【要点解説】ドライブレコーダーは前だけで大丈夫ですか?

ドライブレコーダー・前だけで大丈夫




ドライブレコーダーは前だけで大丈夫ですか?

ドライブレコーダーを車に設置した場合で、カメラを前に1台だけ取り付ければ、それで大丈夫かと言うと、7割の交通トラブルには大丈夫だけれど、3割の交通トラブルには対応できないと思います。

前方1台のカメラだけでも、付けてない場合に比べていざというときに役に立つ可能性は非常に高いと思います。

下記のような事例は前1カメラだけで十分対応できます。

  1. 交差点内の衝突事故で、信号の色が問題になった場合の証拠映像
  2. 細い道から幹線道路に出た際の出会い頭の事故の証拠映像
  3. 後ろから追突事故を受けた場合の証拠映像:衝突場面の映像はなくても衝撃を受けた映像は残る。ただし相手が当て逃げした場合はナンバーを読み取れないので役に立たない
  4. 煽り運転の被害にあった場合で、相手がこちらの前方に回り込んで急停車等をした場合の証拠映像

上記以外でも、人身事故などを起こした場合に、歩行者が横断歩道以外を横断した映像なども証拠映像として役に立ちます。

つまり、前1カメラだけでも大丈夫なシーンはけっこうあるということです。

にもかかわらず、前後カメラや360度カメラが必要な理由

車同士の衝突事故であっても、歩行者との接触事故であっても、煽り運転の被害であっても、トラブルに発展した時に相手がこちらの主張におおむね同意するケースなら、そもそもドライブレコーダーがなくても問題なく事故解決はできます。

ドライブレコーダーを付ける意義は、トラブルの相手がこちらの主張と全く正反対の主張をしたり、あるいは逃げてしまったりした場合に、残された映像がモノを言う、ということだと思います。

そういう意味で、せっかくドライブレコーダーを付けたのに、車の横方向や後方の映像が記録できないのでは、トラブルの内容によっては致命的になります。

前1カメラだけでも、煽り運転の加害者が警察に自分の非を認めれば、十分に証拠映像(の一部)とみなされますが、相手が非を認めなかった場合は、前1カメラの映像だけでは決定的な証拠になる可能性は低いと思います。

ドライブレコーダーは、あくまでも、交通トラブルの相手がこちらとは異なる主張をした場合に突きつける証拠映像としてのみ意味を持ちます。

そうであるなら、前1カメラだけで大丈夫とはとても言えないと思います。

駐車監視こそ360度カメラが必要

車を駐車中に当て逃げされたりイタズラされたりした場合に備えるのが、ドライブレコーダーの駐車監視機能です。

駐車監視機能には、衝撃検知や動体検知があって、何者かが当て逃げしたりイタズラしたりした場合の車の衝撃をGセンサーが検知し、その場面を録画したり、あるいは、車に接触はしなくても怪しい者が車の周囲をうろついていたりすると、それをモーションセンサーが検知し、その場面を録画します。

けれども、そうやってセンサーが異常を検知したとしても、もしも前1カメラだけであったら、録画するのは車の前方だけです。

横方向や後方は何も記録されません。

したがって、駐車監視機能こそ360度カメラが必要です。走行中の事故は前1カメラだけでも役に立つことが多いのですが、駐車監視の場合は、前1カメラだけでは役に立たないケースの方が多いと思います。

以上、いろんなケースを考えると、ドライブレコーダーのカメラは、やはり「前だけで大丈夫」とは言えないと思います。側面も後方も記録として残せるように、少なくとも前後カメラ、さらに頑張って360度カメラを設置していただきたいところです。

下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。

⇒⇒ドライブレコーダー|後ろのリアカメラは必要?不要?

⇒⇒ドライブレコーダーのインターバル記録とは何?

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視で「衝撃感知型」とは?

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視で使うセンサーとは何?

⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視は常時電源かシガーソケットか?

⇒⇒ドライブレコーダーのリアカメラ設置|赤い線はどこに接続?

ご覧いただきありがとうございました。




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