【3分解説】ブレーキブースターからエア漏れでブレーキ負圧が抜ける

ブレーキブースター・エア漏れ・ブレーキ負圧・抜ける

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ブレーキブースターからエア漏れでブレーキ負圧が抜ける

走行中にブレーキをかけると、その度に、ブレーキペダルの付け根あたりでシューシュー空気が漏れるような音がしたら、それはブレーキブースターからのエア漏れです。つまり、ブレーキの負圧が抜けている状態です。

車のブレーキはドライバーの踏力だけではとても制御できるものではありません。圧倒的に力が不足するのです。

そこで、ドライバーの踏力を1とすると、その力が3~7くらいになるようにアシストする力が必要で、このアシスト力をブレーキブースターが発生させています。

ブレーキブースターが発生させているアシスト力は、具体的には、「負圧」です。通常の空気圧より低い空気圧を作り出すことで、「通常の空気圧」⇒「低い空気圧(負圧)」という空気の流れを発生させる。この空気の流れこそが負圧を利用したブレーキブースターの働きです。

「負圧」は、ガソリン車の場合、エンジン燃焼に必要な空気を取り込むインテークマニホールドに発生する負圧を利用しています。ディーゼル車やハイブリッド車の場合は独立した真空ポンプにより負圧を発生させています。

いずれにしても、こうして発生させた負圧によりブレーキブースターはアシスト力を作り出しているのですが、ブレーキブースターが劣化すると、せっかく作りだした負圧によるアシスト力が漏れることがあります。

いわゆる「エア漏れ」とか「負圧の抜け」と呼ばれる現象です。

ブレーキペダルを踏む度にシューシューする音は、この「エア漏れ」あるいは「負圧の抜け」が発生している音です。

ブレーキブースターの不具合はassy交換が原則

ブレーキペダルの付け根でシューシューエア漏れの音が発生するようになったら、ブレーキブースターをユニットごとアッセンブリー交換するしかありません。

まれに、ホース部分に亀裂がある場合は、ホースの交換だけで済むこともありますが、多くのケースではassy交換するしかありません。

車のパーツには、分解・オーバーホールで対応できるものと、ユニットごと交換するしかないものとがありますが、ブレーキブースターはユニット交換になるパーツです。

  • ホースの交換だけで済む場合は、部品代と工賃の総額で6,000円~10,000円程度
  • ブレーキブースターのassy交換の場合は、部品代・工賃・ブレーキフルード交換等を含めた総額で15,000円~60,000円程度

となります。

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ご覧いただきありがとうございました。