ピストンリングとは|役割|3本のリングは何のためにある?

ピストンリングとは|役割

画像:Wikipediaより

ピストンリングとは:役割

車やバイクのレシプロエンジンにはピストンとシリンダーがあって、ピストンはシリンダー内を往復運動することで燃料を燃やし、排出し、燃やし、排出し・・・を繰り返して出力を得ます。

その際、恐らく誰もが不思議に思うのは、ピストンもシリンダーもみんな金属製の部品なのに、延々と動き続けながらどうしてすり減ったりしないのだろう、まあ、多少はすり減るかもしれないけれど、それでも10万キロとか20万キロでも平気で動き続けることができるのはなぜなのか、という点ではないでしょうか。

これには様々な工夫があって一口には言えないのですが、その一つの答えが、ピストンリングです。

ピストンリングは、通常、3本あります。3本とも金属製です。そして、3本とも一箇所が切れています。つまり、エンジンを分解してピストンリングを取り出すと、3本とも一箇所が切れた状態の輪っかです。

この一箇所が切れた状態の輪っかの径は、シリンダーの径より大きいです。

このように、本来はシリンダーの径より大きな輪っかを無理やりピストンに巻き付けた状態でシリンダー内を往復するわけです。

ここにピストンリングの役割があります。

3本あるピストンリングのうち、第1リングをトップリング、第2リングをセカンドリングと呼び、この2本のリングのことを「コンプレッションリング」と呼びます。

コンプレッションとは、圧迫とか圧搾という意味で、シリンダー壁とピタッとくっついて離れず、燃焼室からクランクケースへの圧縮ガスの抜け(ブローバイガス)を防止しています。また、燃焼によりピストンに蓄積する熱をシリンダーブロックへ逃がす働きもしています。

つまり、第1リングと第2リングは、バネ性、耐摩耗性、熱伝導性を兼ね備えています。

第3リングはオイルリングと呼ばれます。サードリングとは呼ばずに、ただ単にオイルリングです。

オイルリングは、その名の通り、シリンダー内壁に付着する余分なエンジンオイルをかき落とし、薄くてちょうどいい油膜を残す役割を果たしています。これにより、ピストンの焼きつきを防止します。

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元保険代理店代表です。現在はブログ記事作成を日課にしています。自動車保険の記事が中心ですが、その他クルマに関するお役立ち記事に取り組んでいます。さて、7月ですね。新型コロナは日本でも一進一退ですが、世界的には今パンデミックのピークにあるのかもしれない状況です。怖いです。わたしは洗面所に手洗い泡石鹸を6種類並べて毎日30回以上手を洗っています。手洗い後の肌荒れ防止のためにアロエ美容液みたいなものも3種類用意しています。完全に病気です。楽しいです。泡石鹸はミヨシ石鹸の「無添加 せっけん 泡のハンドソープ」というのが一番使い心地がいいです。いつも3プッシュで洗いますが、超微小な泡が立ち、すすぎではヌルヌルが他のどの泡石鹸より素早く取れます。ただ香りが欲しい時はまた別のものを使います。ドラッグストアに行くとハンドソープのコーナーを必ずチェックします。手洗い病は当分のあいだ続きそうです。こんなことしかできません。