【3分記事】オービスが光ったけれどセーフになるケースとは?

オービス・撮られたらわかる・昼間




オービスが光ったけれどセーフになるケースとは?

オービスとは速度違反自動取締装置のことです。

幹線道路や高速道路に設置されていることが多いのですが、こうした固定式の装置以外にも、2018年以降は移動式オービスが全都道府県に順次導入されていて、「ゾーン30」などの標識がある生活道路にも一時的に設置されるケースが増えています。

固定式であれ移動式であれオービスは設定した速度を超過した車をセンサーが検知すると、ピカッとフラッシュを閃光させてナンバープレートとドライバーの顔を撮影します。

オービスのフラッシュ光の色は、白または赤、まれに黄色で発光するという報告があります。

夜間であればオービスが光ったのに気づかないということはまずありませんが、昼間、オービスの背後に何かしら強い発光体があったりする場合は、光ったことに気づかないケースもまれにあるようです。

一般的に、オービスは高速道路では制限速度の40キロオーバーの車に反応します。

一般道では制限速度の30キロオーバーです。

けれども、移動式オービスの場合は制限速度の15キロオーバー程度でも反応する事例が報告されています。

いずれにしても、速度超過に反応してオービスがフラッシュ光を発した場合は、ナンバープレートとドライバーの顔がしっかり写し取られてしまいます。

こうなったら、数日後~1か月後くらいの間に警察から出頭命令が届きます。

ところが、レアケースではありますが、ちゃんとオービスがピカッと光り、ドライバーも観念して出頭命令が届くのを待っていたところ、1か月経っても3ヶ月経っても何も届かずに、さらに1年経過しても届かず、結局その件に関しては「セーフ」になったという報告があります。

どうしてこんなことが起こるのでしょうか?

まあ、ドライバーにしてみればありがたいことですが、ちょっと訳が分からない気持ちになってしまいます。

光ったのにセーフになるケースとは?

間違いなくオービスが光ったのに結果的にセーフになるケース。

例えば次のようなケースが考えられます。

  1. フィルム切れだった:オービスは順次新しい機種に入れ替えが進んでいますが、少数ながらアナログフィルムを使用する旧式のオービスが存在するようです。この場合、フィルムが切れている状態で速度超過を検知したら、フラッシュは閃光するけれどフィルムには記録されないことになります。何も記録されないのですから、当然この場合はセーフになります。
  2. ドライバーの顔がしっかり写っていない:何らかの光のイタズラでドライバーの顔が判別できない状態で撮影されることはありうることです。顔が判別できない写真では、出頭した本人が「これは自分ではない」と主張すれば警察として証明する手立てがなくなります。このケースは出頭命令を出したくても出せないケースとなり、結果としてセーフになるでしょう。サングラスやマスクでドライバーの顔が判別できないようなケースもやはりセーフになる可能性が高いです。
  3. ナンバープレートが判別できない:上のケースと同様に何らかの要因でナンバープレートの文字や数字が判別できない場合は、車の所有者を特定しようがありませんから、やはりこのケースもセーフになります。
  4. 自動車泥棒が運転していた場合:警察が出頭命令を出すのは違反車両の「所有者」に対してです。「所有者」は車検証に記載されていて、車検証はナンバープレートから追跡できます。けれども、もしもオービスが撮影したドライバーがその車を盗んだ泥棒であったら、警察に出頭した「所有者」がオービスの画像を見せられて「これは私ではありません」と答えますし、警察も「あ、これは別人だな」とわかります。こうしたケースではもちろんセーフです。
  5. 警察がデータを廃棄した:何かと仕事が立て込んでいてオービスの違反車両の検挙にまで手が回らない時に、警察がそのデータを廃棄してしまうケースもあるかもしれません。こんなことを書くと警察関係者の方にはお叱りを受けるかもしれませんが、でも最近は(オービス関連ではありませんが)行政によるこの種の不手際がかなりの頻度で発覚、報道されています。したがって決してこんなことが起きないとは言えないと思います。何と言っても、昨今、文書の廃棄とか改ざんはお役人の世界では流行みたいになっていますからね。したがって、こういうケースがあれば、結果的にセーフになります。

たとえ「セーフ」でも確信までには時間がかかる

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上記のようにいくつかのケースで結果的にセーフになることはあります。

けれども、問題なのは、セーフであることを確信するまでにかなりの時間を要する点です。

一般的には、オービスが光った時から3ヶ月程度経過して何も通知が来なけれ、これはセーフだったんだということになるのですが、ごくごくまれに1年くらい経過してから出頭命令が届くケースが報告されているのです。

文字通りレアケースではありますが、そうした事例もあるので、心の底からセーフだと確信するには1年くらい何も通知が届かないことをもって、晴れて解放されるということになるようです。

それまでは、胸のどこかにいつもモヤモヤしたものを抱えていなければならず、いっそのこと「早く逮捕して!」と叫びたくなる衝動を抱くことさえあるのでは、と推察するところです。

セーフかセーフでないか警察に問い合わせ可能か?

