【3分解説】車のエアコン|走らないと冷えないケース|原因を特定

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車のエアコンで走らないと冷えないケース|原因を特定

車のエアコンの不具合で「走らないと冷えない」というケース。

一般道にしても高速道路にしても、とにかく車が走っている間はエアコンが冷えるけれど、信号待ちとか渋滞中は生ぬるい風しか出てこないというケース。

こうした症状が発生する原因を特定したいと思います。

考えられる原因①:エアコンコンプレッサー(エアコンポンプ)の劣化

エアコンのガスを循環させる装置がエアコンコンプレッサーです。

この装置が劣化して安定的にエアコンガスが巡回しないと、送風口から冷たい風は出てきません。

エアコンコンプレッサーが安定的に作動していれば、走行中であろうと渋滞中であろうと、エアコンガスは順調に経路を巡り続けるので、常時冷たい風が車内に送り続けられることになります。

エアコンコンプレッサーはエンジンの駆動力を利用して作動しています。

エンジンのクランクの動きをベルトを介してエアコンコンプレッサーに伝達することで動きます。

したがって、走行中のようにエンジンが比較的高回転で動いているときは、たとえ少々エアコンコンプレッサーが劣化していても、回転の力が劣化を補う形で何とかエアコンガスを巡回させることができ、その結果、冷たい風を供給することが可能になります。

けれども、アイドリング中などエンジン回転が低い場合は、すでに劣化しているエアコンコンプレッサーはエアコンガスを巡回させる十分な働きができず、生ぬるい風を送ることになってしまいます。

まさに「走らないと冷えない」状態です。

⇒⇒エアコンコンプレッサーの交換費用:45,000円~105,000円

考えられる原因②:エアコンファンモーターの故障

多くの車種でエアコンの熱を放熱するためのエアコンファンとラジエーターの冷却水の熱を放熱するためのラジエーターファンは共用になっています。

渋滞でアイドリング状態が連続しているような場面では、走行中のようにフロントグリルから走行風が入ってこないので、エアコンや冷却水の放熱はもっぱらファンによる放熱だけが頼りになります。

もしもファンモーターが劣化あるいは故障で本来の働きをしていない場合は、エアコンも冷えず冷却水も冷えないため、そのうちに水温計の温度がどんどん上昇していき、やがてオーバーヒートになります。

ところが、そういう状態であっても、いったん車が走り出すと、フロントグリルから走行風がどんどん侵入してくるので、なんとかエアコンも冷却水も放熱でき、エアコンの送風口からある程度冷たい風が出てきてくれるわけです。

しかし、これではまさに「走らないと冷えない」状態なので、早急に修理が必要です。

⇒⇒エアコンァンモーター(ラジエーターファンモーター)の交換:30,000円~50,000円

その他一般的にエアコンが冷えない原因

このページのテーマは、車のエアコンが「走らないと冷えない」原因は何か、というものです。

エアコンが冷えない原因にはいくつかありますが、たとえばエアコンガスが抜けている場合は、走っているときも走らないでいるときも、どちらも冷えないはずです。

また、家庭用エアコンの室外機に当たるコンデンサーが故障している場合も、走行中であれアイドリング中であれ、常に生ぬるい風しか出てこないはずです。

「走らないと冷えない」ケースは、上記のようにエアコンコンプレッサーかファンモーターが原因あるケースが多いと思います。

この項目では、その他一般的にエアコンが冷えなくなる原因をまとめてみたいと思います。

  1. エアコンフィルターの目詰まり:交換費用2,500円~6,000円
  2. エアコンガスの漏れ:ガスの補充3,000円~6,000円。亀裂等によるガス漏れの修理・補修15,000円~35,000円
  3. コンデンサーの劣化・故障:交換費用10,000円~40,000円
  4. エバポレーターの劣化・故障:洗浄費用4,000円~12,000円。交換費用40,000円~50,000円

下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒車のエアコン|修理費用・修理期間いったん修理に取り掛かってから終了するまでの時間は、1,2時間で終了するものから丸1日かかるものまで様々です。いずれにしても、部品さえそろっていれば、1日を超える期間がかかる修理はまずありません。

⇒⇒車のエアコンの酸っぱいニオイ・カビ臭いにおい特に週末だけドライブするといった車の使い方をすると発生しやすい現象です。こうしたニオイの原因は①エアコンフィルターにホコリが溜まっている②エバポレーターが汚れている、この2点に尽きます。

⇒⇒水温警告灯が点灯|オーバーヒートでエアコン効かない走行中にオーバーヒートで水温警告灯が点灯し、その直後にエアコンが効かなくなった場合、自動車整備に自信があればいいですが、そうでなければプロの診断を受けるのが最も安心・安全・確実です。その際、まずやるべきことは、JAFか自動車保険のロードサービスを呼ぶことです。

⇒⇒オーバーヒート時はエアコン付ける?ヒーターで熱拡散?冷却水をはじめ各装置に異常はないが、スポーツ走行等で一時的にオーバーヒートになった場合は、エンジンを回したまま、ボンネットを開けてエンジンルームを冷却します。エンジンを回し続けるのは冷却水やエンジンオイルを循環させるためです。

⇒⇒車のエアコンはエンジン停止中に使うとどうなる?エンジンが停止して、キーを完全に切らずにいた場合、送風口からただの風が吹き出されるだけの状態になります。アイドリングストップでも風が吹き出し続ける車種がありますが、吹き出す風は「冷風の名残り」みたいな風で、もしもそのまま2分とか3分エンジン停止状態であれば、完全にただの生ぬるい風になってしまうでしょう。

⇒⇒車のエアコンが冷えない!原因は何?修理代は?冷えなくなったのがごく最近のことか、それとも、なんとなく冷えが弱いと思っていたところが、最近明らかに冷え方が弱いと感じるようになったのか、と状況は様々だと思います。

⇒⇒エアコンベルトが切れたらどうなる?放置したら?エンジンクランクの回転力をベルトを介してエアコンコンプレッサーに伝達する、これがエアコンベルトの役目です。このエアコンベルトが切れてしまうとエアコンコンプレッサーが作動しませんから、当然エアコンからは冷たい空気が出なくなります。

⇒⇒エアコンから異音|ポコポコする音の原因は何?車のエアコンからポコポコする異音が聞こえてきたら、それは冷媒ガスの音です。冷媒ガスが完全に気体であったり液体であったりする場合はポコポコ音は出ませんが、気体と液体が混じり合っているときにこのポコポコ音が出ます。

⇒⇒エアコンから異音|キュルキュル音の原因は何?エンジンルームからキュルキュル音がしたら、まず間違いなくベルト類の劣化によるものです。ベルトの張りが緩んでいる、ベルトに亀裂が入っている、ベルトが経年劣化で固くなっている、ベルトを支えるプーリーが劣化している、といったことが原因でキュルキュル音がします。

ご覧いただきありがとうございました。




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元保険代理店代表です。ほぼ毎日新しい記事を追加しています。何かお役に立つ記事があったら、次のお役立ちのためにお気に入りに登録していただけるとうれしいです。励みになります!