違い、ボディに装着可能な軸が太いピアスが主流です。そのため、ファーストピアスの選び方にも注意が必要です。
軟骨ピアスをする時のファーストピアスの選び方
軟骨ピアスをする時は、「軟骨用のピアッサー」を使います。 |
開ける部位に適した専用のピアッサーがあるため、耳たぶ用のピアッサーで軟骨にピアスを開けるのはやめましょう。
ピアッサーにはG(ゲージ)と言って、太さを表す表記があり数字が低いほど太い仕様になっています。
ピアッサーに内蔵されている、ファーストピアスの基本の太さは下記の3種類。
18G | 直径約1.0mm |
16G | 直径約1.2mm |
14G | 直径約1.6mm |
耳たぶ用が18G~16G、軟骨は太い直径の14Gを用います。(※トラガスが狭い場合は例外で16Gを使用する場合があります。)
また、シャフト(ピアスの長さ)も長いものがおすすめ。耳たぶ用だと6mmが通常サイズですが、軟骨ピアスは8mmのシャフトサイズを選びましょう。
細いファーストピアスを使うとどうなる?
18Gや16Gの細いピアッサーを軟骨に使用すると、以下のようなトラブルにつながります。
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軟骨は骨のように堅くはないものの、軟骨膜に包まれているため、耳たぶ専用の小さい直径のファーストピアスだと、固さに負けて貫通しない恐れがあります。また、貫通後耳たぶに一時的に腫れが生じるため、シャフトの長さが足りなくなることも考えて8mmのものがいいでしょう。
また、軟骨ピアスは耳たぶピアスに比べて、ホールの穴が安定するまでに時間がかかります。細いピアッサーを使用してしまうと、穴を塞いでしまう可能性もあるので、気を付けましょう。
耳たぶに比べると痛いの?
ファーストピアスは、開ける瞬間に痛みを感じる人が多いのが特徴です。軟骨ピアスも同じように開ける瞬間に痛みを感じますが、開けた穴が安定するまで、ズキズキとした鈍い痛みを感じると言われています。
開けてから数日間~数週間は痛みがあり、炎症が収まってくると痛みが緩和されます。
開けた人の中にはこのようなクチコミもあります。
- 「両耳計7個開けたけど、唯一痛かったのはトラガスです。穴をあけること自体が痛いっていうより、穴を開ける箇所を開けやすいように挟むあの器具がめちゃくちゃ痛かった。」
- 「ヘリックス開けたけど、痛くて寝返りが打てない!」
など、軟骨の部位によっても、痛みに違いを感じることもあるようです。
金属アレルギーに注意
最近、ピアスを開けたことで金属アレルギーを発症してしまう方も増えています。金属アレルギーとは、汗で溶け出した金属物質が皮膚に触れることで発症する、アレルギー性接触性皮膚炎です。
もともとアレルギー反応を持っている人でなくても、ピアスを開けたことがきっかけで発症する人もいるため、心配な人はピアスを開ける前に病院でパッチテストを受けてから開けましょう。
軟骨ピアスは病院やクリニックで開けるのがおすすめ
軟骨ピアスは、セルフで開けるにはとても難しい場所です。
軟骨ピアッサーを使った失敗談の中には、
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などの失敗例も見受けられました。
軟骨は耳たぶより固く、狭い部位に貫通させなければならず、仕上がりがうまく行かずに結局閉じてしまったという人も。素人が行うにはハードルが高いため、皮膚科、美容外科、美容クリニック、耳鼻科で開けるのがおすすめです。
ファーストピアスの施術価格
市販のピアッサー | 1,000円~2,000円 |
皮膚科・美容外科 | 5,000円~7,000円※クリニックにより異なります |
クリニックで開ければ、金属アレルギーに強い素材のファーストピアスを選べますし、アフターケアもしっかりしているため安心です。ピアッシングは保険適用外ですが、トラブルなく開けたい人は病院で開けましょう。
ファーストピアスを着けている時の注意点
「ファーストピアスの外し方|軟骨ピアスはやり方が違う?」をテーマに解説していますが、この章ではファーストピアスを付けている期間についてです。
軟骨にファーストピアスを着けている期間は、いくつかの注意点があります。以下の点に注意して、ファーストピアスを装着しましょう。
無意識に触らない
開けたばかりのピアスホールは、耳に軽い傷ができている状態です。身体がピアスホールを塞ぐためリンパ液などの体液が分泌し、かゆみが出てくる場合もあるでしょう。
耳を無意識に触る、耳をかいてしまうのは厳禁です。触ってしまうと雑菌が繁殖してしまい、開けたホールがジクジクと化膿してしまうこともあります。
ピアスホールの内側の皮膚が完成するまで、触らないようにしましょう。
早く外そうとしない
筆者も軟骨部分に開けた経験がありますが、1年ほど経って大丈夫だと思って取ったらいつの間にか閉じてしまいました。軟骨ピアスは耳たぶピアスに比べて、ピアスホールの完成まで時間がかかります。
そのため、数時間ピアスを外した状態でもすぐに穴が塞がってしまう可能性もあるので、早く外そうとしてはいけません。
ピアスホールを清潔に保つ
シャワーの時に1日1回、皮膚とピアスのキャッチの隙間を丁寧に洗い流しましょう。湯船に入る場合は、お風呂の雑菌がピアスホールに浸からないように入浴方法に注意してくださいね。
ヘアカラーやパーマは控えよう
カラー剤やパーマ液がピアスホールに触れると、肌トラブルの原因になるため刺激の強い施術は、ファーストピアスを着けている期間は控えましょう。また、ドライヤーやコテも、耳に近い距離で使うため、火傷に注意しながら使ってください。
衣服の着脱に注意
衣服の着脱の時に、ファーストピアスが引っかかってとれてしまう場合があります。軟骨ピアスは突出している部分もあるので、衣服の着脱はゆっくり気を付けて行いましょう。
また、髪を洗った後のタオルの繊維も引っかかりやすいので、気を付けてくださいね。
肉芽に注意
細菌感染などで炎症が長引くと、細胞の塊である肉芽(にくが・にくげ)といったしこりができる場合があります。ピアスホールの皮膚が傷つくと、肉芽が大きくなり綺麗に治すのが難しくなるので、初期症状が見られたらすぐに病院で診てもらいましょう。
ファーストピアスの外し方
ここまでは、軟骨のファーストピアスの選び方、注意点について解説してきました。いよいよファーストピアスを外す時!