オービスが光ったのにいつまでたっても通知が届かず、いったいどうなっているんだ、アウトならアウトで早く知らせて欲しい、いつまでも中途半端な気持ちで生活するのは耐えられない、と思い警察に問い合わせたくなる気持ちは痛いほどわかります。

でも、どの都道府県の警察もこれには答えようがないと思います。

つまり、問い合わせてもムダです。警察は教えてくれません。というより、教えられる資料を持ち合わせていないということです。

オービスの撮影画像は、自動的にデータ化されるような性質のものではありません。

まずナンバープレートの情報から車検証を検索し、車検証の「所有者」欄の氏名と住所を割り出します。これはコンピュータが自動でやるのではなく警察スタッフが人力でやっているはずです。

次に、ドライバーの顔が判別可能であるかどうかをやはり人が判断します。

この2つが揃ったところで違反車両の「所有者」の住所地に警察への出頭命令が送られることになります。

つまり、警察としては、上記作業の途中経過は担当部署の人しかわかりませんし、いざ出頭命令が出たら、あとは「所有者」が出頭するのを待つだけであり、もしも問い合わせがあったら、

「違反していたら出頭命令が届くでしょうし、出頭命令が届かなかったら違反していないということです」

と当たり前のことを答えるしかないはずです。

実際、問い合わせてもそうした答えしか返ってきません。

お気の毒ですが、時間が過ぎるのを待つしかないようです。

下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒オービス光ったかも・・光ったか不安で問い合わせ可能?結論を言いますと、オービスが「光ったかも」と不安に駆られて警察に問い合わせても、警察は「わからない」と返答するのみです。これは、警察が意地悪をしているのではなく、そもそも警察も知りようがない事柄であるからです。

⇒⇒オービスはサングラスやマスク装着でも出頭通知が届く?つまり、サングラスとマスクをダブルで装着し、完全に顔を覆った状態で数カ所のオービスを光らせている愉快犯のような場合は、たとえ運転者の顔の立証が困難なケースであっても、まずは出頭通知を出し、直接問い詰めるということも考えられます。

⇒⇒オービスって撮られたらわかる?昼間でもわかる?「まずい。オービスに撮られたかもしれない。でも、いま光ったかな?光ったようには見えなかったけど、どうなんだろう。もし撮られたのにそれに気づかないだけだったら、そのうち警察から通知が来るのかな。ああ、どうしよう。不安だな」

⇒⇒スピード違反で止められなかったけれど不安です「あ、やられた」と観念したのだけれど、その先で待ち構えているはずの警察官が、なぜか車を制止しようとせず、結局なにごともなくその場を通過することができたようなケース。こういうケースでは、ホッと安堵する反面、一抹の不安が残るのではないでしょうか。その場では何かの手違いで見逃されたものの、ナンバーを控えられているかもしれず、後日警察から呼び出しがあるのではないか、という不安です。

⇒⇒Nシステムで捕まるケースとは?オービスの場合は、センサーによって規制速度を超過した車のみを撮影しますが、Nシステムは通過する車をすべて1台残らず総ざらいで撮影します。軒並みです。Nシステムは、盗難車両や犯罪の逃走車両の特定が主たる目的です。

⇒⇒Nシステムのデータ保存期間Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置)は、高速道路や一般国道、また空港や原子力発電所の近辺などに設置されている監視装置です。車のナンバーだけでなく運転者や助手席の乗員の顔も撮影し、データとして蓄積しています。蓄積されたデータは、主に犯罪捜査に使用されます。

⇒⇒車のナンバーを警察で特定できる?ここで、警察官がナンバーから車の所有者を特定したものの、それが不正なやり方であったために処分された事例を見ていただきたいと思います。警察といえども、しかるべき理由がなければナンバーから相手を特定できないことをご理解いただけるはずです。

⇒⇒無車検車版ネズミ捕りカメラで読み取ったナンバーは現場に持ち込んだパソコンのデータと照合して車検切れ車両を判別するのですが、なんと、パソコンはネットに接続した状態ではなく、あらかじめ前日の時点における車検切れデータを取り込んでおき、パソコン内のデータのなかからヒットするものを拾い上げる、こういう方式なのです。

ご覧いただきありがとうございました。