【3分解説】ヘッドライトの殻割りでレンズの曇りが取れますか?

ヘッドライト・殻割り・曇り

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



こちらの記事も読まれています

【記事丸わかり】

  • ヘッドライトの曇りには外側の曇りと内側の曇りの2種類があります。
  • 外側の曇りは、研磨剤で磨くことで除去できます。
  • 内側の曇りは、結露が原因で発生することが多いです。
  • 結露は、ヘッドライト内部の水分が水滴になって付着する現象です。
  • 内側の曇りを除去するためには、殻割りして内部をチェックする必要があります。
  • 通気口がホコリでふさがれていると、曇りが発生しやすくなります。
  • バルブ交換やイカリング取り付け後の殻閉じが不適切だと曇りが発生します。
  • 殻閉じの際には、ブチルゴムコーキング剤が重要です。
  • 劣化したコーキング剤を新しいものに交換し、防水・防塵効果を確保する必要があります。
  • バルブの取り付けや通気口の状態を確認し、適切な防水処理を行います。

⇒⇒【ヘッドライト殻割】簡単!片側30分?!

ヘッドライトの殻割りでレンズの曇りが取れますか?

結論を言うと、ヘッドライトの曇りは、殻割り作業で取れます。しかし、その前に、まずはヘッドライトが曇る原因について見ておきたいと思います。

ヘッドライトの曇りには2種類あって、まず、レンズが黄ばんで透明度が無くなってくる外側からの曇りがあります。これは研磨剤で磨くことできれいにできます。殻割りする必要はありません。

しかし、もう1つの曇りは内側で発生する曇りです。それは、ズバリ「結露」です。レンズユニット内に溜まった水分が水滴になってレンズ内側や反射板などに付着する現象です。

これは家の窓ガラスに発生する結露と同じメカニズムです。家の内と外の気温・湿度の差によって発生する現象です。

もともとヘッドライトユニットには通気口があって、内部の水分を外に排出する通路があるため、一時的にレンズの内側に水滴がたまっても、晴れた日になれば水分が蒸発してまた透明度のあるレンズに戻ります。

しかし、通気口がホコリなどでふさがれている場合は、水分が閉じ込められたままになって、常時レンズが曇ったままになってしまいます。

ヘッドライトが内側で曇ってしまう原因としてはもう1つの要因が考えられます。それは、バルブ交換やイカリング取り付けなど、一度ヘッドライトを殻割りした場合で、一連の作業を終えて殻閉じをする際に、レンズとブチルゴム(パッキン)が隙間なく密着する加工がなされていないケースです。

レンズとブチルゴムが接触する面にはコーキング剤が付いていますが、これが劣化していて防水・防塵等の役目を果たせない状態であるにもかかわらず、強引に殻閉じしてしまった場合は、後で曇りが発生するのです。

殻割りして各部をチェックし、しっかり殻閉じする

ヘッドライトの内側の曇りは、殻割りして各部をチェックする必要があります。

まず殻割りし、バルブがしっかり取り付けてあるかをチェックします。バルブの取り付けがグラグラしているとここから水分が侵入します。

また、通気口がゴミなどでふさがれていないかを確認します。もしもイカリングを取り付けてある場合などは、配線のために穴をあけた場所があるはずで、そこをしっかり防水処理してあるかを確認します。

最後に、これが一番重要ですが、レンズとハウジングのあいだに挟まる形になるブチルゴムとコーキング剤を確認します。いずれも劣化していたら防水の役目を果たしません。

ヘッドライト・殻割り・とは

【丁寧解説】ヘッドライトの殻割りとはどんな作業のことですか?

2020年6月21日
ヘッドライト・殻割り・殻閉じ・工賃・業者に頼むといくら

【60秒解説】ヘッドライトの殻割り・殻閉じの工賃は業者に頼むといくら?

2020年6月21日
ヘッドライト・assy交換・費用・工賃・光軸・調整

【90秒解説】ヘッドライトassy交換|費用・工賃|光軸調整が必須です!

2020年5月25日

ご覧いただきありがとうございました。

こちらの記事も読まれています