軟骨のファーストピアスの外し方を確認していきましょう!
ファーストピアスの外し方:タイミングは?
軟骨ピアスは耳たぶピアスに比べて、完成するまでに長い期間がかかります。ホール内の皮膚と耳の表面の皮膚が完成し、ピアスを動かしても痛みがない状態になったらファーストピアスを外すタイミングです。
ファーストピアスの外し方:外す目安は?
耳たぶ | 1.5ヶ月~3ヶ月 |
軟骨ピアス | 3ヶ月~1年 |
軟骨ピアスは3ヶ月~1年ほど安定するのに時間がかかります。また、傷の治り具合やピアッシングする部位によっても、完成までにかかる期間はさまざまなので、以下の方法でピアスが安定しているか確認しましょう。
軟骨ピアスのホールを確認する方法
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ピアスのシャフトが前後にスルスル動く、くるくる回しても痛みやかゆみがない場合は、安定している目安です。ホールの皮膚が内側にへこんで、穴が完成している状態ならOKでしょう。
軟骨部分に出血や分泌液が出ていて、腫れやジュクジュクとした状態ならもうしばらくファーストピアスで我慢しましょう。傷の治りは個人差があるように、ピアスホールの完成も人によって違います。
期間はあくまでも参考程度にして、自分で軟骨部分を触って確認しましょう。
外し方の手順
外し方の手順を詳しく見ていきます。
軟骨用のファーストピアスは、部位によって取れにくい場合があります。以下の点に注意して優しく取りましょう。
手指を消毒する
ファーストピアスを外す前は、手指を石鹸でキレイに洗い、できればアルコール消毒しておきましょう。
軟骨ピアスのヘッドを固定する
ファーストピアスは普通のファッションピアスよりも頑丈で、キャッチ部分が固く作られています。そのため、ヘッドの部分をしっかり固定させて、キャッチをつまんで指を左右に回転させて外します。
ヘッドを固定する。これが外し方のコツです。
滑りにくくするために
ただし、ヘッドが滑って上手く固定できない場合は、ゴム手袋を使用すると滑りにくくなります。ハンカチをかぶせる、粘着面を外側に巻いたマスキングテープで抑える、という方法もあります。
キャッチが硬い場合は
バタフライキャッチ(アルファベットのBのような形)の場合は、キャッチの輪の部分に眉切りハサミや、小さなペンチを使って広げるようにすると簡単にキャッチを外せます。ハサミの先で耳や指を傷つけない様に、注意して行いましょう。
医療機関で外す
セルフの外し方について解説しましたが、病院やクリニックでファーストピアスを開けた場合は、無料で外してもらえるところもあります。ピアスホールの状態も診てくれるので、そのような医療機関を利用してみてもいいでしょう。
軟骨ピアスは、開け方だけでなく外し方に関してもセルフでは心配な面が多々あります。できるだけ医療機関を利用することをおすすめします。皮膚科、美容外科、美容クリニック、耳鼻科を受診してください。
まとめ
軟骨ピアスをする時のファーストピアスの選び方、注意点、ファーストピアスの外し方について解説しました。軟骨ピアスを開ける際、耳たぶ用のファーストピアスでは綺麗な仕上がりにならないので、軟骨専用のピアッサーを必ず準備しましょう。
ファーストピアスを着けている間は、以下のことに気を付けて生活しましょう。
- 無意識に触らない
- 早く外そうとしない
- ピアスホールを清潔に保つ
- ヘアカラーやパーマは控えよう
- 衣服の着脱に注意
- 肉芽に注意
軟骨ピアスは、耳たぶよりもホールの安定期間が長く3ヶ月~1年ほどかかります。
- ピアスホールの周辺を触っても痛みがない
- ホールの皮膚がへこんで穴が完成している
- シャフトが前後にスルスル動く
- 化膿していない
このような状態なら、ファーストピアスを外しても問題ありません。しっかり穴ができあがってからファーストピアスを外し、オシャレなセカンドピアスを楽しみましょう!
ご覧いただきありがとうございます。
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