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ドライブレコーダーの「ループ録画の意味」を教えて!
ループとは「輪」のことです。ループ録画はドライブレコーダーの基本的録画方式で、ほぼすべてのドライブレコーダーが採用しています。繰り返し録画=ループ録画です。
録画する⇒上書きする⇒さらに上書きする・・・と何度でも
たとえば、1時間記録できるマイクロSDカードがドライブレコーダーに差し込んであったとします。ループ録画ではなく、ただの録画方式なら、1時間映像と音声が記録されたら、そこで行き止まり。もうそのあとは何も録画・録音されない状態となります。※こういう設定にすることも可能です。
しかし、これでは役に立ちません。そこで、1時間録画してそこで容量不足で行き止まりになったら、もう一度最初から録画・録音を始めます。つまり、それまで録画・録音されていた記録に上書きしていくことになります。
こういうことになれば、1枚のマイクロSDカードを差し込んでおけば、理論上は、永遠に最新の映像と音声が記録され続けることになります。
実際は数分単位に区切っている
ただし、上記のように1時間記録できるカードに1時間切れ目なく記録するやり方は、カードに大きな負荷をかけます。しばらく使っていると、「カードエラー」の表示が出て使用不可になることもあります。
そこで、カードへの負荷を少なくするために、実際のドライブレコーダーは、「1分」「3分」「5分」というように1つのファイルの長さを区切っています。これは任意の長さを設定できます。
たとえば、「5分」で設定した場合、12回分記録するとちょうど1時間になり、カード容量がいっぱいになります。すると、また最初に戻って、「5分」単位で記録してある古いファイルから順番に新しい録画・録音が記録されていくことになります。
このようにファイルを細かく区切るのは、カードの負荷を軽減するだけでなく、任意のファイルだけ上書き不可に設定してこれを保存し、その他のファイルを消去する、といった編集が可能になるメリットもあります。
もちろん、こんなマニアックな使い方をする人は少数派だと思いますが、ほぼすべてのドライブレコーダーは、数分単位に細かく区切って録画・録音する方式になっています。
一般的には、1ファイル「3分」くらいに設定して、あとはループ録画(デフォルトの設定)にしておけば問題ないと思います。
- ほぼすべてのドライブレコーダーは「ループ録画」方式である
- 記録カードの容量がいっぱいになったら、また最初に戻り、古い記録から順番に新しい記録に上書きしていく。まるで輪っかのようにまた同じところに戻ってくる様子から「ループ録画」と呼ぶ
- 実際の記録は、記録カードの最初から最後までひと回しで記録するのではなく、3分とか5分などに区切って記録していく。このことでカードの負荷を減らし、また後の編集作業がやりやすくなる
ご覧いただきありがとうございました。