車のメッキはダサい?メッキモールやメッキグリルは下品?
シルバーにキラキラ光るメッキをあしらった車は、メッキの量の多い少ないを問わなければ、世の中にかなりの数流通しています。
そもそも昔の車のバンパーは前も後ろもメッキでした。フロントグリルもメッキ、ヘッドライトの枠もメッキ、車を取り巻くモールもメッキでした。
最新の車にもメッキは多用されています。これ見よがしにフロントグリルいっぱいにメッキを敷き詰めたような車もあれば、さりげなく1本のラインだけメッキを使用している控えめなデザインもあります。
ドアミラーがメッキ、ドアノブもメッキという車もありますし、オーバーフェンダーをメッキにしたりピラー部分(Aピラー、Bピラー、Cピラーなど)をメッキにしている車もけっこうあります。
また、後付けのカスタムパーツとしてドアの外周に沿って貼り付けるメッキモールなども出回っています。
ホイールをメッキでテカテカさせている車などもはや街の風景の一部です。
車のデザインに関する口コミでは、実はメッキについての意見が数多くあって、そのほとんどが悪口です。
「ああ、ダサいダサい。下品の極み。」
「なんて安っぽい。恥ずかしげもなくどうしてあんなものをくっつけるの?」
こうした意見がほぼすべてです。ほぼすべて。マイナス評価の嵐といったところです。
でも、本当にそうなのでしょうか?
わたしはけっこうメッキが好きです。
自分は決して乗らないけれど、でも好きな車というのが誰にでもあるもので、私の場合、メッキを多用した車がまさにそれです。
特に、これ見よがしに車のあちこちにたっぷりメッキを満載した車を見かけると、まるで、
「ガ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ・・・・」
と腹の底から笑いながら走っているようで、とても面白いと思います。
たぶん、面積が大事なのでしょう。メッキの面積がある一定の割合を超えると、その車は「ガハハ」車になって、ダサいとか安っぽいとか下品だとか、そういった評価を超越してしまうのではないか、と。
その一方で、フロントグリルの一部に中途半端な面積でメッキをあしらう車を見ると、確かに大方の評価のように、ダサい、安っぽい、下品だという言葉が浮かんできます。
だから、やはり面積だと思います。
ホイール、フロントグリル、モール、フェンダー、ドアモール、ピラー、リアガーニッシュ、ドアミラー、ドアノブなどなど、ありとあらゆる場所にメッキを使いまくり、審美眼のバランスを一気に跳び越えてしまうと、「いや、参りました」と見る者を降参させてしまう領域に入るのでしょう。
そうなると、もう下品でも安っぽくもなくなって、ダサさの向こう側に突入してしまうのです。
確かにある程度のお金はかかりますが、メッキ車って面白いと思います。
下記の記事も参考にしていただけると幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。