【基礎を解説】スタッドレスの新品は滑る?下したてで雪道は危険ですか?

スタッドレス・新品・滑る




スタッドレスの新品は滑る?下したてで雪道は危険ですか?

スタッドレスタイヤを新品に交換した場合、そのまますぐに雪道や凍結路を走ると滑るといわれますが、本当にそうなのでしょうか?

はい、確かにおろしたての新品スタッドレスはやや滑りやすいと思います。いわゆる皮むきと呼ばれる慣らし走行をしたスタッドレスよりやや滑りやすいのは確かです。ただ、超危険というほどのものでもないと思います

スタッドレスタイヤに限りませんが、タイヤはゴムを溶かして金型成型に入れ、固まったところで取り出すのですが、高温の金型と直に接触する一番外側の部分には熱による薄皮が発生します。

この外側の薄皮部分は、金型の表面に塗布される離型剤が固まったものと言われることもありますが、しかし、離型剤を使用しない製造法もあり、その場合でもゴムの一番外側の部分には薄皮が発生します。

この薄皮が残っている新品タイヤで走行すると、薄皮がすっかり取れた状態のタイヤに比べて、雪道や凍結路で滑りやすくなるというのは、ある意味わかりやすいことではないでしょうか。

とは言え、即座に事故につながるような滑り方をするのではなく、新品タイヤだからと少し慎重な走りをすれば十分対応できる範囲の違いだと思います。

なら、いわゆる皮むきとか慣らしは不要なのかと言うと、そうではなくて、安全のためにそうしたことはやったほうがいいと思います。

新品スタッドレスの「慣らし」「皮むき」の方法

フォーミュラレースなどでスタート前に8の字走行をしている光景をご覧になったことがあると思いますが、あれもタイヤの「慣らし」あるいは「皮むき」の1つの方法です。

しかし、一般道でああいう走行をするのは危険ですから、実際的な方法としては下記のような方法をおすすめします。

  • 一般道を時速50km~60kmで100km~200kmの距離を走行する
  • 高速道路で200kmくらいの距離を走行する

上記のいずれかでOKです。

要は、スタッドレスタイヤのトレッド面(路面と接する部分)にできるだけ様々な角度から負荷を与えて表面の薄皮を剥がせばいいわけです。

一般道なら、直線道路もあれば左右のコーナーもあり、また信号での停止、発進もあり、トレッド面に様々な角度の摩擦を発生させることができます。

高速道路はほぼ直線道路なので、やや距離を多めに走ることで対応する、ということになります。

また、新品のスタッドレスタイヤで慣らし走行をやったほうがいい理由には、上記のような薄皮を剥く目的だけではなく、タイヤのビード部分とホイールのリムを馴染ませる目的もあります。

最近のスタッドレスタイヤにはファーストエッジ加工と呼ばれる皮むき不要が謳われている製品があります。下したての状態からスタッドレスタイヤに要求される「吸水」「密着」「引っかき」の3性能を発揮するタイヤです。

しかし、こうした高性能タイヤであっても、従来より初期性能がいいというだけで、表面に薄皮が発生する物理特性は避けられませんし、また、ビードとリムを馴染ませるためにも、やはり皮むき走行あるいは慣らし走行はやったほうがいいと思います。たいした手間ではないのですから、やったほうがいいに決まっていますよ。

下記の記事も参考になさってください。

⇒⇒新品スタッドレスの皮むきに必要な距離|高速?一般道?

⇒⇒スタッドレスタイヤの製造年が古いが使ってもいい?

⇒⇒スタッドレスタイヤの寿命|5年目・6年目・7年目はOK?

⇒⇒スタッドレスタイヤの寿命|10年目・10年落ちは使える?

⇒⇒スタッドレスタイヤの空気圧|寿命・年数|スタッドレスは走行距離何キロ?10年は無理?

ご覧いただきありがとうございました。




ABOUTこの記事をかいた人

元保険代理店代表です。ほぼ毎日新しい記事を追加しています。何かお役に立つ記事があったら、次のお役立ちのためにお気に入りに登録していただけるとうれしいです。励みになります。また、スーパーWebライター・グレース泉の記事もよろしくお願いします(署名入り)。