【2分説明】LSD|リミテッドスリップデフとは|構造と効果|FRのドリフト走行に効果的

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リミテッドスリップデフ(LSD)とは

まずはデフ、あるいは、デファレンシャルギアについて。

たとえば前輪駆動車(FF車)の場合、カーブを左に曲がる際には外側のタイヤ(右)のほうが内側のタイヤ(左)よりもより多く回転します。もしも左右が同じ回転数なら車はまっすぐ進みます。

デファレンシャルギアは、左右のタイヤの中間あたりに装備されている装置で、エンジンの動力を10とすると、その時々、左右が3:7、2:8、あるいは、6:4、9:1となるように動力を調節する役割を果たしています。

ところがです。

デファレンシャルギアには弱点があって、たとえばサーキット走行などでハイスピードのまま左にコーナリングしたとします。

この場合、右タイヤは路面に押さえつけられて十分なトラクションを得ますが、左タイヤは路面から浮き上がり気味になって、場合によっては空転してしまいます。

このように片方が空転すると、デファレンシャルギアは、もう片方への動力の伝達をやめてしまうのです。

つまり、コーナリング中に急に失速してしまうわけです。

これでは困ります。そこで開発されたのがLSDです。Limited Slip Differential。リミテッドスリップデフ、あるいは、リミテッドスリップデファレンシャルです。日本語では「差動制限装置」とも呼ばれます。

リミテッドスリップデフは、片方が空転しても、それですぐにもう片方の駆動が止まるのではなく、空転の程度に応じてもう片方にもちゃんと駆動力を伝える働きをします。

この働きにより、高速コーナリング中に片輪が浮き上がっても、もう片輪が力強く駆動してコーナーを駆け抜けていくのです。

FRのドリフト走行には必須

後輪駆動車(FR車)でドリフト走行する場合、LSDがついていないと力強い走行ができません。

LSDがなかったら、片輪がスリップ気味になると、もう片輪が駆動しなくなるからです。

スポーツ走行には必須の装置です。

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